PBロマンス本 700万語通過報告

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2691. PBロマンス本 700万語通過報告

お名前: パピイ
投稿日: 2008/7/26(15:54)

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みなさま、こんにちは。パピイです。
PBの掲示板がこちらに統合されたので、ここで報告と読んだ本の紹介をさせていただきます。

■ 最初に
今回の報告もPB 10冊で、総語数は1,004,635語、累計で 7,036,577語になりました。

今回も前回と同じく、本の紹介をするにあたり、第一章、またはプロローグにのみこだわって紹介し、
後は全体の感想を述べるだけに止めておいて、できるだけネタバレをしないようにと考えました。

最初の章(一部主人公を紹介するために、その後の章を紹介したものもあります)の内容紹介は、
その章を読んだ直後に書いていますので、そのあと物語がどう展開するか全く知らずに書いており、
その後手直しなどしていません。そのため ********** で区切って、読後の感想を書いています。
この紹介方法で、その時感じたワクワク感が、すこしでもみなさんに伝わればうれしいです。

ただ、一冊ずつ読むたびに原稿を書いていますので、投稿文全体の長さを考えていません。その結果
A4換算で13頁と、かなり長文になってしまったことを先にお詫びしておきます。

また前回の報告と同じように Amazon.comのレビュー数と、翻訳本があればその題名を付け加えてあります。

■ 本の紹介 (読んだ順に紹介しています)
◇ Slightly Tempted / Mary Balogh YL6.5語数:106,000 ISBN:0440241065
(37 customer reviews)
ここブリュッセルの、オランダ人、ベルギー人、さらにドイツ人たちも混じっている舞踏会場であっても、英国社交界の
一部のようでした。オーストリアから帰ってきたばかりのRostthorn伯爵、Gervase Ashfordは、知人を探します。
30歳の彼には、きらびやかな軍服に身を包んだ青年たちや淑女たちは、とても幼く感じられました。

昔からの友人と話をしながら会場を見ていると、ベルギー大使のSir Charles Stuartのグループの中に、とても美しい
少女を見つけます。学校を出たばかりらしく、これから大輪の花を咲かせる前のつぼみのようです。友人の話では、
彼女は、Caddik侯爵家に滞在しており、彼らの娘Lady Rosamond Havelockとは仲が良いとのこと。そして今
彼女が話をしているハンサムな青年は、Caddik家の一人息子Captain Load Godonです。

さらに彼女の名はLady Morgan Bedwynと聞いて、彼はBewcastle公爵を思い出します。彼のせいで、9年間も
故郷を遠く離れて大陸で暮らすことになったのでした。一時は友情にまで育んだ関係が、一転最悪の関係になり(?)、
亡命は死より辛いものでした。そして、皆が思っているような放蕩者になることにより、自分自身を慰めて来たのでした。

公爵の妹が、同じ部屋にいることは千載一遇のチャンスのようにかんじられます。彼女は幼く、無邪気に見えますので、
彼の魅力を持ってすれば、赤い軍服の連中を差し置いてこちら注意を引くことは容易に感じます。友人の、公爵が
黙っていないぞという忠告も無視して、ダンスをする彼女を見つめ続けます。

彼の父親は一年以上前に亡くなっており、母から早くKent州のWindrush Grangeに、Rostthorn伯爵として帰って
来て欲しいと懇願されていました。ナポレオンがエルバ島から脱走したため、英国と手を組む国々との勢力を集結させ
るために集まってきている人々の中に彼はいたのです。1815年5月、故郷までもう一歩のところにまで帰って来て
いたのですが、そのおかげで彼女に会えることになり、運命の皮肉と、少しとは言い難い誘惑を感じます。

Morganは用意されていた社交界デビューが気に入りません。他の結婚市場に出てきた若い女性と同じような振舞い
をすることに。長兄Wulfric、さらに叔母のRochesterの眼が厳しかったのも一理ありました。Wulfは声を荒げたりは
しません。ただ眉を上げ下げと片メガネだけで、十分人を恐怖に陥れるのです(笑) その頃、ナポレオンとの戦争の
準備が巷をにぎわせており、彼女はその話題に魅了されました。やはり、彼女はBedwyn家の一員であったのです。

その中で軍人のひとりCaptain Load Godonが、彼女を熱心に誘い、彼の家族たちとも親しくなったのでした。そして
彼が連隊と共にベルギーに行く命令を受け、家族と行くことします。彼女は誘いを受け、Wulfの許可を得て一緒に行く
ことになります。彼女は、政治的、諜報活動的な世界を期待していたのですが、ブリュッセルの生活はロンドンのそれと
変わりません。もちろん、兄のAlleyneも大使館に来ていましたが、厳しいお目付け役がいない自由さはありました。

彼女は、他の男性女性たちがBedwyn家の兄、姉と同じようと期待していた愚かさに気が付きます。従って、Godonも
気が付いてみれば、恋に落ちる相手ではなかったのです。続けてダンスをと言う彼の誘いを断った時、Cameron子爵
夫人が、Rostthorn伯爵を紹介したいと言ってきます。Morganは、自分の地位と財産に魅力を感じた独身男性が
またひとり現れたかという程度の関心しか感じません。彼のお世辞を聞いて、眉を上げ見下すような態度を示します。
彼の表情の反応から、彼女の心情を汲み取ってくれたと思った瞬間、ダンスを誘われがっかりします。

その時Godonが、彼女のダンスは全て予約済みだよと、口をはさみます。なんてことをと彼女が思ったとたん、侯爵は
機転を利かした返答をします。彼女は兄弟がするような対応に感心し、ダンスの約束をしますが、彼のフランスなまりの
言葉に少し危険も感じます。彼が立ち去った後Lady Caddickが近寄って来て、謎の多い彼が自己紹介をするなんて
と言います。噂では、諜報活動をしているとのことです。それを聞いたMorganの興味は一層高まります。

以上が、第一章でしたが、とても長い紹介になりましたね(苦笑) 経験からBaloghの作品は、最初をきちんと把握
しておいた方がより楽しめと感じています。

次章で、Moganはふさわしくないからと踊るのを禁止されているワルツをRostthorn伯爵と踊ることになります。
それも伯爵がウィーンで取得した最新の踊り方で・・・

さて、Bedwynの鼻を持たない美人のMorganと、Bewcastle公爵とは古い因縁のある間柄のGervaseのロマンスは
どう発展していくのでしょうか。そしてWulfricは、どう関与してくるのでしょうか、とっても楽しみです♪
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やはりMary Baloghの作品ですね、とても良かったです。>毎回同じ感想を書いていますが(苦笑)

一族の中では一番若いMoganがヒロインで、12歳も年の離れたGervaneが復讐の手段として彼女に近づき
ますが、世間知らずの女性だからと思っていたところ、戦火にさらされた都市の中で・・・と次第に好意を持つように
なって行くところも良かったですが、後半ではMoganは、さすがBedwynの女であることが物語を面白くしています。

本作品で特筆すべきは、ナポレオンの復活と、それに伴う戦乱の再開が鮮やかに描かれていることですね。

そうそう、最後のページは思いっきり後を引きますよ〜(内容は、秘密ねー♪)

◇ Brighter than the Sun / Julia Quinn 語数:89,423 ISBN:0380789345
(53 customer reviews)
表紙をめくると、作者から読者へのメッセージがあります。この作品は、作者にとって最初の
「Marriage of Convenience (便宜上の結婚)」物語だそうです。

1817年10月ケント州、Eleanor Lyndonは、Billington伯爵、Charles Wycombeが、文字通り彼女のところに
落ちてきて、生活に入り込んで来たとき、自分のことにしか興味を持っていませんでした。

二人の出会いは、彼女が口笛を吹きながら、株を持っている会社East & West Sugar Companyの年間利益を
計算しながら歩いていると彼が突然空から彼女の足もとに落ちて来たのでした。見上げると、彼は樫の木から
落ちてきたようです。大丈夫ですか、骨など折れていませんよねと声をかけますが、彼は「Ow」と言うだけ
で、においから酔っているようです。酔っていらっしゃるのねという彼女に、彼はいろいろ口うるさい女だな
と返しますが、彼女は気にせず男のけがを心配します。

右足首を痛めているようで、ナイフで切ってブーツを脱がせようとします。彼女は手当をしながら、父親が
決めた相手と結婚しなければならない運命と合わせてみじめな自分を心の中で嘆きます。この間のやり取りで、
男はBillington伯爵とわかります。彼は、この地方一番の結婚相手として望ましい男性のひとりと聞いていましたが、
一方では遊び人との噂も耳にしています。ただ、彼女の姉Victoriaの結婚相手、Macclesfield伯爵よりは、財産家と
言われています。

どうして遠く離れたここにとの問いに、子供のころMacclesfieldと一緒に木登りした場所を訪ねただけだよ
と彼は答えます。彼は姉の夫の古い友人でした。杖無しでは歩けない彼を抱え、停めておいたと言う馬車の
ある近くの村まで行くことになります。彼は嫌がらせに体重をかけたりしますが、彼女は意に介しません。
またいろいろ話しかけますが、彼女の答えは機転のきいたもので、頭のよさを感じます。

彼は、途中自分のことを考えます。彼の父親は亡くなっていますが、財産はしっかり握っていて、15日後の
30歳の誕生日までに結婚しないと、財産は自分のものにならなかったのです。着いたわよという彼女の声に、
なんて素敵な声だろうと彼は思います。それに彼女の良いところがいろいろ頭に浮かび、突然咳払いをして
「Miss Lyndon、僕と結婚してはくれないだろうか」と言います。

以上が、第一章でしたが、ふたりの掛け合いがQuinnの作品を始めて読んだ「How to Marry a Marquis」を
思い出させます。最初に書いたように、「Marriage of Convenience」のプロットですから、先が読めますが(笑)
Quinnはどこまで私たちを楽しませてくれるのでしょう、楽しみです♪
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たんなる便宜上の結婚であった二人が、しだいに愛に気づいていくところもよいのですが、Eleanorが、親が決めた
相手と結婚しなければならないのは、継母になる女性の存在であることがわかるところや、結婚してCharlesの家に
住んでから起こる不思議な事件の数々と、Quinnはいろいろ読者を楽しませてくれます。

「Brighter than the Sun」のタイトルに、なにがBrighterなのだろうと疑問に感じていましたが、
18章の最後(304頁)に書いてあり、へぇ〜と思いました。

◇ The Raven Prince / Elizabeth Hoyt 語数:88,895 ISBN:0446618470
(91 customer reviews)
1760年3月英国Little Battleford、駆けてきた馬は、ぬかるみの曲がり道を歩いていたAnna Wrenが、
突然視野に入り、また一緒に駆けていた大きな犬が前に出て来たので、驚いて後ろ足で立ち、騎手を振り
落とします。その拍子に泥水が、彼女に降りかかります。31歳の未亡人の彼女は、なんとか怒りを抑え、
大丈夫ですかとその紳士に声をかけます。

「こんなところで何をしている」と言う彼に、「あなたが道幅全てを、必要としているとは思いませんでした」
と答えます。彼は無様な姿を見せたくないので、悪態を吐いてさっさと立ち去ります。彼女は、水溜りから
買い物籠を拾い、朝の買い物の大半が駄目になったことを確認します。さらに衣服は泥だらけで、周りに誰も
いないこと見計らって、レディらしくない言葉を叫び、家路につきます。

彼女は、4年間連れ添った夫Peterを6年前に亡くした後、義母とメイドの3人で暮らしています。彼女の
髪の泥を洗う義母との会話から、経済的に困窮している様子がわかります。そして、職を探す他はないとの
彼女の言葉に、義母はレディは働くものではないと反対するものの、他に手段はありません。牧師の娘として
十分な教育を受けた彼女は、家庭教師か、コンパニオンの職を探そうということになります。

Swartingham伯爵の執事Felix Hoppleは、短期で癇癪持ちの伯爵が家に帰って来てから2週間、気が休まり
ません。さらに雇ったばかりの秘書が、家で緊急事態があると職を辞したことを告げねばならず困り果てて
いました。報告を聞いた伯爵は、花瓶を投げつけ、明後日の朝までに代わりを見つけるよう命令します。

伯爵Edward de Raafは、今まで辞めた秘書たちのことを考えます。だれか、昨日道で会った女の半分の気概でも
持っていればと。幼少時代を過ごしたこの屋敷Ravenhill Abbeyに戻って来たものの、昔とは様変わりしています。
ここに戻ってきた理由は、新しく花嫁を迎え家庭を作るためでした。最初の結婚は、いろいろ努力はしたものの、
うまく行かず妻は亡くなってしまい、失敗だったと感じており、こんどこそと考えています。

以上が、第一章でしたが、ヒーロー、ヒロインの説明が少ないので、次に行きます。

Annaの意欲と裏腹に、この村では、家庭教師やコンパニオンを雇いたいという人はおらず、台所の下働き
でもするしかないのかと暗い気持ちで家路につく途中、急ぎ足のHoppleにぶつかります。この出会いから、
彼女は秘書として伯爵家で働くことになり、二人は抱えていた問題が解決し喜びます。

秘書は見つかったかとの問いに、Hoppleは煮え切らない答えをします。明日から今週一杯ロンドンに行く
から、新人秘書によく仕事を説明しておくようにと言われて、彼は内心ほっとします。さらに帰って来てから
会うのが楽しみだと聞いて、彼の顔から微笑みが消えます。

3マイルの道のりを歩いてきたAnnaは、伯爵家に圧倒されます。20年近く、ここを空けていた伯爵とは、
また幼いころに天然痘で家族を失い、自分も顔に痕が残っていると噂されている伯爵はどんな人物だろうと
歩きながら考えます。見えてきた正面玄関に、ちょっと気後れして、周って召使い用の入口を見つけそこから
大きな台所に入って行き、料理人たちに、自分を紹介してから、Mr. Hoppleを呼んでもらいます。

彼女は、執事の案内で、伯爵が仕事部屋にしている図書室に案内され、仕事を始めます。それは伯爵の原稿を
清書することでした。お昼になり、お茶をもらおうと召使を呼ぶベルを鳴らします。ふとそばにあった本が
気になり手にしようとした時、赤い皮に包まれた本が足もとに落ちました。その本の見返しには、子供っぽい
文字でElizabeth Jane.de Raaf, her bookとありました。

数日後の月曜日、雇い主に会えると思って仕事場に行きますが、誰もいません。がっかりして仕事を始め、気がつくと
すぐそばに大きな犬がいます。お昼になり、ランチボックスを取り出し、チーズを分けて与えます。さらに頭をなでて
やっていると、廊下から靴音が聞こえ、振り返ると伯爵が入口に立って、黒曜石のような眼でこちらを見つめています。

以上が、第二章でした。この時代、独身男性の下で「Ladyが仕事をするなんて非常識」というのが世間の
見方でしたから、二人のロマンスは、この先どう発展していくのでしょうか。
初めての作家さんの作品ですが、文章はQuinn並みに読みやすいと感じました。
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この物語の特徴とも言えるのが、主役の二人ともいわゆる美男、美女ではないということです。ヒーローは、顔や体に
天然痘の痕が残っているし、ヒロインは、ヒーローに言わすと、口を除けば・・・という設定ですが、Annaが伯爵の
家で働くようになってから、お互いに惹かれるようになって行きます。

伯爵は、彼女の唇から目が離せないようになって来たことに気付き行き、彼女への思いを振り切るためにと、馴染みの
ロンドンの高級売春宿に出かけますが、そこで出会った女性に心を奪われてと、あまり書くとネタばれになりますので、
ヒーローの思いを寄せる女性への感情描写は良かったですよ、とだけにしておきます。

タイトルの「The Raven Prince」というおとぎ話が、各章の頭に少しずつ書かており、ロマンス本らしく
最後の章の中でHappily ever afterを迎えるところなども心憎い演出で良かったです。

◇ Dream A Little Dream / Susan Elizabeth Phillips語数:114,732 ISBN:0380794470
(97 customer reviews あの夢の果てに)
6月の午後の熱い日中Rachel Stoneは、最後の運に見放されたようです。彼女のおんぼろシボレー・インパラは、
ノースカロライナ州Salvationの、Pride of Carolinaという名のドライブインの前で、エンジンルームから黒煙を
揚げて、動かなくなりました。

5歳の誕生日を迎えたばかりの息子Edwardと旅を続ける彼女でしたが、有り金も底をつき、息子に満足に食べさせる
こともできない状態でした。最近では、なにかあるたびに「Are we gonna die?」と聞いてくる息子の言葉に、やるせなさ
を感じています。またルームミラーには、とても27歳に見えないほど老けて見える彼女が映っています。

この故障は、車を失うだけでなく、家も失くすことを意味しています。約1週間彼女たちは車をねぐらに生活してきた
のでした。途方に暮れている彼女は、罵声に驚きます。ドライブインの男が、生垣におしっこしていた息子に怒鳴って
いるようです。怯える息子を抱きながら、今までの境遇を振り返り、あの時自分さえちょっと我慢していれば・・・、
また社会福祉指導員の息子を施設に預けなさいという言葉を思い出します。さらに5年前有名なテレビ伝道師
G. Dwayne Snopesの本拠地で、今は段ボール工場になってしまった建物を眺めながら、昔の不愉快な思い出を振り
払おうとします。

その時、求人の看板が目に入り、仕事が手に入るかもと、彼女はドライブインのオーナーに会いに行きます。男手が
欲しいという彼に向って、それは性差別だと答えます。所持金が10ドルに満たない彼女は、必死で食い下がりますが、
彼は電話をかけ、牽引車を呼びます。電話での話から、彼はGabe Bonnerで、この町で有名なBonner三兄弟の
ひとりであることがわかります。また、なぜ彼が、こんな仕事をしているのという疑問も湧いてきます。

ただ仕事が欲しいだけの彼女は、彼の態度に頭にきて、いったん引きさがったふりをして、牽引に来た若い男を
騙して車を木々の陰に隠し、作戦を考えます。成果を見せつければ、考えも変わるだろうと、駐車場の雑草取りを
始めます。汗だくで、あちこちに擦り傷を作りながら働く彼女の頭は、クラクラしてきて、ついに倒れます。その10分後
Gabeは、動かなくなった母親に、かがみこんでいる少年を見つけます。

以上が、第一章でしたが、ヒーローの説明がほとんどないので、次に行きます。

「目を覚まして」の声と、顔に湿ったものがかかったことで、彼女は眼を覚まします。Edwardが心配そうに付き添って
います。Gabeは、どれだけ食べていなかったんだいと言いながら、スナック菓子を渡します。彼女は、強がりを言おうと
しますが、相手にされません。私のしたことを見てくれたと尋ねても、見たけど雇うつもりはないとそっけありません。
必死な彼女は、めげずにあれこれ彼に提案しますが、あきらめなと言うばかり。

彼女は息子に向って、二人で話があるから、外で待ってなさいと言いつけます。息子が出てから、ドアに鍵をかけ、
彼に向って、どうしても定期的な収入が欲しいの、なんでもするからと言い、服のボタンを外し始めます。プライドは
無いのかいと言われても、一文なしだからと答え、下着姿になります。服を着ろと言う彼に、ダブルシフトで働くからと、
詰め寄りますが、彼は服を拾い上げ、早く着ろと投げつけます。

彼女は服を着て、最後のボタンに手をかけた時、ドアが開いて、末っ子のEthan Bonner牧師が入ってきます。
彼は、彼女の正体に気づき、おやおやSnopes未亡人、われわれを悩ますために舞い戻ったのですかと言います。

以上が、第二章でしたが、いまいちわかりませんので、次に行きます。

何の話をしているんだと問うGabeに、彼女は誰なのか言わなかったのかいとEthanは答えます。Rachel Stoneと
聞いていると言う彼に、彼女は、亡くなっても誰も悲しんでいないG. Dwayne Snopesの未亡人だよと答えます。

彼の話によれば、G. Dwayneは3年前に、数百万ドル持って逃げようとしたが、乗った飛行機が大西洋に墜落した。
死体は見つかったものの、金は海の底。彼は、Rachelと結婚するまでは、まっとうに働いていたが、妻の贅沢好きを
満足させるために寄付金調達が欲深くなり、さらに行き過ぎた行為で身を滅ぼしたとのこと。

彼の話を聞きながら、Rachelは昔のことを思い出します。結婚後夫の指示で、テレビに映えるような派手な容姿を
いつも保っていたが、夫の堕落に気づいて身を引こうとしたが、妊娠していることがわかりそれもままならなかったこと。
財政難が公になった時、夫は保身のために、暗に妻のせいで身を滅ぼしたと、テレビで懺悔したこと。夫が亡きあと、
真実を述べようとしたが聞く耳を持つ人がいなく、沈黙を守るようになったことなど。

EthanはGabeに向って、お兄さんの頼みは何でも聞くけど、彼女たちの面倒はとても見られないと帰ってしまいます。
そんな弟を見たGabeは、とりあえず2-3日、代わりの人を見つけるまで彼女を雇うことにします。彼が出かけた後、
彼女は、ヒッチハイクで町に行き食料を買う時、昔馴染みに会いますが、Ethanと同じような仕打ちを受けます。

帰ってから雑誌を眺めていると、Gabeの兄Calが写っています。その写真は、彼女の昔の家で撮られたもので、
税金の代わりに連邦に差し出された家をCalが買い取ったのでした。彼女は写真に写っている背景にある、革製の
箱に気付きます。亡き夫が手に入れて大事にしていた物で、見つかっていない5百万ドルに関係がありそうです。
でもそんなことを考えるより、彼女はGabeをどうなだめて、仕事を続けるかの方が重要です。

以上が、第三章でしたが、ヒーローの説明がありませんので、次に行きます。

Gabeは、その夜御前3時に目が覚め、枕が濡れていることに気付きます。妻Cherryと、息子Jamieの夢を見ていた
のでした。彼は、ベッドサイドテーブルの引出しをあけ、38口径の拳銃を取り出します。口に当てて、引き金を引けば、
全てが終わるのですが、両親や兄弟のことを思うとそれもできません。拳銃をしまって、妻と息子の写真を見つめます。

まわりは1年もたてば、悲しみも楽になるからと言いましたが、酔っ払いが赤信号を無視して事故を起こしてから2年、
心の痛みは、増すばかりです。メキシコに行き、テキーラと薬漬けでしたが、4ヶ月前に兄弟たちに、引き戻されました。
それからずっと、何の感情も持たないまま、昨日まで過ごして来ました。

Rachelの裸の姿が目に浮かびます。彼女のガリガリに痩せた体と、挑戦的な目が、誰も寄せ付けないように張った
壁を突き通して来るように感じます。彼は、彼女を解雇するのが、最善の策のように思います。

以上が、第四章でした。
芯が強そうなヒロインと、心が傷ついたヒーロー。二人のロマンスは、この先どう展開するのでしょうか。
また行方不明のお金の謎も絡んで、かなり盛り上がりそうで、楽しみです♪
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この作品は、泣けます。正確には、涙こそ出ませんでしたが、かなりウルッときました。

紹介にも書いたように、ヒロインは息子のために食べ物を食べずにから始まり、町中の人々からたくさんの非難と
悪質な嫌がらせ受けても、毅然として立ち向かう「生きる強さ」を示すところなど、とても感動しました。

EdwardとGabeとの関係は、最初の出会いから気まずく、ずっと敵対関係でした というのは、今まで読んだ
ロマンス本では、子供が二人の間に入って・・・というのが多かったので、新鮮でしたが、ある事件がきっかけで・・・
というところも感動できました。

おまけに、同時進行でGabeの弟Ethanとある女性のロマンスもありまして、1.6冊分くらいの楽しさがありました♪

次回は、問題作(と言われている)「This Heart of Mine」の予定です。
コンテンポラリーもなかなか楽しいですね。

◇ Mr. Impossible / Loretta Chase語数:98,279 ISBN:0425201503
(43 customer reviews 灼熱の風に抱かれて)
1821年4月エジプトのカイロ郊外、Hargate伯爵の四男坊Rupert Carsingtonは、母譲りの黒髪と黒い瞳にも
かかわらず、その容姿としぐさで英国人と一目でわかります。ここに来てまだ6週間なので、多くの部族や、
国籍の区別がつけずにいます。つまり社会的身分の違いなど、区別がつけられないのでした。

今日も兵士にいじめられている農民を見捨てておけず、兵士を押しのけて、武器を取り上げて男を逃がした後、
自分も逃げようとしますが、一足遅れて、兵士たちに取り囲まれてしまいます。

その騒ぎは、尾ひれが付きヨーロッパ人居住区el-Esbekiyaに伝わります。そこに住むDaphne Pembrokeは、
兄のMilesの到着が遅れているのを心配しています。29歳の彼女は、ヒエログリフを初めて見たときから
虜になって、その解明に夢中になり、そのためにと19歳の時に、3倍近い年の差の言語学者と結婚しました。

夫は、研究は女性の頭脳に害を与えるという世間一般の考え方に従い、言語解析を禁止します。彼女は密かに
研究を続け、5年後に夫が亡くなりますが、世間の偏見まで無くなったわけでなく、天才言語学者の兄と
一部の人のみ、彼女が研究していることを知っていました。兄は、若きファラオの墓の場所を記すパピルスに
大枚を払い、そのピラミッドを探しに行ったのでした。

そこに召使のLeenaが、「大量殺人だ!馬鹿な英国人が!道は血だらけだ!」と駆け込んできます。冷静な
Daphneは、話を聞きながら、そんな馬鹿な男のせいで、兵士たちが暴れまわる口実を与えることになるから、
カイロに住むヨーロッパ人は安全ではない、兄も一目で英国人と分かるからと、急に心配が募ります。
その時、庭の方から騒ぎ声があり、外に出て見ると生気のない兄の召使が運ばれてきます。

翌日総領事館では、Rupertの問題で頭を抱えています。彼はここで働いていますが、短い間に23の法を
破り、9回も牢に入れられて、そのたびに罰金や賄賂を支払っていました。領事は、Hargate伯爵が何故
29歳の息子を、ここに送り込んできたか理由がわかりました。厄介者を、他に押しつけたかったからです。

Rupertは、地下牢に捕えられており、エジプトの高官は、彼の父が権力者だと知って、法外な要求を領事に
してきます。要求を飲めば、今後の発掘作業の費用に困るだろうし、断れば伯爵の怒りを買って左遷される
かもしれないと悩んでいると、Mrs. Pembrokeが緊急の話があると、秘書が伝えに来ます。

彼女は、彼女の兄が誘拐されたと言うのです。兄の召使はひどく殴られていたものの、生きており彼の証言に
よると、Old Cairoで「警察」を名乗る連中に主人が連行され、後を付けた彼は見つかって、気を失うまで
殴られ放っておかれたとのこと。兄の捜索を願う彼女に、領事は、部下は皆仕事で手一杯で、人が割けないと
一旦は断りますが、ひとりだけは手が空いていると言います。

2時間後、DaphneとLeenaは、領事館員のMr. Beecheyと一緒に、地下牢に入って行きます。看守が、
お客さんだよと声をかけた場所で、鎖の音がして、暗い人影が立ち上がります。

以上が、第一章12頁まででしたが、さすがLoretta Chase、いきなり盛り上がっていますね。
結婚に失敗し学問に打ち込んでいるヒロインと、問題児のようなヒーロー、さてこの先どんなロマンスが
エジプトで展開するのでしょうか、とっても楽しみです♪
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この作品、古代エジプト遺跡を舞台に、行方不明の兄を探しに行く道中で、誰が何のためにという謎解きも
加わって、ロマンスというより冒険活劇映画のような展開で楽しめます。

ヒロインは、亡き夫から自尊心も奪われて研究に情熱を注ぐことで、社交的な世界から遠ざかっていましたが、
ヒーローが彼女の知的好奇心を尊重したことから、自信を取り戻していくところも良かったです。

英語は、古代エジプトに関する用語を除けば、それほど難しくありませんが、場面展開が多く、事態を読者に
あれこれ想像させる書き方をしてありますので、ストーリーを追うためには、きっちり読む必要がありました。

◇ By Design / Madeline Hunter 語数:110,000 ISBN:0553582232
(25 customer reviews)
彼女は市場の喧騒の中でも、無表情な品位を持つ彫刻のようでした。ボロ服で、日焼けしているものの、
美しく、歩いていたRhysの注意を引き付けます。彼女は、ここは始めてのようで、陶器を売っています。
そんな物に興味のない彼ですが、彼女に惹かれて近づき、言葉を交わします。

商売上のアドバイスをし、聖人の彫像を高く買い上げ、自分は石工と告げます。彼の今日の容姿は、労働者
にしては立派で、彼女は怪訝そうに彼を見つめます。彼は、満足してその場を立ち去り、居酒屋に入って、
酒を飲みながら窓越しに、彼女を見ます。そこに大柄な男Johnが入ってきて、視界をさえぎります。

二人の会話から、Queen Isabellaと愛人のRoger Moritmerは、King Edwardが若いことをいいことに、
自分たちが王座にいるかのように振舞っており、世間では不満が高まり、世情は不穏な空気が流れています。

JoanはRhysの助言に従い、今日3個目の彫像を高値で売ることができ、感謝しながら彼のことを思い出し
ます。その時、弟のMarkが目に入りますが、彼は通り過ぎ、同年代の仲間たちに加わり、騎士の従者たちと喧嘩を始めます。殴り合いから短剣が持ち出され、弟の命が危ないと感じた彼女は、相手の前に立ちふさがり、
素手の相手に、武器をもちだすとは騎士道精神に劣ると言い放ちます。そこをどけと言う相手の腕は、
どこからともなく現れたRhysに押さえつけられます。彼の力を見てとった従者たちは、引き上げます。

その後の会話から、彼女は弟と二人暮らし、RhysはMoritmerと面識があるようで、国家の仕事もしているそうです。そのことは、彼女に不安を抱かせ、Joanと名乗っても、ロンドンには同名がたくさんいるからと
納得し別れます。

以上が、第一章でしたが、もう少し行きます。

Rhysは、招かれてIsabellaとMoritmerに会います。呼び出されたのは、世間の情報を密かに集めて欲しい、その見返りに、荘園と新宮殿や大聖堂の建設を任せるというのです。有益な情報があつめられるかどうかと
言う彼に、その判断は我々ですると言われ、退室させられます。

通りを行くRhysは、両足を足かせに通して、数時間もさらし者になっているJoanに気付きます。近づいて
見ると、焼きが不十分ですぐに割れる瓦を売った罪で罰せられています。さらに背が小さい彼女に、足かせが
大きくて、不自然な姿勢で長くいたため、疲れきっています。その上、彼女のスカートを引きちぎったりする
男が現れたので、投げ倒して追い払い、そのまま彼女を守ることになります。

夕方になり、解放された半死の彼女を、Rhysは自分の家に連れて帰り、食事を与えます。彼女は少し元気に
なり、いきさつを説明し始めます。瓦焼きのNickに雇われ、焼き物の技術を教わったが、息子のGeorgeが
跡を継いでからはいろいろ問題があり、今回も彼のへまで事件が起きたというのです。

風呂に入って休めという彼に、奥様が嫌がるでしょうからと彼女は言います。妻はいない、風呂に入る手助け
できるのは自分だけだと彼は答えます。それなら風呂に入るわけにはいかないと言う彼女に、それなら数日間
手足が不自由なままで、二階の寝室まで歩いて行けないよと答えます。自分ひとりで大丈夫と、彼を部屋から
追い出しますが、痛みで目まいがして、結局彼女は彼を呼び戻し、彼は無言で彼女の衣服を脱がし始めます。

以上が、第二章まででした。第一作の"By Possession"に登場した石工のRhysがヒーローです。
ヒロインも平民ですが、さて二人のロマンスはどのように発展していくのでしょうか、楽しみです♪
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平民同士のロマンスと思って読んでいましたが、ヒーローは時の権力者と面識があるし、ヒロインは第一章の
最後に書かれているように、身上に秘密があります。登場人物も、エドワード3世(在位1327-1377年)や、
前作のヒーローAddis、ヒロインMoiraも登場して、物語はドラマチックに展開します。話の流れから、
察すると、前作の3年後の物語のようです。

前作に登場した時もそうでしたが、ヒーローRhysは、親切で思いやりもあり、いわゆる「いい人」です。
ですから、自分の思いも殺してという場面が多く、少しイライラさせられましたね。

前作でのRhysとMoiraの間で起きた事を知っていますので、いろいろ悩む彼にMoiraが助言するところ
などは、しっとりとした雰囲気で良かったです。やはり、シリーズ物は順に読むほうが楽しめますね。

ヒロインは、辛い境遇の中、弟の身を守ることを優先し、かつ自分を見失わないタフさがありよかったですが、
そのためロマンスがなかなか発展していかないという問題(笑)もありました。

◇ The Protector / Madeline Hunter 語数:94,000 ISBN:0553583549
(57 customer reviews)
最初の著者注:Brittany(ブルターニュ)は、フランス北西部の大西洋に大きく突き出した半島で、ケルト人
文化の影響を強く受けています。1341年ブルターニュ公が跡継ぎを残さず亡くなったことから、英国が支持
する亡き公爵の腹違いの兄弟Jean Comte de Montfortと、フランス国王の甥のCharles de Bloisと結婚した
Jeanne de Penthievreが継承権をかけて戦います。Montfortが亡くなっても、その妻は息子の後見人として
徹底抗戦するなど戦いは終わりません。その混乱の中、1384年黒死病として知られるペストが大流行します。

1384年、臭い牛小屋の中でブルターニュ農民の暴徒に殺されることは、Hugh Fitzwarynの息子Morvanに
とって耐えられないことでした。そばには若いWilliamがペストで苦しんでいます。周囲から聞こえてくる
騒々しい叫び声は理解できませんが、しだいに激しくなってきています。突如静かになり、攻撃を覚悟します。

その時扉が開き、手に剣を持つ二人の騎士が立っています。一人は、鎧を着た20代後半の中肉中背で、
もう一人は、黒いマントを着た若く背が高いが、少し華奢でした。外に出ると、武器を手にした6人の騎兵が
います。彼が驚いたことに、若い騎士は女性でした。彼は大男でしたが、彼女の背は、彼の鼻まで届くくらい
高いのです。金髪の髪は肩まで届き、男装で女性の体形は隠しているものの、陽光の中では一目瞭然でした。

彼女はAnna de Leonと名乗り、Montfort派側だと言います。もう一人は、牧師で騎士のAscanioでした。
Williamを介抱する彼女は、一度疫病を罹ったものの生き残ったので、ペストを恐れていません。一夜明けて、
亡くなったWilliamを埋葬してから出立し、森を抜けて古い城にたどり着きます。そこVilla de la Rocheを
彼女の一族は、三百年以上も治めていました。

ここで客人としている以上、あなたのご主人の名前を教えてもらえないかと言う彼に、私のような女を妻に
迎える男性がいると思うかと彼女は答えます。おそらくあなたの夫は、少し変わっているのでしょうと言う
彼に、そんな男はどこにもいないと答え、彼女は用があるからと立ち去ります。

以上が、第一章でしたが、もう少し続けます。

彼女が女性と気付いたとたん、彼の死への恐怖は消えて行きました。彼女は、着飾り化粧した美しさではない、
物腰などから滲み出る美しさで、彼を魅了しました。さらに薄い絹のドレスを着た彼女の姿を想像します。

彼の名を呼ぶ声の方を見ると、彼の軍の射手Gregoryでした。彼の話によると、Annaの父親は戦で亡くなり、
兄は疫病で亡くなった後、妹と二人とのこと。召使たちは、天使が彼女を疫病から救ったと信じ、城を守り、
農地を治め、病人を治し、水の上を歩ける聖人のように慕われているそうです。

Ascanioによれば、彼はイタリアから巡礼に来て、ある僧院に泊まった時、盗賊たちが村を襲ったとのこと。
続けて女子修道院を襲った際、16歳に満たない少女Annaが、石弓で盗賊たちの首領を含む4人を倒して、
修道院を守った。院長は恐怖に慄き、彼女を訓練する人を求め、彼が呼ばれたそうです。彼女は子供の頃から
猟をし、弓の腕はかなりのもので、いまさら教えることはなく、剣の修行だけしたそうです。

彼女の父親が亡くなった時、兄が彼女を呼び戻しました。兄の病気を知った彼女は、僧侶として彼を呼び寄せ
ここに一緒にいるのでした。また彼女は、将来僧院に帰る決意をしているそうです。

以上が、第二章でした。Morvanの説明が少ないので、もう少し続けます。

Annaは、何年も鏡を見ていません。美しさなど、これからの人生に、何の役にも立たないと感じています。
ただ、Morvanの登場で、心穏やかではありませんでした。16歳の妹Catherineが、Josceのことで頼み事に
来ます。ふたりの結婚は、領地の将来にとっても重要で、亡き父親の願いでもありました。

AscanioがAnnaを訪ねて来て、召使たちが病気を恐れてMorvanに食事を持って行きたがらないと言います。
そこで彼女が、代わりに行くことになります。

以上が、第三章まででしたが、続けます。

Annaとの会話から、Morvanは14年前までは、スコットランド近くのHarclowと呼ばれる領地に住んで
いましたが、(エドワード3世の)スコットランド制圧戦争に巻き込まれ、父親が戦死し、母親と妹を救うため
王の世話になりました。英国のノルマンディ侵攻に参加して、ここに来ましたが、国に帰る気はないそうです。

以上が、第四章途中まででした。ヒーローとヒロインとも将来に夢をもたないようですが、大きく動く歴史の
中で、二人のロマンスはどう発展するのでしょうか、とっても楽しみです♪
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男装で、弓の名手でという一風変わったヒロインは、土地と財産目当ての婚約相手で失敗しており、
結婚より僧院に戻ることを夢見ていましたが、彼女自身の魅力に惹かれたヒーローを知ってからは…
という展開になったころから、想定の範囲内で物語が進むのかと思っていました。

ところが、彼女が、妹夫婦に地位を譲る許可を得るために公爵に会いに出かけますが、国王Edwardは別の
考えをもっており…と物語は思わぬ方向に進み、さらに彼女の婚約者であったGurwantが土地と財産狙いで、
登場してからは、物語は予想もつかない方向に展開していき面白かったですよ。

そうそう、ヒーローMorvanは、第一作「By Arrangement」のヒロインChristianaの兄です。
当然彼女の夫Davidも登場します。

◇ Devil's Bride / Stephanie Laurens 語数:124,936 ISBN:038079456X
(112 customer reviews この身を悪魔に捧げて)
頁をめくると、Bar Cynster一族の家系図があります。登場人物がたくさん出てきそうで、ちょっとめげます(苦笑)
さらに、人物名にDEVIL、SCANDAL、DEMONなどと、大文字かつ太文字で記載されており、ちょっとワクワク(笑)

1818年8月英国ケンブリッジシャー州、Somersham、牧師は「公爵夫人は、とても魅力的な方、そう大陸的
とでも言いましょうか」と、Honoria Wethrbyに答えます。彼女は新しい職を得るたび、土地の牧師から
役に立つ情報を得ることにしていますが、彼の話は曖昧で役に立ちそうもありません。

彼女は、先日よりClayple家でMelissaの家庭教師として働き始めており、夫人は娘が将来の公爵夫人になる
ものと確信しているようですが、公爵の説明をしてくれず、どこの誰だか彼女には、わからないのです。
直接尋ねるのも無知をさらけだすようで、教会の集まりに参加して情報を集めようとしていたのでした。

一頭立て二輪馬車で教会から帰るとき、嵐が近づいていたので近道をします。鈍い銃声が聞こえ、密猟者?
こんな天候でと思いながらも、仕事のことに集中しようとします。彼女は働く必要がないほど裕福ですが、
自分の意思で、家庭教師をしています。ですから、雇い主も選べるのですが、今回はがっかりでした。

突然、馬が怯えたような動きをしたので、彼女は馬車を止めます。見ると道端に、だれか横たわっており、
血を流がしています。近づくと、男はまだ生きており、左胸を撃たれたようです。ハンカチやスカーフを
使って出血を止めようとします。雷が鳴り始め、馬が怯えています。

そのとき地面が揺れ、後ろ立ちになった黒い雄馬の蹄が、彼女の頭から数インチのところにありました。
騎手は、黒服の幅広い肩で、夕陽をさえぎっており、まるでサタンのように感じられました。心臓が飛び
出るかと思うほど驚きながら、相手の顔を見ます。彼の一瞥は鋭く、本当に悪魔が来たと確信したほどです。

以上が、第一章でしたが、もう少し続けます。

「女、ここでなにをしている」と言う男に、いきさつを説明します。彼は馬から降りて来て「嵐の中ここに
いるわけにはいかない、近くに木こりの小屋があるから、そこに避難しよう」と提案します。彼は、地元に
詳しいようです。どうやって彼を運ぶのと問う彼女に、俺が担ぐと答え、シャツを脱ぎ始めます。シャツを
彼女に渡して、傷口を押さえるように言います。彼女は、もし傷口の方を向いていてくれるなら、私の下着を
寄付するわ、布はいっぱいあった方がいいからと、ペチコートを脱ぎ始めます。

小屋に向かう途中、雨が降り始め、男の日焼けした体の上を流れる雨粒に、彼女は魅了されると同時に、彼の
傲慢さで、少しイライラしていたものの、彼はやるべきことを、効率よくやっており感謝の念も湧いてきます。
また、男の命令口調に素直に従う自分に、ちょっと驚き、この男は誰だろうと思います。

木こり小屋に着きますが、誰もいません。彼によると、ここの住人は、夏の間は他の所にいっており、冬場の
住家としているそうです。彼女は、もし死ぬのならきれいにしてやりたいと濡らした布で、若者の顔を拭いて
やります。彼は気がついたようで「Devil?」と、ささやきます。ここに悪魔などいない、私たちがあなたを
守ってあげるからという彼女に、彼は首を振りながら、起き上がろうとします。「横になっていろ、Tolly。
私はここにいる」と男が声をかけます。若者は「伝えたいことがある…」と言い、気を失ってしまいます。
あなた達は、親戚なのねと言う彼女に、いとこだと彼は答えます。

以上が、第二章でしたが、さらに続けます。

夜になりましたが、嵐がやむ気配がありません。名前を聞かれ、Honoria Prudence Wethrbyと答えると、
Honoria Prudence Anstruther-Wethrbyではないのかい?と彼は言います。なぜ、知っているのとの問いに、
君のおじいさんを知っているからと答えます。彼女の両親は、おじいさんの反対を押し切って結婚したので、
頑固な祖父との関係を隠すため、Wethrbyとだけ名乗っていたのでした。

一体こんな僻地で何しているんだと聞かれ、Finishing Governessと答えます。彼女の両親は、彼女が16歳、
兄Michaelが19歳の時に、事故で亡くなっています。葬儀には、祖父は現れなかったとのこと。お金には
困っていないが、静かに暮らすのは厭で、夢はアフリカに行って、スフィンクスの日陰でラクダに乗ること
ですが、それには少し若いので、とりあえずGovernessをしておいて兄を安心させておこうというのです。

どこで働いているのかと聞かれ、Melissaのことを答えます。夫人が言及する公爵を知っているかと尋ねると
彼は首を振り残念ながらと答えます。その時、若者の呼吸が乱れ、荒くなり、Devilの介抱のかいもなく、
亡くなってしまいます。彼女は、睡魔に負けて眠りにつきます。

6代目St. Ives公爵Sylvester Sebastian Cynster、友人たちにはDevilと知られる彼は、妻になるはずの
彼女の寝顔を見つめ、母の公爵未亡人は、彼女のことをどう思うだろうと考えると、笑みが浮かびそうに
なりますがTollyの死の悲しさで、唇がゆがむことはありませんでした。Tollyの死に対する答えは、正義の裁きが行われることですが、仇討以外、彼も一族の男性たちの怒りを和らげるものはありません。

今朝自宅を出たときは、まさか妻を見つけることになるとは。友人Vaneと猟をするため夕方会う予定で
したが、あいにくの嵐のため森を抜けて、自宅の裏口に行く途中、彼女に出会ったのでした。彼の心は
決まっています。彼は、彼女はよい妻になるだろうと感じています。

以上が、第三章の途中27頁までです。不可抗力とはいえ、未婚の男女が一夜を共にすごしたのですから、
DevilはHonoriaに求婚するしかないのですが、彼の正体を知らない彼女は、その性格から想像するに、
素直にイエスとは言いそうもありませんね。また、Tollyを殺した犯人探しも加わって、二人のロマンスは
どう発展するのでしょうか、とても楽しみです♪
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ロマンスの方は、Devilの執拗な求婚と一歩も引かないHonoriaの図式で物語は進みますが、彼女がなぜ
結婚をいやがるのかという理由が途中で明かされますが、私にはいまいちの理由に感じました。でもそこを
ヒーローが心を解きほぐしていくという典型的なロマンスが展開しますのでそれはそれで良いのでしょう。

一方犯人探しは、Devilにも危険が及び、結婚したHonoriaにも魔手が及んできて終盤までサスペンスは
盛り上がって楽しめました。ただ登場人物が多く、時たま家系図を見て人物関係をチェックしているうちに
私には犯人が誰だかわかってきましたよ。

この作者の作品は初めてでしたが、文体は読みにくいというよりも、遠まわしな描写・表現が多く、
わかりにくかったです。最初の紹介の6行分は、たった約3頁分ですが、読んだ時よくわからず投げ出して
The Raven Princeを読んでから5冊目にリベンジしています。このシリーズ、14冊出版されており、
さらに続くようですが、もっと読めるようになってから続きを読もうとおもいます。

◇ Stranger in My Arms / Lisa Kleypas 語数:91,657 ISBN:038078145X
(73 customer reviews とまどい)
「あなたの夫は、死んでなどいなかったのです」と不動産管理人のJames Youngに言われて、Lara Hawskworthは
聞き間違えたのか、それとも彼は酔っているのかと感じます。彼とは十年の付き合いがあり、夫亡き後も財産の管理で
信頼にたる男です。現Hawskworth伯爵のArthurと、夫人のJanetと一緒に、彼の話に耳を傾けます。

ロンドンに着いた海軍の船の乗客の一人が、故伯爵に気味が悪いくらいに似ており、Hawskworth伯爵と名乗って
いるそうです。1年前マドラス沖で、伯爵の乗った船が二つに折れて沈没し、乗客全員亡くなったとされていました。

Lalaはその容姿と地位から再婚はたやすいのですが、新しく伯爵となった亡き夫の叔父夫婦の家で、疎まれながらも
慈善活動に生きがい感じて慎ましく暮らして来ていたのでした。死体が見つかっていない以上、万一の可能性もあると
Young氏は、医者のSladeと一緒にロンドンに真相を確かめにいくことになります。

Lalaは、住まいにしている古い森番の小屋に帰ります。以前は離れの客室として使われていたほどのものでしたが、
昨年過失により一部燃えてしまいました。新伯爵は、修復する気がないので、彼女が使わせてもらっているのです。
ひとりになって、夫Hunterが生きていたとの思うと、恐怖で震が体中を走ります。しまいこんでいた肖像画を取り出し
夫の顔を見つめながら過去を思い出します。

3年前、夫は東インド会社の株主で、政治的な力もあることから、インドに外交関係で行くことになりました。彼のような
男には、インドは仕事以外の楽しみがたくさんありますので、彼女を残して一人で行きました。彼にとっての彼女は
必要な厄介者、跡継ぎを生むためのものでしかなかったのでした。誰に対しても威圧的に対応する夫との結婚生活は
悲惨で、欲望を満たすために他の女性のところに出かけるようになった時も、夫の慈悲かと思うほどでした。従って
夫の死が伝えられた時も、悲しみは感じましたが、寂しく思ったり、夫を返して欲しいなどとは感じませんでした。

噂はすぐに広がり、妹のRachel、Lady Lonsdaleが訪ねてきます。彼女はLalaに一緒に住もうと何度も提案していた
のですが、Rachelの境遇も以前のLalaと同じで、夫からは冷たく扱われているのを知っていたので、断っていました。
Rachelの夫が彼女を殴ったことを知ったLalaは、Hunterが生きていて、彼を叱って欲しいと思ったこともありました。
すくなくともHunterは、女性を殴ったりしたこと一度もありませし、Lonsdaleが敬意を払う数少ない人物でした。

この後の二人の会話から、HunterはLady Carlysleと結婚すべきだったと言っており、なぜLalaと結婚したかと
子供を産むには年を経ているCarlysleより、若い彼女を選んだというのです。ですが子供ができず、またLalaを
自分の好みのタイプの女性にできなかったことから結婚を後悔していたのでした。一方Rachelは、数か月前に流産
したばかりで、夫の期待に応えていませんでした。Rachelは、Hunterが安らかな眠りについて、Lalaが愛し愛される
夫を見つけることを願いますが、Lalaは再婚などしないと言いはります。

町に出かけると、会う人ごとにお祝いを言われます。彼女がいくら否定しても、慈善活動で聖人のように慕われている
彼女こそ、「奇跡」を享受できて当然とみんなは思っているようです。チーズを買って、孤児院に持って行き、自宅に
近づくと名前を呼ぶ声が聞こえます。侍女が走って来て、Young氏が伯爵を連れて帰って来たことを伝えます。

以上が、第一章21頁まででした。
以前にも書きましたが、やはりKleypasですね!第一章できっちり読者をつかんで離しません(笑)
あちこち見てみると、評価が分かれているので、ちょっとワクワクしています。私がどう感じるかは、
読み終えるまで自分でもわかりませんからね。ここまでで予想すると、二組のロマンスが展開しそうな
感じもあって、とっても楽しみです♪
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評価が分かれているようですが、私は楽しく読めました。死んだはずの夫が帰って来た、はたして彼は本物だろうか
というが物語の主軸になっているサスペンス仕立てですが、随所に出てくるエピソードで早いうちから読者には答えが
わかってしまいます。でも、この先どうなるの?という楽しみでどんどん読めました。

ヒーローは、いままで読んできたクレイパスの作品の多くのヒーローと同じように魅力的でした。ヒロインは、慈善活動に
かける思いが天使というか聖人のようで、ちょっと行き過ぎではと感じるところもありましたが、この性格が彼女の行動に
大きな影響を与えており、展開の多少の唐突さもしょうがないかなと読ませてくれました(苦笑)

そのへんのところが気にならなければ(笑)、二人のロマンスは切なく、最後に大きく盛り上がりますので、
「好かったですよ」という好印象で読み終えることができます。

クレイパスの作品もこれで14冊目、クレイパスの作品にあまり悪い印象を持たない私の感想は、
そのまま鵜呑みにしないでくださいね(爆)

◇ To Sir Phillip, With Love / Julia Quinn 語数:86,713 ISBN:0380820854
(102 customer reviews)
1823年英国Gloucestershire、それは皮肉にも、6週間にも及ぶ冬の曇天の後の晴れた日に起きました。
あれから一か月過ぎましたが、いまだに彼には本当に起きたとは信じられません。Marinaとの8年にも及ぶ
結婚生活から当然予想できたはずですが、それを彼は認めたくはありませんでした。

Marinaはずっと憂うつで、彼には笑った声を聞いた記憶がありませんでした。その日、彼女は外に出かけて、
凍った湖に落ちてしまいます。Sir Phillip Craneが、彼女を池から引き上げますが、生きる気力を無くして
いる彼女はそのまま帰らぬ人となってしまいます。二人には双子のOliverとAmandaがいました。

子供たちのために、妻が必要です。顔立ち、財産、暗算やフランス語が出来るか、馬に乗れるかどうかも関係
ありませんでした。ただ、ハッピーであってくれる女性であればよかったのです。できたら一日一回微笑んで
くれるだけでいいんです。そして子供たちを愛してくれる、せめて愛してくれるふりをしてくれるだけでいい。

それは、無理な願いなのだろうかと思っている時、秘書のMiles Carterが、手紙が届いていますと言います。
それは、妻のいとこのEloise Bridgertonからのお悔やみ状でした。彼の知らない相手でしたが礼儀ですから
返事を書くことにします。

以上が、プロローグでしたが、もう少し続けます。

1824年5月、EloiseはPhillipからの返事を受け取ります。手紙のやり取りを楽しんでやっている彼女は、手紙と一緒に入っていた押し花に驚きます。Bridgerton家の彼女に、手紙に物を添える、まして押し花を。
そんな人は、ロンドンには誰もいませんでしたから。

彼女は返事を書き、あなたは植物学者なのと質問で締めくくります。すぐに返事が返ってきます。彼は
ケンブリッジで植物学を学んでおり、今は学問から離れていますが、温室を持っていいます。科学に興味を
もたれていますかとの問いに、ただ手紙を書くことを楽しんでいますと彼女は返事を書きます。

手紙のやり取りを重ねた後のある日、彼女を家に招待したい、そして二人がお似合いであることが理解して、
妻になることを承諾してくれることを希望しているとの手紙が届きます。一年以上にも及ぶ文通を通して、
多くの夫婦よりお互いをよく知っているように感じるのですが、会ったことは一度もありません。

28歳になる彼女に、結婚の申し出が少なくとも6人からありましたが、ことごとく断ってきました。両親や
兄姉たちのように愛情に結ばれた結婚をしたいと望んでいただけでした。なんとなくいつまでも結婚しないで
そばにいてくれると思っていた親友のPenelopeが、兄Colinと結婚してから気持ちが揺らぎ始めます。
そして姉の舞踏会の日に、こっそりと抜け出してSir Phillipの家に向かいます。

PhillipはEloiseのことを、彼の問題を解決してくれる最適の女性のように感じていました。彼女は28歳の
年増ですから、家を持ち、まずまずの財産があり、まだ30歳の彼は、夫としては申し分ないはずです。
執事がお客様ですと告げます。会いに下に降りて行くと、若くかわいい、溺れそうなほど美しい灰色の眼の
女性が玄関に立っていました。

以上が、第一章でした。さて、二人のロマンスはどう発展していくのでしょう。双子の子供はどんな立ち回り
をするのでしょうか楽しみです♪
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親友に先を越されたとの思いで衝動的に行動したEloiseと、ただ単に子供たちの母親が欲しかったPhillip。
当然のことながら、行方不明になった妹を追ってBridgerton家の兄たちが登場しますが、当時の常識から
スキャンダルを恐れて、ふたりは結婚させられることになります。結婚してからロマンスが始まるパターンが
結構多いロマンス本(笑)ですから、このあとから物語は俄然面白くなっていきます。

ヒーローの前妻Marinaとの結婚と妻を亡くした罪の意識、父親から受けた傷、さらに子供たちとうまく
向き合えない悩みなどが語られ、ヒロインがそれを温かく受け止めるようになる後半は良かったですよ。

各章の冒頭に、Eloiseからの手紙の一部が掲載されて、ヒロインの過去と現在の心境が垣間見える書き方も
好感を得ましたし、この後の作品にも期待が持てる設定です。

■最後に
70冊もロマンスPBを読んでくると、映画やテレビドラマをロマンス基準で面白さを
チェックしている自分に気がつきました(笑)

例えば映画で、
◇ 山桜:ポスターを見て当然ロマンスと思いましたが、最後はえっ、これで終わっちゃうの!?
◇ JUNO:いわゆる青春ドラマでしたが、最後はロマンスで終わりとても良かったです。
◇ 奇跡のシンフォニー:主演の子供の運命より、その子の両親のロマンスに興味を持って見ました。

TVドラマで、
◇ 猟奇的な彼女:オリジナルの韓国映画と違った筋書きで、良かった、良かった。
◇ ちりとてちん:ヒロインのロマンスだけでなく、彼女の両親や友人のロマンスがいっぱいあって良かった。
◇ キミ犯人じゃないよね?:最終回は、ロマンスで締め括るのかと思っていましたが…

などなど。

では、ロマンスファンのみなさん、Happy Reading!


▼返答


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