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2063. Re: 現代戯曲、古典戯曲、演じること、Star Wars
お名前: Ryotasan
投稿日: 2007/1/12(11:24)
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Hamlet談義に花が咲いていますね。質・量ともにShakespeare作品の最高峰なので、これから読む人には喜劇か、悲劇でも Macbeth や Julius Caesar など短めの作品から入ることをお薦めします。Hamletに登場する大臣もCaesarを演じたことがあるという設定になっています。
〉〉〉「尼寺へ行け!」て、恋人になんて酷いことを言うんだろうと
〉〉〉思っていましたが、ケネス・ブラナーが監督した『ハムレット』を観たら、
〉〉〉緊迫感の漂う凄い演出で・・・。あの人天才ですねー。
〉〉〉狂人のフリをしている台詞と、思わず本音が出かかった台詞と、
〉〉〉政敵が立ち聞きしてるのに気がついてまた狂人のフリになるのと、
〉〉〉このタイミングで、こういう演出で気がつくのか〜
〉〉〉と鳥肌が立ちました。ご覧になりましたか。
〉〉観ていません。ああくやしい(T-T;)。
〉〉1988年に多読の方法で Hamlet (Penguin Shakespeare) を読み、それから詳しい注釈書 (Arden版) を読みました。
〉Ryotasan、すごいー!
〉Arden版って1ページの半分くらい注釈のやつですよね。
〉それであの映画を観てないのは、うーん、わたしもくやしい〜(笑)。
すいません。(^-^;) あのころは多読を始めて10年めで、現代語による注釈はとばし読みでどんどん読みました。短くて断片的な注より、長くて詳しい注の方が分かりやすいこともあります。
〉そして、もっとくやしがらせちゃうかもですが(爆)、
〉立ち聞きされている気配に気付いたからという解釈は、
〉この映画が初めてじゃないでしょうか。(違ったらごめんなさい)
BBCのラジオ劇では、ブラナーさんが一人で台詞の練習をしているのを誰かがこっそり録音し、それが最終的な放送にも使われたそうです。僕は聴いていませんが、Timeの記事にはそう書いてありました。
〉それまでは、オフィーリアと話しているうちにキレてしまった(?)、
〉若さゆえに感情の起伏が激しい青年というイメージだったと思います。
〉このブラナーの映画を観ると、これ以外に考えようがないくらい、
〉すべての台詞がぴたっとハマって、怖いくらいですよー。
〉(ますます観たくなりました? ^^)
96年にあの映画が公開されたとき自分は新婚で、Hamletよりも別のことの方に関心がいっていました。
今でも、原書の頁を開いて、台詞を朗読することが、年に1回ぐらいはあります。自分の解釈で好きなように読むのも楽しいので、とりあえず日本版のDVDが出るまで待てると思います。
〉ええっFrankensteinもやってたんですか。知らなかった・・。
Mary Shelly's Frankenstein という題名で、怪物の役はロバート・デニーロさんです。脚本も出版されました。映画の写真や解説が沢山ついています。
それにしても、現代戯曲の話から Shakespeare そして Hamlet へと話がどんどん進展していくのは、やはり作品にそういう魅力があるからなのでしょうね。常識はずれに長くて、上演は大変なはずですが。
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