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お名前: アトム http://abookstop.blog8.fc2.com/
投稿日: 2005/4/30(21:28)
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アトムです。こんばんは。
重い腰を上げ、やっと「社会科」特集に手をつける気になりました。
社会科って守備範囲が広いので、考えるのが面倒だったのです(爆)。
うーーーーむ、まずは「働くおじさん」からいきます。
■Busiest People Ever Richard Scarry レベル1 総語数1,400語 ★★★★
(邦題:不明)
職業の事典みたいです。Lawly Wormが大活躍。
でもね、Gardener とかCarpenterはわかるけれど、
Pumpkin-car driver とかapple eaterはありですか?
突っ込みどころ満載で楽しいです。
■Fire! We're On The Way! 山本忠敬 レベル0 総語数240語 ★★★★★
(原題:かじだ、しゅつどう)
アーサー・ビナード訳。消防車が大活躍する絵本。
真面目な絵本で、話は簡単なのですが、臨場感たっぷりで、
ドキドキしながら読みました。
「働くおじさん」に消防士は不可欠。
■Officer Buckle and Gloria Peggy Rathmann レベル3 総語数640語 ★★★
(邦題:バックルさんとめいけんグロリア)
コールデコット賞。バックルさんは警察官。学校でSafty Speechをしても誰も聞いていない。
あるとき警察犬Gloriaがやってきたので一緒にSafty Speechをしていたら、
なんとみんな一生懸命聞いてくれている!ところがそれは…。
Safty Tipって安全標語みたいなもののこと?
「働くおじさん」に警察官も不可欠。
■Walter the Baker Eric Carle レベル2 総語数860語 ★★★★
(邦題:パン屋のウォルター)
カールさんはこのお話を、おばあちゃんの昔話と、実際にパン屋さんをやっているおじさんから思いついたんですって。
パンが食べたくなりました。
町にはパン屋さんも不可欠。
■Trashy Town Dan Yaccarino レベル0 総語数340語 ★★★★
(邦題:不明)
Andrea Zimmerman & David Clemesha作。
Mr. Gillyの仕事は街のごみを集めること!町じゅうをきれいにするGillyさんはえらい。
この本の、大胆な色使いだけれど落ち着いた色調がお気に入り。
これね、ビデオがね、すごく楽しいです。
この人はタコのオズワルドの人です。(って前回も紹介したような)
いや、なかなかうまい選出でしたな。(ご満悦)
ただ、「働くおじさん」そのままに、本当におじさんばかりになってしまいました。
えっと次はですね、んーーー、地理。
■Maybelle the Cable Car Verginia lee Burton レベル3 総語数1,570 ★★★★
(邦題:ちいさいケーブルカーのメーベル)
絵がいい。すごく優しくて。さすがバートンさん。
サンフランシスコで実際にあった、ケーブルカーの廃止反対運動に基づいて書かれています。
こんな固めの題材が素敵な絵本になりました。
■The Little Red Lighthouse and the Great Gray Bridge Lynd Ward レベル3 総語数1,200語 ★★★★
(邦題:ちいさな赤いとうだい)
Hildegarde H. Swift作。
この誇らしげな赤くて小さい灯台は本当にハドソン川のGeorge Washington橋のふもとにあるそうです。
お話もよかったですよ。
■This is New York Miroslav Sasek レベル3 総語数1,290語 ★★★★★
(邦題:ジス・イズ・ニューヨーク)
■This is Paris Miroslav Sasek レベル3 総語数940語 ★★★★★
(邦題:ジス・イズ・パリ)
セサックさんの復刻版!
(この邦題、「これはパリです」よりはマシか)
他にもあります。ロンドンとか、サンフランシスコとか。私は読んでいませんが。
昔ね、お酒のCMに使われていたと思います。この絵、見たらわかると思います。
懐かしい感じがします。
なんせ描かれたのが古いので、最後に注釈があります(笑)。
英語も易しそうで、密かに読みにくい。でも、絵がいいのよ〜。
■Eloise in Paris Hilary Knight レベル5 総語数4,300語 ★★
(邦題:エロイーズ、パリへいく)
Kay Thompson作。タイトルの通りのお話です。
文章はフランス語交じりでさっぱりでした。
モスクワに行くお話もあるようですね、私は読んでいませんが。
地理って、パリとアメリカだけ。(爆)
そうそう、エロイーズちゃん、これを紹介しないと。
■Eloise Key Thompson's レベル3 総語数3,500語 ★★★
(邦題:エロイーズ)
でもね、私、このシリーズ好きじゃないです。エロイーズちゃんはダメ。
エロイーズちゃんがダメだと、きっとコブタのオリビアちゃんもダメだと思います。
でもね、このエロイーズちゃんもオリビアちゃんも、絵がいいの。
困るのよね、そういうのはね。(爆)
じゃあ、もう少し専門的に文化比較はどうでしょう。
こういうのはどういう分野になるのかよく分からないのですが。
■People Peter Spier レベル2 総語数770語 ★★★★★
(邦題:せかいのひとびと)
まず、スピアさんの絵がすごいですよ。
でも、私が一番笑ったのが、「世界にはいろいろな文字がある」ってところでした。(笑う本ではないんだけれど)
まずページをざっと見て日本語を探しました。
そうしたらカタカナがあったの。Japanese(Katakana)と書いてあるところに、
「ホウニマナコヲク」と意味不明な縦書き。はい?
まあ、意味がなくてもしょうがないなあ、と思いながらその隣を見ると、Japanese(Hiragana)と書いてありました。え、平仮名?
普通、平仮名のほうが片仮名より先に目に入りそうなものなのですが、
その平仮名がね、草書体っていうのか、もっと崩れた字で判読不可能で。
日本人の私が読めない平仮名が紹介されていたのです。
でもスピアさんはこれが日本語らしいって思ったのでしょう。
コレを見たら、同じに紹介されている中国語もすごく怪しいし、
韓国語も怪しく見えました。(笑)
いや、それで、この本は、世界にはいろいろな人がいて、誰一人同じではない、という内容です。
■Throw Your Tooth on the Roof - Tooht Traditions from Around the World
G. Brian Karas レベル2 総語数2,100語 ★★★★
(邦題:はがぬけたらどうするの?せかいのこどもたちのはなし)
Selby B. Beeler作。抜けた歯をどうするか?という本。
枕の下に入れておく、屋根の上に放り投げる、といったものが多いけれど、
それ以外にもへえー、というのがいろいろあって面白かったです。
世界中にいろんな風習があるんです。歯、すごいぞ。
巻末に歯の科学的な情報があります。語数には、科学的な情報ページを含んでいません。
■Madlenka Peter Sis レベル0 総語数340語 ★★★★
(邦題:マドレンカ)
マドレンカちゃんはニューヨークに住んでいる。
同じブロックに住んでいるご近所さんはみないろんなところの出身で、
いろいろな国の言葉で挨拶してくれる。
ある日、マドレンカの歯がぐらぐらしてきた。みんなに知らせなきゃ!
■Madlenka's Dog Peter Sis レベル0 総語数160語 ★★★★★
(邦題:マドレンカのいぬ)
Madlenkaは想像上の犬と散歩に出かけます。想像上の犬って誰にも見えないと思うでしょ?
でも違うの。Madlenkaのご近所さんは、みんな自分だけの犬が見えているんです。
これはMadlenkaのご近所物語シリーズです。
Madlenkaがどこで誰にあったのか、ちゃんと説明図がついています。
ニューヨークならではのお話だなあ、と思いました。ワンブロックで世界一周ができちゃう。
■The Littlest Matryoshka Kathryn Brown レベル2 総語数1,420語 ★★★★
(邦題:不明)
Corinne Demas Bliss作。ロシアの文化研究として(笑)。
ロシアの職人に作られたマトリョーシュカ人形、Anna Olga Varka Vanda Nadia Ninaの6姉妹。
一番大きいAnnaは姉妹をしっかり守るように言われて送り出されましたが、
一番小さいNinaがいなくなってしまいます。姉妹は再び巡りあえるでしょうか。
いいお話でした!
■When a Bull Fights with a Bull Keika Nakajima レベル3 総語数1200語 ★★★
(邦題:不明)
みやかわけんじ作。今度は日本の研究(笑)。
作者はブラジル生まれで、世界中を旅しつつ、日本に住んでいたらしい。(変な言い方だね<自分)
日本の闘牛のお話。女の子と牛の交流が描かれています。
じゃ、次は歴史?
■The Titanic Lost... and Found Keith Kohler レベル1 総語数1,500語 ★★★★
(邦題:不明)
Judy Donnelly作。タイタニック号ですね。Step Into Readingです。
タイタニックの教訓が現在に生かされている、という事実がわかって面白かったです。
■My Nine lives by Clio Marjorie Priceman レベル2 総語数1,200語 ★★★★
(邦題:不明)
猫の日記です。このネコ、輪廻で(?)この世に9回、生を受けているので、
9回分の日記です。歴史のあちこちに出没。
猫が書いているので字は読みにくいですが(爆)、類まれな猫です。面白かったです。
■Rose Blanche Roberto Innocenti レベル3 総語数1,100語 ★★★★
(邦題:「ローズ・ブランチュ」「白バラはどこに」)
第二次世界大戦のドイツでの出来事。戦争のお話です。
もともとあったお話のリトールドなのかな?
こんなのが絵本になるんだ、と思いました。
一般市民は何も知らされていなかった、ということがわかる悲しいお話。
一部熱弁を振るってしまって、ずいぶん長文になってしまいました。
ありがとうございました。
(あ、社会科って「政治・経済」って分野もあったかも。ま、次回)
近況:
mangaデビューしました。
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