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3138. Gone Girl:こんなにすごいサイコスリラー(ホラー)は初めて
お名前: wkempff
投稿日: 2014/1/16(23:33)
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書評システムに、あらすじなどを投稿させていただきましたが、あまりに凄い本だったので、こちらでも紹介させていただきます。
新進気鋭の女流作家、Gillian Flynnの第三作です。例の、Stephan Kingの、11/22/63と競合したため、大きな賞は取り逃がしているようですが。
間違いなく、私が読んだ本の中で、もっとも怖い本です。
何回か悪夢を観ましたし、物理的に吐き気を覚えた部分もあります。
かなり恵まれた夫婦が、互いに嘘を重ねて壊れていきます。しかし、サイコパス、ソシオパスの妻の怖さといったら。。。。
二重三重に捩れたストーリー展開で、次が全く予測できず、先を急いで読みたくなり、読むと鳥肌が立ってきます。
一度、このサイコパスは、抜けた一面を見せて、ちょっと読者を安心させるんですね。その後、再び、恐怖が襲ってきて、蟻地獄にはまったような感覚にとらえられます。
あらすじは、重複を避けますので、どうか、私の投稿した、書評のほうをご覧ください。
英語のレベルは、多少高いように思います。特に、ビジネス英語からはいった私のようなものには苦手な、生活用語や、心理的駆け引きのような用語がたくさん出てきます。
前半は比較的丹念に辞書を引き(200語くらい)、後半は、辞書を引く暇が惜しくなって、ずいぶんと頻度を減らしました。
ジャンル別洋書おすすめ500、でお世話になっている、渡辺由佳里さんも、下記のように絶賛しています。
{。Gone Girlは、後味は悪いものの、歴史に残る稀な傑作である。}
エンディングを含め、後味の悪さも保障しますが、これ異常怖いエンディングは無い、と思います。
▼返答