WORDSWORTH CLASSICS(安い・薄い世界文学のシリーズ)

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1539. WORDSWORTH CLASSICS(安い・薄い世界文学のシリーズ)

お名前: momiji
投稿日: 2006/4/12(18:07)

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こんにちは。泊義さん。

momijiです。

私も、世界文学には非常に興味があって、
ゆくゆくは読んでいきたいなと思っています。
今のところ、児童文学で読みたい本がたくさんあるので、
なかなかたどりつけませんが・・・。

"泊義"さんは[url:kb:1538]で書きました:
〉世界文学の英訳本について、どなたかご教示いただければと思い
〉投稿いたします。

〉・各シリーズの特徴(完訳か抄訳か、など)。
少なくとも、WORDSWORTH CLASSICSシリーズは、
表紙に、「complete and unabiridged」と書いてあれば、
完訳だと思います。
ちなみに、このシリーズは、安い(525円!)のと薄い(軽い)ので、
私のお気に入り(通勤時のお供にぴったり)です。
字がちいさく詰まっているのが欠点でしょうね。
(安い・薄い→字が小さい、詰まってるという関係ですけどね)
ジュンク堂池袋店でみかけました。
amazon.co.jpでも売っています。

〉例えば、ドストエフスキーの『罪と罰』をamazonで検索してみると、
〉(著者:"Dostoyevsky"、タイトル:"Crime and Punishment"、で検索)
これも、WORDSWORTH CLASSICSにありました。

泊義さんが期待されているものとは若干異なって、
特定の作品の完訳版を探すときのテクニックですが、
参考になるかと思い、投稿しますね。

「Heidi(アルプスの少女ハイジ:元はドイツ語)」の
完訳はないか探したときの経験です。

どうやら、ヨーロッパ圏の言語間の翻訳は
言語間の類似度が高いということもあって、
翻訳は簡単なことと思われがちで、
翻訳者へのrespectが低かったみたいです。
そのため、翻訳者の名前が出版された本に書いてないという
ことも多いようです。
私の手元にあるHeidiにも翻訳者が記載されていないものがあります。
というわけで、必ずしも翻訳者が誰かわからないかもということが1つ。

#逆に、日本の場合は、
#ヨーロッパ圏の言語(英語など)から日本語などの
#翻訳は難しいと思われているため、
#翻訳者は大変respectされてます。
#そこで、誰が翻訳したかが重要だと思われているので
#必ず翻訳者の名前が記載されています。

あと、私が完訳版を探したときに使ったテクニックは、
・complete and unabiridged などが書いてあるかどうかチェック
(amazon.comの表紙画像、中身一部閲覧などを利用)
・amazon.comで翻訳者の名前がわかるかどうかチェック
(書誌データ、表紙画像、explore: Copyrightなど)
・amazon.comのtext statsの総語数(Number of Words)をチェック
(注:text stats がない本も多いです。)
・amazon.comの中身が一部閲覧できるようなら、
Copyright, Table of Contents、最初のページなどを見る
・http://www.gutenberg.org/catalog/(著作権の切れた文学作品の全文があるサイト)
を検索して、ヒットしたら、全文をダウンロードして、
↑にあげた書誌データや総語数、最初のページなどの情報を一通りチェック

これらの情報を総合的に使って、完訳かどうか判断しました。

たとえば、総語数がわかれば、
万の単位で語数が多ければ、より完訳に近いだろうと判断するとか
が可能ということです。
Heidiの場合、7万語のものや9万語のものがありました。

これもHeidiの例ですが、WORDSWORTH CLASSICSシリーズであれば、
表紙にcomplete and unabiridgedが印字されていたのと、
text statsをみると91,831語あったというので、
これが完訳版だろうと判断しました。
で、ほかのシリーズで同じ内容かどうかは、
text statsやTable of Contentsや、最初のページを見たりして、
ははーん、これとこれは同じやつだなと判断したというしだい。

〉以上、どなたかご存知の方がいらっしゃいましたら、
〉教えていただけると幸いです。
というわけで、参考になれば幸いです。

それでは、Happy Reading!


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