♪Blash up your Shakespeare

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2031. ♪Blash up your Shakespeare

お名前: 杏樹
投稿日: 2007/1/8(14:17)

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すけさやママさん、こんにちは。

〉〉シェイクスピアなどは舞台を見ないとおもしろくないですよ。演出家や俳優によっても印象が変わりますし、おもしろい舞台を見てこそ、戯曲を読むのがおもしろくなるんです。私はシェイクスピアは舞台を見てから1冊ずつ買っていってます。日本語ですけど。舞台を見ないと読む気がしません。

〉目から鱗です!もしかしたら、戯曲ってそういう風に読むものなのかもしれないですね。
〉杏樹さん、さすがです。私もそうやってシェイクスピアに挑戦してみようかな。
〉シェイクスピアは昔からあこがれつつも、戯曲の苦手な私には無理とあきらめていたのですが。
〉(学生時代に英文学の講義を聞きながら、シェイクスピアってなんてつまらないんだろう、
〉こんな巨匠の書いたものの良さが分からないなんて、自分はなんて文学の価値の分からない人間なんだろう、
〉と落ち込んでいたんです。)

それはもしや英語の授業のおかげで英語が嫌いになった、というのと同じかも…。英文学の講義でシェイクスピアがそんなにつまらないと思ってしまったなんて、と〜〜〜っても残念でたまりません。

シェイクスピアは劇団の座付き脚本家だったんです。劇団で芝居を上演して、それが当たったので活字になって出版されたものが残ってるんです。もともと文学として書かれたものではないんです。読むためではなく、上演するために書かれたものです。古典文学として祭り上げられるのはシェイクスピアも本意ではないかも。当時の人を楽しませるために芝居を作ったんですから。

〉〉余談になりますが、シェイクスピアは、特に喜劇になると演出家と俳優の技量で作品の印象が全く変わります。ある劇団でちっともおもしろくないと思った芝居が、別の舞台で爆笑の舞台になったこともあります。

〉へえ〜おもしろいですね。いつか絶対にシェイクスピアの舞台を見に行こうと今、決意しました!
〉同じ作品でも一度であきらめず、いろいろ見てみれば面白いものに出会えるかもしれないんですね。

もし見に行くならとりあえず蜷川幸雄が演出しているものならはずれがないと思います。
一つの作品を違うバージョンで見るのも面白いです。特に「ハムレット」などはあちこちでしょっちゅう上演されるので、どれだけ見たことか。

ちなみにタイトルはシェイクスピアの「じゃじゃ馬ならし」をもとにしたミュージカル「キスミー・ケイト」のナンバーです。「じゃじゃ馬ならし」を上演する劇団のすったもんだのお話ですが、その中で劇団員をゆすりに来た二人のギャングが劇団内のゴタゴタに巻き込まれて、ドサクサにまぎれて舞台にまで上げられ、最後にはシェイクスピアがおもしろくなってこんな歌を歌います。二人のかけあいでおもしろおかしく歌うテンポのいい歌です。


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