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お名前: 杏樹
投稿日: 2014/5/10(00:18)
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「ゲド戦記」4巻をリベンジした後全くの未読の外伝「Tales from Earthsea」とと最終巻「The Other Wind」を読みました。外伝はアースシーのいろいろな時代のお話がいくつか入っていまして、最後のお話は最終巻につながるので、こちらを先に読んだ方がいいらしいので、外伝を先に読みました。
外伝はかなり難しくて読みにくかったです。理解度はかなり低いです。school of Rokeの由来とか、Ogionが地震を食い止めた話とか、興味深いネタがいろいろあるのですが。最後のDragonflyは最後が「はあ?」でした。
そうしてやっと最終巻にはいりますと、こちらはずっと読みやすかったです。この違いは何なんでしょう。物語にはいっていけるかどうかの違いなのでしょうか。AlderがGontに来たところから、どんなお話が始まるのかワクワクできて、しかもそこに来た不思議な理由がどう解決するのかと思ったら、話がどんどん広がって行って。Tehanuからかなり年月が経っているのにビックリしましたけど。
こちらも最後の方は一体どういうことなのかわかりにくい所もありました。結局アースシーのシリーズってこういうものなのかと思いました。
特に4巻「Tehanu」と5巻「The Other Wind」はすっかり児童書ではなくなって、ある程度年をとってから読まないと、年を取った登場人物に感情移入して読めないんじゃないかと思います。
日本では最初の3冊が出たときに児童書の体裁で出版され、私もそれにだまされて児童書だと思って読もうとしたのですが、ずっと年月がたってから4巻が出て、さらに外伝と5巻が出た時、日本語版ではどういうスタンスで出版されたんでしょうね。
他でもちょこっと書きましたが、辞書を時々引きながら読みました。持ち歩ける大きさの英英辞典がないので仕方なく英和辞典を本と一緒に持っていますが、たまにしか引かないのでほとんど「飾り」みたいなものです。英英辞典が使える時は英語で「そういうことか」とわかるのがおもしろくてけっこう引きます。
それで感じることは、辞書を引いても立ち止まるとか、面倒とか全然思わないのです。辞書を引いても引かなくても読速に全然影響があるように感じないのです。スムーズにわかることもあればそうでもないこともあり、それでも別に気にしないでそのままどんどん読んでいくだけ。これこそが「辞書なんかどうでもいい」境地の一種かもしれないと思いました。
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