[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/11/25(06:18)]
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YL6以下の本を、児童文学から大人の文学まで楽しんじゃいましょう。
Wishing for Tomorrow by Hilary Mckay [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000017968 ]
現代の小説家が小公女の続編を書きました。ハッピー・エンドに取り残された「その他の人々」を描いたもので、私はとても気に入っています。
The Night I Disappeared by Julie Reece Deaver [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000012005 ]
翻訳「私が消えた夜」、絶版です。原書はまだ手に入ります。
ヨーロッパ旅行に出かけたはずのボーイフレンドに会ってしまう主人公の少女。ボーイフレンドは、そして彼女は何者?
Wide Sargasso Sea by Jean Rhys [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000015523 ]
翻訳「サルガッソーの広い海」。ジェイン・エアを「裏返した」小説。英語圏、フランス語圏、ドイツ語圏ではジェイン・エアとセットとして有名です。
これを読むとジェイン・エアが読みにくくなるので、ジェイン・エアを先に読むのがおすすめです。
19世紀半ば、カリブ海(アメリカ大陸の横)の島国ドミニカで、奴隷制度が廃止されて貧しくなった白人たちがいます。白いニガーは黒いニガーより悪いとか、白いゴキブリとか呼ばれて黒人からも裕福な白人からも差別される人々。
その中に主人公、アントワネットはいます。母が裕福な白人と再婚し、全てが上手くいくと思われましたが……。
本国と植民地、男と女、狂気と正気の結婚の物語。
Good Morning, Midnight by Jean Rhys [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000015941 ]
かなり精神的に追い詰められた若い女性の繊細な物語。1930年代にこんな現代的で都会的な本を書いた人がいたことは驚きです。60年代(?)にはBBCラジオドラマになっています。
Good morning, midnight
Day got tired of me and so was Iとか何とかいう詩からタイトルが採ってあります。
Princess Mia by Meg Cabot [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000015616 ]
マイケルと別れて心がずたずたになったミア。何と肉を食べ、夜行性になってしまい、パジャマのまま精神科に連れて行かれます。前巻の日本のタイトルが「崖っぷちのプリンセス」、今回は「崖の下のプリンセス」。切羽詰まってますねえ。
この辺りからミアが好きになりました。シリーズも9巻目ですけど。
Forever Princess by Meg Cabot [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000015617 ]
シリーズ最終刊。10巻目にして初めて、ミアが大好きと言えるようになりました。
Boogiepop at Dawn by Kouhei Kadono [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000014780 ]
上遠野浩平「夜明けのブギーポップ」のかなり日本語に忠実な翻訳です。本も文庫本の大きさそのもので、カバーイラストもカラーで入っています。
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