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1709. ゴンブリッチはウィーン出身。 Bless my homeland forever♪
お名前: たかぽん
投稿日: 2006/7/15(23:39)
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杏樹さん、こんばんは。たかぽんです。
〉〉世界史超初心者の私が嬉しかった本・・・
〉〉ゴンブリッチ『若い読者のための世界史』、
〉〉その英語版 "A Little History of the World" であります。
〉〉[url:http://www.amazon.co.jp/gp/product/0300108834/249-7590965-1313903?v=glance&n=52033011]
〉〉小学生高学年?ぐらい対象な感じの世界史本です。
〉〉オリジナルは、のちに高名な美術史家となるゴンブリッチが、1935年、
〉〉25才のときに書いたものです。
〉こんな本があるとは!
〉「世界史クラブ」行きですね。
〉しかも「超初心者」のお墨付き。
〉執筆経過がまたおもしろい。
そうなんです。
超初心者がおすすめするのですから間違いありません。(笑)
6週間で書き上げねばならなかったので、毎日1章は書いていたそうです。
午前・午後と調べものをして、夜に執筆。
日曜はお休み。デートの際、ふところからやおら紙の束を取り出し、
「ちょっと読んで聞かせたいものがあるんだけど、いいかな?」とか言って、
その週に書き上げた分を彼女に読んだそうです。
(翌年結婚。彼女が、この本の序文を書いているLeonie Gombrichの祖母です。
「彼が読み聞かせてくれてよかったわ。」とゴンブリッチ夫人は述懐します。
「だってエルンストの書いた字ったら、とっても読みにくかったんですもの。」(笑))
〉〉ゴンブリッチはその後、イギリスに拠点を移し、偉大な学者になっていきます。
〉〉(1972年にはナイトに。)
〉〉彼の代表作"The Story of Art"は、美術史関係では世界で一番売れてる本なんだそうです。
〉〉(買ってみました。分厚いが、やさしい語り口で、面白い本です。)
〉これもおもしろそ〜〜。
〉ところで、ゴンブリッチって何人ですか?ドイツ人?
完全に言い忘れてました。ウィーン出身です。ユダヤ人。
ドイツ語だから、ほんとはゴンブリッヒなんですかね??
〉〉ええ本でした。
〉〉根性無しの私が最後まで読みきれた世界史本は、これが初めてです・・・。
〉初めて?ジーン・フリッツは?
世界史の通史の本を最後まで読んだのは初めてでした。
日本語の本も含めて・・・。
教科書も最後まで読んだことなかったです。
(っていうか、どの教科も最後まで読んだ教科書というのが無いと思う・・・)
〉チャプターのタイトルがおもしろいですね。普通の歴史の時代区分とか人命とかじゃなくて。一体何が書いてあるんだろうって思いますねー。
そうでしょう♪
世界史っていうと、どうしても西洋中心で、この本もそうなのですが、
西洋の「当事者」が書いてるなぁ、という迫力があります。
文化や脅威の記憶が、血の中に流れているといいますか。
いろいろな出来事が今にどうつながっているかという視点にしっかり立っているので、
日本の世界史本にありがちな、「なんでその出来事・人名・地名が重要なの?」という、
「糸の切れたタコ的事項羅列的」な感じが一切ありません。
人間はどうやって今のようになったか、これからどうなっていくのか、考えよう、
という姿勢につらぬかれた本ですね。
(ちょっと持ち上げすぎかなぁ・・・)
〉酒井先生が何か言ってますが、ほんの数日前ヒストリカル・ロマンスを注文してしまい、しばらく余裕がありません。しばらくカートでお休みいただくことになりそうです。
おぉ。
akoさんといい、やっぱり先輩方はディープに世界史しておられますなぁ。
少しでも近づくべく精進いたします!
ではでは!
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