[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/11/24(01:06)]
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お名前: みちる http://blog.goo.ne.jp/michiru_tsukiusagi/
投稿日: 2005/2/1(00:17)
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一月半くらい前に、神保町の三省堂で見かけて、気になっていた本です。
翻訳も代田さんなので、間違いないなぁと期待していたところ、
Julieさんのご報告を見て、早速読んでみました。(日本語でですが。)
(代田さんの訳好きなのですよね。彼女の訳している本も好きです。)
個人的には、文句なしの★★★★★
すごくよかったですよ〜。
日系三世の12才の女の子の姉の、家族の回想記というのでしょうか。
多分、最初の一ページで最後がどうなるかというのは分かるのですが、
(それはその状態で書いたものというのが分かるからであって、ネタばれとか
そういうのじゃありません。)その過程、そこまでのきらきらは読ませます。
やや淡々とした透明感のある文章、姉への思い、いくつものきらきら、やるせない日系の
人の現実。
悲しみも多い作品ですが、明るさも、思いもあふれる作品です。
どこか、江國香織さんの回想的なエッセイ集のような感じでしょうか。
切ないのだけど、ちょっと甘やかで、あったかい感じ。
姉妹がいる方が読んだらさらに感じるのだろうなぁと。
なんだか、ちょっと残念に思ってしまうほど・・・。
ちなみにこの本は、日本語が似合う本でした。
舞台はアメリカなのだけど、日本語で書かれた本といわれたらそうだろうなぁと思って
しまいそうなほど。
日本語で買って持っていようかなぁなんて思ったりして。
それでは、また。
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