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お名前: 杏樹
投稿日: 2004/6/19(00:03)
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れなさん、こんにちは。
れなさんの紹介してくださるファンタジーの報告、いつも指をくわえて読んでます。私はまだまだ児童書ばっかりです。
〉1.ファンタジー系
〉ほほほほほほ。それでももちろん読んではいます。リベンジ始める前に読んでた分もあり
〉ますし、何もないなんてことはありませんよー。
やっぱりファンタジーがないと。
また、恋愛小説はけっこう好きな方ですが、「ハーレクイン」と聞くと敬遠してしまうのはなぜ?
でも途中をばっさりカットしましたが、今回これが気になります。
〉Richard E. Nisbett
〉"The Geography of Thought : How Asians and Westeners Think Differently … and Why"
〉48800 LV9 ★★★★
〉議論好き、比較文化論好きの皆様に捧げる、スペシャルな1冊(笑)。
…私のため…?
〉今回、「なんとかこれを読み終わってから」と思っていたら、大変な時間がかかりました。
〉アマゾンのPB新刊コーナーで何度となくおすすめされていたので、ご覧になられた方も
〉多いのでは? PBなんですが、社会心理学系の専門書です。英文そのものはそんなに難しく
〉ないですが、がんがん読めるかって言われると、私は読めませんでしたー。こういう本を
〉「24時間以内配送」にしてるアマゾンって一体………?
〉さてここに、1枚の絵があります。一番下に牛。左上には鶏、右上には草。「一緒に
〉するのはどっち?」と聞かれたら、あなたは鶏と草、どちらを選びますか?
〉え? 私はもちろん「草」です。牛と言えば草ですよね。この本によると、どうも
〉東洋人は迷うことなく「草」を選ぶらしいです。そして、西洋人は迷うことなく「鶏」
〉を………。
〉鶏? 百歩譲って馬や羊なら一緒にしてもいいけど、鶏?
〉西洋人は、物事をすべてカテゴライズしてとらえるのだそうです。だから、「家畜」
〉つながりで牛と鶏は仲間。東洋人は「つながり」で物事をとらえるので「牛は草を食べる」。
〉なんというか、意外を通り越して、「マジ?」みたいな(笑)。
〉この本は西洋人の書いた本なので、東洋人の私には結構腹立たしい部分もあったのですが、
〉著者がいちいち驚いたように報告する東洋人の考え方と、それと比較されている西洋人の
〉考え方を読むと、「ああ、そういうことだったのか」と思うことがたくさんありました。
おもしろいですね。著者がいちいち東洋的発想に驚く、というのはいただけない気がしますが。
〉今まで読んできた小説の中で、どうしてそういう考え方が出てくるのかわからなかった
〉ようなことも、なんとなく理解できるような気持ち。これ1冊を鵜呑みにするのは危険です
〉が、参考にはなりますねー。ちょっと難しいですが、おすすめです。
〉言語による思想の違いについてもちょっと書かれています。でも、この本の中では、
〉あまりメインの話にはなっていませんでした。
ますますおもしろそう。
〉ちなみに、この本を読む場合には、「辞書は標準装備」が良いでしょう(笑)。それも、
〉和英(爆)。なぜなら、この本はこうした違いのルーツを、西洋人のそれはギリシャ哲学に、
〉東洋人のそれは中国哲学に置いていて、ギリシャはともかく中国のそれは、日本人なら
〉漢字で見れば一目瞭然、っていうようなわけがわからない単語が頻出するからです。
〉中国史、中国思想史に詳しい方以外は、辞書引いちゃった方が断然お得。いえ、でも、
〉面倒くさがりの私はあんまり引きませんでした(笑)。だから、いまいちです。
中国史〜〜!
もう、これは私に読めといっているような本ではありませんか!
いや、私のために報告してくれたに違いない!
(すみません、ハイテンションになってます)
〉それにしても、読み終わって「でも、西洋人側からだけじゃやっぱりだめよねー。
〉この中で共同研究してる日本人(や中国人、韓国人)の論文も探して読まないと完全
〉には理解できないんじゃないかなー」とか思ってしまった私はやっぱり全体を見ないと
〉気が済まない東洋人? それとも、科学的根拠を求める西洋思考?
私に読めるかどうかが一番の懸念ですが、この本を読んで思うところをぐちゃぐちゃ書いてみたくなるかも…。
それでは面白い本の紹介、ありがとうございました。
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