The road to Heinlein(ハインラインへの道) - Part 1 -

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796. The road to Heinlein(ハインラインへの道) - Part 1 -

お名前: 涼音
投稿日: 2005/5/18(18:56)

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涼音です。

多読の目標、そう聞かれる度に"The Moon Is a Harsh Mistress(by R.A.Heinlein
 邦訳:月は無慈悲な夜の女王)"を読むことだと言ってきました。
読んだ語数も三百万語を越え、一応、一般PBも1冊は読みきったし、ということで、
そろそろその目標に向け、少し自分の読む方向を変えてみようかと思ったのが
ほぼ半年前。

と・い・う・こ・と・で

これは、SFに挑み、そして、それに到達する。。。。。筈の物語の第1章である。

・・・・・・となるとい〜な〜^^;;

まぁ、なるかどうかはともかく、書評を見た感じでは、あまりまだSFに挑まれて
いる方は多くないような感じですので、SFへの登り口を探す糸口にぐらいはなる
かな〜と軽いのりでいってみましょ〜〜。

さて、まず手にしたのは、HeinleinとしてはSF色が薄く、多分読みやすいだろうと
思ったこちら。

■The Door into Summer (by R.A.Heinlein)  YL 9.5以上 ☆の数未定
     邦訳:夏への扉

多分20-30年前。。。。。。おっと乙女は24才をこえてはいけないので、
10年ほど前^^;;、邦訳で1回読んでいます。多分こどもの頃、抄訳も読んでます。
ざっくりとした筋は記憶してますが、さすがにdetailまでは覚えていないので
丁度いいかと思ったら、、、、、惨敗。
第1章だけは読みきったんですけどねぇ。なんとか状況が想像できるにはできるん
ですが、猫のピートの猫語は楽しいんですが、これを読みつづけるのはしんどすぎる。
投げました。

で、Heinleinってジュブナイルも結構たくさん書いてるから、それならなんとか
なるかとAmazonから5-6冊仕入れてみました。

■Have Space Suit - Will Travel (by R.A.Heinlein)  YL 9.5 ☆☆☆+
     邦訳:スターファイター

大学入学資金にも困るKip(Clifford Russell)は月へ行きたいと願います。月旅行
の懸賞応募の大作戦の後、月旅行にははずれましたが宇宙服を手に入れます。
宇宙服Oscarを完全に整備し、手放すことを決意した時、円盤で逃げてきたPeeweeと
Mother Thingに会うのでした。3人は宇宙人Wormfaceに捉えられて月へ連れ戻され、
そして冥王星へ、ベガへ、小マゼラン星雲へと旅は続くのでした。 

ジュブナイルSFなので、多少はなんとかなり、邦訳は読んだことないにも関わらず、
読みきりました。でも、Heinleinのジュブナイルって、多分「対象が高校生ぐらい
で、内容的に青年の成長物語になっていて、エッチなシーンがない」程度の意味
のようで、一般PB並と思った方が良さそうです。
大体が、有名なStar Ship Troopers(*)もジュブナイルに分類されてるぐらいですし。
この本、Heinlenにしてはちょっと内容が薄い感じがするのが残念な所。
  * Star Ship Troopers 邦訳:宇宙の戦士
   日本では、ガンダムのモビルスーツの原型となったことで有名。
   何年か前、映画化されたが監督自身原作を読んでいないということで
   全く別の物語となっている。

■The Rolling Stones (by R.A.Heinlein)  YL 9.5 ☆☆☆
     邦訳:宇宙の呼び声

Stone家のふたごが中古の宇宙船でLunar Cityから旅立とうと考えた時、まさか
家族全員が着いてくることになろうとは思わなかった。火星でひと悶着した挙句、
小惑星への道のりで火星生物のFlatCatが繁殖してしまって大変なことに。そして
小惑星帯で迎える危機とは。 Stone一家の宇宙珍道中記。 

ということでジュブナイル2冊目。邦訳は読んでません。
内容的には、"The Moon is a Harsh Mistress"の後の時代設定のようで、出てく
る人物が重なっていたりします。が、まぁ、気が付けばにやりとできるという程
度のことで知らなくても大勢に影響はありません。
私の理解が低いのか、Heinleinにしては、あまりおもしろいという気がしませんでした。

■Citizen of the Galaxy (by R.A.Heinlein)  YL 9.5 ☆☆☆☆☆
     邦訳:銀河市民

9惑星連邦の首都Sargonで少年Thorbyは奴隷として売りに出された。買い取ったのは
片目片足のこじき、Baslim the Cripple(いざりのバスリム)だった。Baslimは少年を
育て、安らぎをあたえていく。しかし、彼の行動はちょっと変だった。どうやら、
Baslimは何か諜報活動のような事をしているらしい。Baslimが殺された時、Thorbyは
メッセージを持ち、自由貿易船へ行くのだった。 
Thorbyの変遷の中、いくつもの社会構造、人の行動が描き上げられていきます。
その中でThorbyはどうなっていくのか。息をつかせぬ展開が繰り広げられます。 

ジュブナイル3冊目。邦訳では多分7〜8回は読んだと思います。ジュブナイル
であるというのは、今回初めて気が付きました。邦訳読んでると全然ジュブナイル
という気がしないので。
7〜8回は読んでいるというのでもわかるとおり、私の大好きな話のひとつです。
多分ジュブナイルではTop3に入るもの。その分、英語は難しいのですが。
あ〜、読んでよかった〜。でも、これきっと邦訳読んでなかったら私投げてます^^;;

というような訳で、to be continued..........

って、次は一体いつでしょ〜〜〜。半年後ぐらいかな?^^;;

# 本当は、PaperBackの広場があるうちに、こういう紹介が書きたかったのです。残念。

▼返答


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