[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/23(03:44)]
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お名前: Ally http://www.geocities.co.jp/Bookend-Hemingway/2792/
投稿日: 2003/1/22(13:07)
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バナナさん、こんにちは。Allyです。
〉■ 本題
〉 みなさん、好きで集めている作家はいらっしゃいますか?
〉 この掲示板の方々の間ではどんな作家が人気あるんでしょうか?
〉 よかったら教えていただけませんか?
HolesのLouis Sachar、A Series of Unfortunate EventsのLemony Snicket、
そしてRoald Dahl……。気になる作家はいるのですが、どれもこれもSSSでは
有名なので、おそらくまだここでは話題になっていないAndrew Clementsを
ご紹介します。
と言っても、私も昨日1冊読んだだけで、他の本はこれから注文するので、
「好きで集めている作家」というよりは「大好きになってしまったのでこれから
集める作家」という感じです。でも、かなりハマりそうな予感がしています。
表紙の絵に惹かれて「Frindle」という本を読んだのですが、これが面白くて、
15,000語、一気読みしてしまいました。レベルは3〜4くらいだと思います。
私の中ではHolesを超える面白さでした!
あらすじを簡単に。
Nickという男の子が、学校で言葉が生まれる仕組みについて習ったときに、
「penのことをfrindleと呼ぶようにしたら……」と、ちょっとした悪戯(?)を
思い付きます。そのfrindleが、最初は5年生の間に広まり、次は学校に、
そして……どんどんブームを巻き起こしていきます。(このあたりは、ペイフォワードに
似ているかもしれません)
そこに立ちはだかるのが、Langage Artsの先生Mrs. Grangerです。勝手に意味を
持たない言葉を使ってはいけないと、Nickたちをしかります。
frindleブームの行方と、Nick VS Mrs. Granger の戦い。最後まで息の付けない
展開が続きました。ラストもすごく良かったです。
そして、この本が面白いのは、何と言ってもMrs. Grangerが辞書好きだという
ことです。辞書をこよなく愛していて、30冊も辞書を持ち、中には45万語以上
収録の大辞典もあって、親に「家に辞書を置きましょう」と手紙を書いたりも
します。
それに対して、Nickは「言葉は読んでいれば分かるし、分からないときは
お父さんに聞く」と、きわめて自然体なのです。タドキストなら、嫌でもNickを
応援してしまいます。
Andrew Clementsの本、他にも何冊か面白そうなものがあるので引き続き読んで
みます。バナナさんも機会があったら読んでみて下さい!
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