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1541. Re: WORDSWORTH CLASSICS(安い・薄い世界文学のシリーズ)
お名前: 泊義 http://d.hatena.ne.jp/hakugi/
投稿日: 2006/4/13(23:40)
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momijiさん、こんにちは。 泊義です。 〉私も、世界文学には非常に興味があって、 〉ゆくゆくは読んでいきたいなと思っています。 〉今のところ、児童文学で読みたい本がたくさんあるので、 〉なかなかたどりつけませんが・・・。 私も世界文学をまだ読めるレベルではないのですが、日本語訳で馴染んだ ものから読んでいくつもりでおります^^;)。 〉〉・各シリーズの特徴(完訳か抄訳か、など)。 〉少なくとも、WORDSWORTH CLASSICSシリーズは、 〉表紙に、「complete and unabiridged」と書いてあれば、 〉完訳だと思います。 〉ちなみに、このシリーズは、安い(525円!)のと薄い(軽い)ので、 〉私のお気に入り(通勤時のお供にぴったり)です。 〉字がちいさく詰まっているのが欠点でしょうね。 〉(安い・薄い→字が小さい、詰まってるという関係ですけどね) 〉ジュンク堂池袋店でみかけました。 〉amazon.co.jpでも売っています。 なるほどー。WORDSWORTH CLASSICSシリーズは、初めて知りました。 「二長一短」といったところですね^^。 ぜひ、書店で手にとって、字の大きさ・字の詰り具合を見たいと 思います。 〉泊義さんが期待されているものとは若干異なって、 〉特定の作品の完訳版を探すときのテクニックですが、 〉参考になるかと思い、投稿しますね。 〉「Heidi(アルプスの少女ハイジ:元はドイツ語)」の 〉完訳はないか探したときの経験です。 〉どうやら、ヨーロッパ圏の言語間の翻訳は 〉言語間の類似度が高いということもあって、 〉翻訳は簡単なことと思われがちで、 〉翻訳者へのrespectが低かったみたいです。 〉そのため、翻訳者の名前が出版された本に書いてないという 〉ことも多いようです。 〉私の手元にあるHeidiにも翻訳者が記載されていないものがあります。 〉というわけで、必ずしも翻訳者が誰かわからないかもということが1つ。 〉#逆に、日本の場合は、 〉#ヨーロッパ圏の言語(英語など)から日本語などの 〉#翻訳は難しいと思われているため、 〉#翻訳者は大変respectされてます。 〉#そこで、誰が翻訳したかが重要だと思われているので 〉#必ず翻訳者の名前が記載されています。 「翻訳」という仕事に関する認識の違いは、大変興味深いですねー。 〉あと、私が完訳版を探したときに使ったテクニックは、 〉・complete and unabiridged などが書いてあるかどうかチェック 〉(amazon.comの表紙画像、中身一部閲覧などを利用) 〉・amazon.comで翻訳者の名前がわかるかどうかチェック 〉(書誌データ、表紙画像、explore: Copyrightなど) 〉・amazon.comのtext statsの総語数(Number of Words)をチェック 〉(注:text stats がない本も多いです。) 〉・amazon.comの中身が一部閲覧できるようなら、 〉Copyright, Table of Contents、最初のページなどを見る 〉・http://www.gutenberg.org/catalog/(著作権の切れた文学作品の全文があるサイト) 〉を検索して、ヒットしたら、全文をダウンロードして、 〉↑にあげた書誌データや総語数、最初のページなどの情報を一通りチェック 〉これらの情報を総合的に使って、完訳かどうか判断しました。 非常に具体的かつ実践的で、とても参考になります。 完訳か抄訳かを見分けるために「著作権の切れた文学作品の全文が あるサイト」を活用するなど、私には思いも寄りませんでした^^;)。 そのシリーズ(すべて)が完訳どうか、というより、やはり各シリーズ 所収の(英訳)作品ごとに完訳か抄訳かが分かれるようですね。 よく考えたら、日本語訳の本でもそうでした^^;)。 新潮文庫にも、完訳作品も抄訳作品もありましたね。 〉それでは、Happy Reading! とてもためになる情報をご提供いただき、ありがとうございました。 今後とも、よろしくお願いいたします^^。 泊義
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