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お名前: アトム http://abookstop.blog8.fc2.com/
投稿日: 2006/1/10(23:41)
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アトムです。あけましておめでとうございます。
絵本報告も今月で丸3年ですって。
そうは見えないかもしれないけれど、私、驚いています。
そして、その驚きとはまるで関係なく絵本がセレクトされている『その43』です。
えーっとですね、前に『動物園』でくくった報告をしたことがありますが、
今回は、『身近な動物』でいこうかと。なんというか、いわゆるひとつの『農場系』で。
農場には犬と猫はいるでしょうね。
■The Big Pets Lane Smith レベル2 総語数230語 ★★★
(邦題:おおきなペットたち)
えらくまた現実味のないお話。ペットがやたら大きい空想の世界です。
でもペット一緒にいる子供達は嬉しそう。設定が「夜」なので、全体に暗いです。絵がね。
■Hond & Fabian Peter McCarty レベル0 総語数150語 ★★★★
(邦題:ホンドとファビアン)
ふわふわと優しく甘い絵です。犬とネコのお話。
それぞれがどう一日を過ごしたか、という他愛ない話ですが、子供に引きずられているネコが可愛い。
■Rotten Ralph Nicole Rubel レベル2 総語数620語 ★★★★
(邦題:あくたれラルフ)
Jack Gantos作。ネコのラルフはと悪いことばかりするとんでもないネコで、
それでもその家の女の子Sarahはそのネコを好きだったんだけど、
とうとうお父さんの堪忍袋の緒が切れてしまいます。
ネコの振る舞いには辟易するけれど、なぜか切なくなってしまうお話です。
じっとしていられない気分になります。
農場には池があり、そしてカエルが必ずいるはず。
■Jump, Frog, Junp! Byron Barton レベル0 総語数320語 ★★★
(邦題:とべ、カエル、とべ! )
Robert Kalan作。This is the House that Jack Builtみたいに、Thatでどんどんつながっていくお話です。
カエル君の周りには危険がいっぱい。飛べ!カエル、飛べ!
カエル君の絵がかわいいです。ラストも可愛い。
■Tuesday David Wiesner レベル0 総語数10語 ★★★★★
(邦題:かようびのよる)
コールデコット賞。掲示板で話題になっていて気になっていて、オフ会で見せていただいたときは感動しました。
その後近所の図書館で発見したので借りてきてじっくり眺めました。魅せる絵です。
字がないからって(いや、あるんだけど)ぱらぱらとめくっていける本ではありません。じっくり絵を読む本ですね。
■Felix and the 400 Frogs SIR3 Jon Buller/Susan Schade レベル3 総語数2,100語 ★★★
(邦題:)
えーっとですねえ、どんな話だったかなあ・・・。
冒険チックだったような気が。
3年前に読んだんだけど、何にも感想が書いてないので。(言い訳。申し訳ない、っていうか紹介するなよ)
ではいよいよ、農場本体に目を向けて。
■The Grumpy Morning Darcia Labrosse レベル0 総語数220語 ★★★
(邦題:)
Pamala Duncan Edwards作。テンポが良くて愉快になります。
朝なのに農場の動物達のごはんが用意されていません。まあ、賑やかなこと。
■The Flea's Sneeze Karla Firehammer レベル0 総語数400語 ★★★
(邦題:)
Lynn Downey作。こちらも愉快なお話です。
真夜中、小屋でみんなが静かに眠っているのに、Fleaだけは鼻がむずむず・・・。オチがかわいかった。
■Who Wakes Rooster? Megan Halsey レベル0 総語数250語 ★★★
(邦題:)
Clare Hodgson Meeker作。すごく易しいお話ですが、面白いです。おはようの本になるのかな。
もう朝のはずなんだけれど、すごく静かなの。どうしてかって言うとBounceが吠えていないから。Bouncehaはどこにいるのかな?ってな風に進んでいくお話です。
特に牛。
■Daisy Brian Wildsmith レベル2 総語数800語 ★★★★★
(邦題:つばさにのったデイジー )
ワイルドスミスさんね、絵が抜群にいいですね。
安野光雅さんを思い出しました。映画スターになった牛のDaisyのお話です。
ちょっとした仕掛けがある絵本です。
■Click, Clack, Moo Cows That Type Betsy Lewin レベル0 総語数370語 ★★★★
(邦題:)
Doreen Cronin作。リズミカルですごく愉快なお話です。
牛にタイプライターを持たせたら、ろくなことになりません、気をつけましょう。(笑)
■When Cows Come Home Chris L. Demarest レベル0 総語数280語 ★★★★
(邦題:)
David L. Harrison作。こちらも愉快で賑やかな牛さんのお話です。
絵を見ているだけで愉快になります。リズムもいいです。
きっと虫もいる。
■The Bad-Tempered Ladybird Eric Carle レベル2 総語数800語 ★★★★
(邦題:ごきげんななめのてんとうむし)
久々のエリック カールさんだなあ。
時間と、動物や昆虫の大きさの比較がわかる本。なかなか楽しいです。
■why Mosquitoes Buss in people's ears Leo and Diane Dillon レベル2 総語数1200語
(邦題:どうしてカはみみのそばでぶんぶんいうの?—西アフリカ民話より )
西アフリカの民話。Verna Aardema文。
蚊がイグアナに大嘘をついたことが巡りめぐって太陽が昇らなくなってしまいます。
落語みたいなお話です。オチがいい。エアブラシなのか、絵のグラデーションがとても綺麗です。
■The Spider and the Fly Tony DiTerlizzi レベル3 総語数710語 ★★★★★
(邦題:)
コールデコットオナー絵本の会。映画を見ているみたい!と思ったら、
ハリウッドの古典ホラー(1920年代〜1930年代)を模して描いたんですって。
ほんとに映画みたいなの!白黒でね、黒いバックにタイトルが白く光っているし、
こう、お屋敷にカメラが近づきながらクレジットが流れるという、ほんとにウマイ。
Mary Howittさんが書いたcautionaryな話が基になっているそうです。語数は、最後のクモの手紙を含みます。”Oh no, no."というFly嬢の台詞がお気に入りです。
この絵本、大好き大好き大好き。
農場はおしまいです。
次は遊び絵本。
■Look-Alikes Thomas Lindley(写真) レベル2 総語数460語 ★★★
(邦題:)
Joan Steiner作。この本はねえ、写真に隠れているオブジェクトを見つけるんです。
一見どの写真も普通の風景やお店の中の様子に見えるんだけど、
よく見ると機関車のボディはコーヒーポットだし、タイヤは時計、掃除機は爪切りとクリップでできている・・・。
そういうものを見つけるんです。1000個以上のものが写真の中に隠れているそうです。
暇つぶしにはもってこい。後ろには答えも載っています。
■Walter Wick's Optical Tricks Walter Wick レベル1 総語数690語 ★★★★★
(邦題:視覚ミステリーえほん)
写真のだまし絵。だまし絵で、ねじれた三角形の絵ありますよね?あれの実写です。
うまーく角度をあわせて、ねじれて見えるようにしているんです。
他にも目の錯覚を利用した写真とか、すごく面白かったです。
■Touching the Distance - Native American Riddle-Poems Maria Rendon レベル0 総語数150語 ★★★
(邦題:)
Brian Swann作。なぞなぞ本です。
イラストが神秘的で素敵です。
絵をみたら答えわかっちゃいますけれど、一応後ろに答えが載っています。
次は上のようなほんとに遊ぶ本ではありませんが、本自体がぶっ飛んでいるんです。
お話を楽しむというより、デザイン的な本ですね。
■Button Sara Fanelli レベル1 総語数380語 ★★★
(邦題:ボタン)
洋服から取れてしまった、赤いボタンの冒険。いろいろなものに変身(?)します。
■Dear Diary Sara Fanelli レベル2 総語数1,500語 ★★★★
(邦題:ディア・ダイアリー )
自分で上げた書評をそのまま引用です:
この本、ハンドライティングでとても読みにくいけれど、構成がとってもよくて、はじけています。
出来事が、いろんな人(物)の日記で多角的に(?)わかるようになっている楽しい本です。
ハンドライティングは読みにくいけれど、実際によその国で暮らすとなると、どんなくせ字でも読めるようにならないとだめなのかも。
近況報告
きっと今年中に1000万語行くと思うんですけれど、あと100万語と少しなんですけれど、
あまり真剣に読んでいないので、年末までに通過できればな、と。
今年の目標に「シャドーイングをやってみる」と言おうかと思ったのですが、やめます。
あ、今年の目標は、絵本報告のグランドフィナーレを迎えるってことで。
あとは1000万語通過。
今年もよろしくお願いいたします。
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