[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/11/24(08:16)]
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771. Re: MOMA親爺まとめてお返事(ネタバレ?あるかも:注意)
お名前: MOMA親爺
投稿日: 2005/5/3(12:48)
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ブラッドベリは子供のころ読んでいたというのが、僕にはとても大きいような
気がします。SFといえばACクラーク、ハインライン、ベスター等々目立つ人が
一杯いて、ブラッドベリはちょっとはずれた感じだったんですね。でもいまや、
一番印象に残っているんです。なんでだろう?
華氏451だとオーウェルと重なりますよね。他の作品はちょっと違うような
気もしますが
>そっかぁ、読もうかな、僕も。
ぜひ、お読み下さい(責任は持てないナア)ブラッドベリはどうしても一文に拘りた
くなるけど、この本に限っては、拘らなくて、読み飛ばしてもいいって感じ。そこは
多読風には売りかもしれません。「誰かが道をやってくる」なんかだと、どうしても
一つ一つの文章を味わいたくなりそうで(まだ読んでませんが)、そういう意味で、
まだ読めない、読むのがもったいない、読むのが怖い、ような気がします。
>幼少の砌にハヤカワ文庫で読みまくりました。
>好きな作家の一人です。
そんな人が多いようで、わたしゃ、うれしい・・です。
>(原書で読むには、まだ87万光年位ありそうですが。。。)
ワープ!ワープ!ですぞ。だけど「誰かが道をやってくる」なんかは、私もまだ
こわい感じがします。いいたくないけど、「子供の頃読んで以来、何十年もよんだ
ことがないわけで、同じ気分や高揚感を感じることなど、今の自分にはもうないので
はないかという、そんな畏れをフト思うからですが」
ただ、英語でよむなら、ちと感覚が違うこともあるかも。勇気を出していってみま
すか・・!
>そういうお話だったのですね。
>これは「買い」ですね。
そういうお話だったんですが、いくらネタバレといっても、物語の大事な流れは私
語っていません。最後の方は「教育や情報があればいろいろなことができる力のあ
る人間だと百も承知でやっていたということですものね。」というsumisumiさん
のお書きになったことが物語になっていきます。さて、どのようなプロットか?
お読み下さい(笑い)
>支配するポイントとして、字を教えないこと、というのがありました。
これは僕は実はサッカーの「Holes」でも強く感じたことなんです。
字を読めない副主人公にスタンリーが字を教えることと、大人の対応そして、
その派生・・・。
また、掟破りをやって、皆さんを騒乱に巻き込もうかな・・sumisumiさんもよろしく!
>英語で読むとどんな感じなんでしょう?
「たんぽぽのお酒」だと、初めの方は、これは日本語と変わりません。いきなり
あの世界に入り込めます。ただし、ひどく疲れる。テンションが10倍は違います。
私の場合。英語が難しいのと、普段なら読み飛ばしている単語群がやはり、
見逃せなくて。この感覚分かります?
オフ会でまた語りましょう!
>>ついにブラッドベリを読んだ!読めた!感慨ひとしおです。
>そのお気持ち、すっごくよくわかります。
あっりがっとーございます。そうなんですよ、うれしいですよ。
難しくて、重いのですか・・・。
>「たんぽぽのお酒」も情景描写や心理描写の部分が、比喩的であったり、
>修飾が多くて1文が長く、時々、話を見失ったり。
>あと、馴染みのないものが出てくると、一体どんなものなのか、なかなか想像できなか>ったり。
>いったん、イメージが頭の中でできあがると読みやすくなるんですけどね。
正直、何回も読もうとしているんですが、なかなかそこまでいかないんです。
>いったん、イメージが頭の中でできあがると読みやすくなるんですけどね。
これ、ヒントだなあ!そこまで長く読んでいないので、勇気を出してそこまで
いってみようかな!!
「華氏451度」は、読み飛ばしができます。読み飛ばしで勢いで読んでいく
本のようです。ブラッドベリの本の中ではむしろ異質なのかも!だから読めたのかも
しれないと思います。
いずれにしても、PBに目覚めてしまいました。停滞から回復中のMOMA親爺ですが
これからもよろしくお願いします。
>その方にお会いするたびに聞いた記憶のある、そういう意味でなじみの作家です。
それこそ、SSS多読の醍醐味ではないですか。一人一人の世界は小さいから。
「世界の中心で愛を叫んだ」気になっている私も、一応謙虚に「自分とは全く
違う人たちがいて、一聴に値することを語ってくれる人もいる」と思ってはいますし。
同時に「自分が固まってしまうと『一聴に値する』筈のことが、いつか聞こえてこな
くなる」という畏れ、恐怖感をやはり自覚しています。
「ビンビンの感性」というのは若い頃は当たり前の属性だけど、これメンテしないと
どんどん失われていく(実感としてです)。古いものではなくて、今の新しいことに
「はっと」させられない自分は、やはり悲しいものがありますが、歳をとるとそんな
ものを「けっ!昔はそんなものじゃなかったよ。なんでそんなのに興奮するの?」と
かいってしまいがちで、最近ますますその傾向が暴走している40台のMOMA親爺で
すが、「最近なんか、おもろいことしりませ〜〜ん?」切に願う。
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