Re: Sidney Sheldonの次の本

カリフォルニア・ガイさん、こんにちは。　まりあ＠ミステリー担当です。

〉先日Sidney Sheldonの最新作「Are you afraid of the dark?」のPBを読了しました。これでSideny Shedonの長編は全て読破したことになります。ひたすらSheldonを読み続けたのは第一に面白くて分かりやすいからです。
Sheldon以外も何冊かは読みましたが、結構難しかったり面白くなかったりして結局Sheldonに戻ってしまいました。

　　　シェルダンと他の有名ペパーバックの難易度の差はかすかなようで、
　　　実際読むと、結構きつかったりしますね。特にあらすじがわかる
　　　だけでなくある程度の理解度で読みたい場合。　

でも全部読んじゃったのでいよいよ次の作家を本格的に探さないといけません。

　　　あんまり有名にならなくて残念なのですが、Jan BurkeのIrene
　　　シリーズは良いですよ。#1 はGoodnight Irene。薄目です。
　　　巻を追う毎に長くなっていきますが...
　　　翻訳がひどくて、原作の雰囲気を伝えていないのでこの作者が
　　　有名になれないのでは？とひとりで歯ぎしり。
　　　人間関係の描写が暖かく丁寧でシェルダンとは違った趣、
　　　「本を読んでいる」という気分になれます。味のある猫も良い。

　　　もう少しハードボイルドなのが良ければ、Robert B. Parkerの
　　　Sunny Randallシリーズはどうでしょう？
　　　文章もストーリーも入り組んだ構成になっていないので、知らない
　　　単語を飛ばしていけば、つるつる先に進めます。思考を後戻りさせる
　　　必要のない点、シェルダン共通点があるかと...
　　　今のところ全4作、そのうちＰＢになっているのは3冊ですが、
　　　このシリーズで練習したら、Spenserに進めば無理なく本格的
　　　ＰＢリーダーにステップアップ出来ないかしら？

　　　上記より少し易しめから始めたいなら、Jeffery Deaverの初期の
　　　作品にRune Trilogyがあります。#1はManhattan Is My Beat。　
　　　彼を有名にしたThe Bone CollectorやThe Coffin Dancerをはじめと
　　　するリンカーン・ライムシリーズほどの面白さには欠けるという
　　　人もいますが、ページ数も少なめで単語も少し易しく感じます。
　　　お手のもののどんでん返しはちゃんと入っていますし、Deaver
　　　入門にはお薦めですよ。
　　　この3冊が終わって、ライムシリーズまでまだちょっとだったら
　　　間にはThe Blue Nowhereを挟んだりして。

　　　とりあえずこんなところでしょうか？もうあと一歩のところまで
　　　来ているので、有名作家を一番易しいタイトルから攻めていけば、
　　　自由に好きなものを選んで読めるようになる日も近いことでしょう。

　　　Happy Reading!