[掲示板: 〈過去ログ〉本のこと何でも -- 最新メッセージID: 3237 // 時刻: 2024/11/23(08:19)]
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2106. Re: アメリカの教科書:Core Knowledge Series
お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/1/30(07:33)
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おはようございます。
このシリーズの実物を手にした経験は無いので推測の範囲ですが、最も読みやすいと思われる What Your Kindergartner Needs to Know: Preparing Your Child for a Lifetime of Learning から読み始めたらいかがでしょう?
この本を書いたE・D・ハーシュ教授は、米国の学校で reading を教えている先生や、子どもの教育に関心のある親たちのあいだで有名な人物です。読解力に対して80年代から独自の仮説を提唱してきました。
米国の学校では reading の方法を重視し、背景知識を軽視してきたため、子どもたちの reading 能力が低下したと言うのです。対策として、本を書く人たちが常識と仮定している共通の背景知識を子どもたちに教えるべきだと考え、そのための辞書や参考書を開発してきました。
もう少し具体的に言うと、フラッシュカードを使って単語を学んだり、断片的な例文を分析するような授業より、常識的な地名や人名、歴史上の事件、ことわざや、マザーグースの詩、有名な作品の題名などを教える方が reading の力を伸ばすことができるというものです。
本を読んでいて分からない箇所に出会ったとき、僕たちは単語や構文が分からないせいだと思いがちですが、分からないのは背景知識が足りないせいだと、この先生はおっしゃるわけです。皆さんどう思います?
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