BRIGHT YOUNG THINGSという本を見つけました。

フランス・アマゾンをウロウロしていた時のことです。１９２０年代っぽいモダンな女性の絵のカバーの本が目に留まりました。好きな時代なので気になったのです。でもフランス語は児童書でもまだまだ読むのが大変なので、一般書などまったく無理です。読みたいな〜と思ってよく見たら、どうも原書は英語らしい。それなら読めるかもしれません…と思ってamazon.comで原書を探してみました。

そうしたら、作者は１９世紀のニューヨークの上流社会のシリーズを書いた本で人気があるようです。これはその後に書き始められた最新シリーズです。カバーの絵がフランス語版と全く違いましたけど…フランス語版の方がモダンなデザイン風に仕上げられていたんですけど…。
英語ならまだ読めるかな〜という希望はありますが、ヒストリカル・ロマンスでも飛ばしながらやっとこさで読んでいる状態です。読みやすさが全くわからない未知の本を買って大丈夫でしょうか。…と思ったのですが、目標本として積んでおこうかと思って思い切って注文することにしました。そのまま未読本の中に埋もれてしまう可能性が大いにあるのですが。

そうして本が届いたら一応中も見てみたくなります。まずプロローグ…ちょっと難しいかな…でも３ページ足らずで終わってしまった。だったら第１章もちょっとのぞいてみようかな…あれ？わかる？読める？なんか、スムーズに進むような…もうちょっと読んで…やっぱり進む。こうなったら全部読んでしまおう！
ということで、予想外の本をいきなり読んでしまいました。

その本の紹介です。
BRIGHT YOUNG THINGS
Anna Godbersen著
[url:http://www.amazon.co.jp/Bright-Young-Things-Anna-Godbersen/dp/0061962678/ref=sr_1_4?s=english-books&ie=UTF8&qid=1349880051&sr=1-4]

1929年、オハイオに住むCordeliaとLettyは子どもの時からの親友。二人は1日1本の汽車に乗って憧れのニューヨークへ旅立ちます。そうして二人でアパートを見つけて共同生活を…と思ったら、実はCordeliaは顔も見たことのない父親を探すつもりだった、ということを知り、Lettyは自分はニューヨークに来るダシにされたのかと怒り、二人は別れます。
Cordeliaはそのまま父親がいるはずの所へ行ってしまい、残されたLettyはもぐり酒場（禁酒法時代なので）のシガレット・ガールとして働き始めます。しかしLettyは歌手になり、スターになるという夢がありました。
一方、ニューヨークの裕福な家の娘Astridは学校をリタイアします。そして恋人のチャーリーの家で開かれるパーティーへ行きます。そこへチャーリーの父親を訪ねてきた娘が。

この3人の物語が展開されれるのです。
シリーズもので最新3巻まで出ています。このままずっと続きが読みたくなりました。女性向けだとは思いますが、ロマンス本のカテゴリではなさそうです。
そして、ずいぶん読みやすかったので、「最初のPB」にいいかも？と思いました。

今までPBといえばヒストリカル・ロマンスしか読んでいませんが、その中でもYLにかなり差はありましたが、だいたい飛ばしながらなんとか読む、というレベルで全然「すらすら」とはいきません。しかしこの本はずいぶんスムーズに読めるのです。でも読みやすいのは私のレベルが上がったのか、それとも本当に読みやすいのかどうもわかりません。

そこで積みっぱなしのヒストリカル・ロマンスを引っ張り出してきました。フランス語に集中するようになってからパッタリ読むのが止まっていたのです。それをYLを確認するため「だけ」に読み始める？
とりあえず読み始めてみたところ、前よりは多少はスムーズに読めるような気はしますが、やはりBRIGHT YOUNG THINGSほどではないような気がします。

ということで、読みやすい一般書を探している方がいらっしゃったら、この本はいかがでしょう？