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お名前: こるも
投稿日: 2008/12/16(23:40)
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こんばんは。こるです。
なんだか最近ウサギづいてしまって、どうにも気になったので、ちょっくら調べてみました。
いろいろと、面白いです。
興味のある方だけ、読んでください。マニア向けです。
rabbitsとharesの区別を多読で得たいと思われる方は、読まない方がいいです。ご注意を。
分類
rabbitsもharesも、ウサギ目(Lagomorpha)ウサギ科(Leporidae)のほ乳類です。ウサギ目には、あとナキウサギ科(Ochotonidae)があります。ナキウサギはpikasまたはcalling haresと呼ばれています。
rabbitsとharesは、見た目は似ていますが、全く違う種類のようです。遺伝子レベルで異なるので、交配はできません。
日本には、ヨーロッパ種のrabbitが持ち込まれるまではharesしかいなかったようです。
あーでも、アマミノクロウサギはrabbitって書いてあるけど。あそこは琉球なんでしょうか。
で、その違いなのですが。
●rabbits(アナウサギ)
穴を掘って、コロニーを形成し、集団で暮らします。子育ても、穴の中で行います。外敵から守られているので、生まれたときは裸で、目もあいていません。
●hares(ノウサギ)
巣穴を掘らず、草むらなどでnestを作り、単独で生活します。アナウサギよりも捕食の危険が高いので、子どもは生まれたときから毛が生えそろい、目もあいています。またrabbitsよりも体が大きく、速く走ることができます。耳もrabbitsより大きい場合が多いようです。
ここまでが、一般論。
あとは小ネタです。
●jackrabbitという種類がアメリカにいるらしいのですが、こいつはrabbitという名前のくせに、身も心もhareです。ええ〜?なんで?
●cottontail rabbitという種類のrabbitがいるのですが(ピーターラビットみたいですね)、これはrabbitのくせに巣穴を作りません。hareのように草むらで暮らします。
●アマミノクロウサギ(amami rabbit)というのが、日本の奄美大島と徳之島にいるのですが、これは後ろ脚が短く「ウサギ跳び」をしないそうです。ふつうのウサギはまず鳴きませんが、アマミノクロウサギはナキウサギのように鳴いて仲間と交信するそうです。子育てもなかなか独特で、興味深いのですが、紙面の関係上割愛させていただきます。
とまあ、あまりきちんとは調べていないので間違いもあるかも知れません。
でも、ウサギの世界もいろいろと複雑なようです。
それではでは。
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