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お名前: 杏樹
投稿日: 2005/5/19(01:27)
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涼音さん、こんにちは。
〉多読の目標、そう聞かれる度に"The Moon Is a Harsh Mistress(by R.A.Heinlein
〉 邦訳:月は無慈悲な夜の女王)"を読むことだと言ってきました。
〉読んだ語数も三百万語を越え、一応、一般PBも1冊は読みきったし、ということで、
〉そろそろその目標に向け、少し自分の読む方向を変えてみようかと思ったのが
〉ほぼ半年前。
〉と・い・う・こ・と・で
〉これは、SFに挑み、そして、それに到達する。。。。。筈の物語の第1章である。
お〜!パチパチパチ!ヒュー!ヒュー!
〉・・・・・・となるとい〜な〜^^;;
あら…
〉まぁ、なるかどうかはともかく、書評を見た感じでは、あまりまだSFに挑まれて
〉いる方は多くないような感じですので、SFへの登り口を探す糸口にぐらいはなる
〉かな〜と軽いのりでいってみましょ〜〜。
ハイラインは昔気に入って何冊も読みましたが、忘却の彼方へ去ってしまったものも多くて…。ハイラインは物語が面白いので、次々と読んでいきました。特に「月は無慈悲な夜の女王」と「夏への扉」は印象が強いです。涼音さんが読みたいといっていたのでついにその時が…?!と期待いっぱいです。
SFには今は興味が薄れてしまいましたが、ハインラインはおもしろかったな〜という記憶だけはしっかり残っています。
〉さて、まず手にしたのは、HeinleinとしてはSF色が薄く、多分読みやすいだろうと
〉思ったこちら。
〉■The Door into Summer (by R.A.Heinlein) YL 9.5以上 ☆の数未定
〉 邦訳:夏への扉
〉多分20-30年前。。。。。。おっと乙女は24才をこえてはいけないので、
〉10年ほど前^^;;、邦訳で1回読んでいます。多分こどもの頃、抄訳も読んでます。
〉ざっくりとした筋は記憶してますが、さすがにdetailまでは覚えていないので
〉丁度いいかと思ったら、、、、、惨敗。
〉第1章だけは読みきったんですけどねぇ。なんとか状況が想像できるにはできるん
〉ですが、猫のピートの猫語は楽しいんですが、これを読みつづけるのはしんどすぎる。
〉投げました。
あらら。難しかったですか。猫語は原書だとどんな感じなんでしょうね。
ハヤカワの猫の後姿の表紙を覚えています。猫好きなもので。
〉で、Heinleinってジュブナイルも結構たくさん書いてるから、それならなんとか
〉なるかとAmazonから5-6冊仕入れてみました。
ハイラインのジュブナイルっておもしろそうですね。
〉■Have Space Suit - Will Travel (by R.A.Heinlein) YL 9.5 ☆☆☆+
〉 邦訳:スターファイター
〉大学入学資金にも困るKip(Clifford Russell)は月へ行きたいと願います。月旅行
〉の懸賞応募の大作戦の後、月旅行にははずれましたが宇宙服を手に入れます。
〉宇宙服Oscarを完全に整備し、手放すことを決意した時、円盤で逃げてきたPeeweeと
〉Mother Thingに会うのでした。3人は宇宙人Wormfaceに捉えられて月へ連れ戻され、
〉そして冥王星へ、ベガへ、小マゼラン星雲へと旅は続くのでした。
〉ジュブナイルSFなので、多少はなんとかなり、邦訳は読んだことないにも関わらず、
〉読みきりました。でも、Heinleinのジュブナイルって、多分「対象が高校生ぐらい
〉で、内容的に青年の成長物語になっていて、エッチなシーンがない」程度の意味
〉のようで、一般PB並と思った方が良さそうです。
〉大体が、有名なStar Ship Troopers(*)もジュブナイルに分類されてるぐらいですし。
〉この本、Heinlenにしてはちょっと内容が薄い感じがするのが残念な所。
〉 * Star Ship Troopers 邦訳:宇宙の戦士
〉 日本では、ガンダムのモビルスーツの原型となったことで有名。
〉 何年か前、映画化されたが監督自身原作を読んでいないということで
〉 全く別の物語となっている。
YLが9.5…ちっとも読みやすくなさそう…。
でもジュブナイルの定義はなんとなく納得です。少なくとも「やさしい本」とは言えないんですね。
〉■The Rolling Stones (by R.A.Heinlein) YL 9.5 ☆☆☆
〉 邦訳:宇宙の呼び声
〉Stone家のふたごが中古の宇宙船でLunar Cityから旅立とうと考えた時、まさか
〉家族全員が着いてくることになろうとは思わなかった。火星でひと悶着した挙句、
〉小惑星への道のりで火星生物のFlatCatが繁殖してしまって大変なことに。そして
〉小惑星帯で迎える危機とは。 Stone一家の宇宙珍道中記。
〉ということでジュブナイル2冊目。邦訳は読んでません。
〉内容的には、"The Moon is a Harsh Mistress"の後の時代設定のようで、出てく
〉る人物が重なっていたりします。が、まぁ、気が付けばにやりとできるという程
〉度のことで知らなくても大勢に影響はありません。
〉私の理解が低いのか、Heinleinにしては、あまりおもしろいという気がしませんでした。
うーん、お疲れ様でした。YLはやっぱり高いようで…。
「月は無慈悲な夜の女王」と関連があるんですね。
ハイラインって「未来史」シリーズってありましたよね。作品の多くがつながってるという…。それでしょうか?すみません、すっかりウロ覚えで。最初に月へ行く話は読んだ覚えがあるのですが。それでハインラインの世界では月に到達するとすぐ開発が始まったのに、現実は一度行ったきりで何も起こらないな〜と思いました。
〉■Citizen of the Galaxy (by R.A.Heinlein) YL 9.5 ☆☆☆☆☆
〉 邦訳:銀河市民
〉9惑星連邦の首都Sargonで少年Thorbyは奴隷として売りに出された。買い取ったのは
〉片目片足のこじき、Baslim the Cripple(いざりのバスリム)だった。Baslimは少年を
〉育て、安らぎをあたえていく。しかし、彼の行動はちょっと変だった。どうやら、
〉Baslimは何か諜報活動のような事をしているらしい。Baslimが殺された時、Thorbyは
〉メッセージを持ち、自由貿易船へ行くのだった。
〉Thorbyの変遷の中、いくつもの社会構造、人の行動が描き上げられていきます。
〉その中でThorbyはどうなっていくのか。息をつかせぬ展開が繰り広げられます。
〉ジュブナイル3冊目。邦訳では多分7〜8回は読んだと思います。ジュブナイル
〉であるというのは、今回初めて気が付きました。邦訳読んでると全然ジュブナイル
〉という気がしないので。
〉7〜8回は読んでいるというのでもわかるとおり、私の大好きな話のひとつです。
〉多分ジュブナイルではTop3に入るもの。その分、英語は難しいのですが。
〉あ〜、読んでよかった〜。でも、これきっと邦訳読んでなかったら私投げてます^^;;
読めてよかったですね。やっぱりそれだけおもしろかったんですね。きっと「愛」ですね〜。私も読みたくなってきました…が、とても届きそうにないような気が。
ジュブナイルでYL9.5だと、それ以外の本は…同じぐらいのものなんでしょうか。
だとすると、ジュブナイルよりも自分が好きな本を選んだほうがいいのではないでしょうか。
でもいきなりYL9.5を読んだのは、すっごい快挙じゃないですか?もっと「読んだよー!!」と大騒ぎしてもいいほど…。
〉というような訳で、to be continued..........
〉って、次は一体いつでしょ〜〜〜。半年後ぐらいかな?^^;;
コンダラにならない程度にHappy Readingしてください。
〉# 本当は、PaperBackの広場があるうちに、こういう紹介が書きたかったのです。残念。
PBの広場が復活するといいですねえ。
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