[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/26(08:34)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: まりあ
投稿日: 2002/3/14(02:15)
------------------------------
〉クリスティの短編で躓く程度の僕が、
〉グリシャムの法律サスペンス(こんな言葉はないかもしれない)
〉あたりを読めるのか!? という疑いはあります。
クリスティーやエラリークイン、ディクスンカーなどの
翻訳を高校時代夢中で読みましたが、こうした本格推理小説は、
全編の中のほんの2、3行の中に隠された手がかりから謎を解く
ように、言葉遣いの一つ一つにとても神経を使って書かれています。
日本語で読んでもうっかり見過ごして、”しまった!”とほぞを
噛むのですから、英語で読みとるのは相当難しいだろうと思います。
分からないところを飛ばしていたら、肝心の謎解きの手がかりを
飛ばしてしまうかも知れないと心配で読む気が起きません。
上記を読者推理型小説とすれば、対局はシドニー・シェルダンで、
これはジェットコースターのような波瀾万丈のストーリーを、
ただ読み進むだけの単純見物型小説ですから、半分くらい飛ばして
読んでも意味が掴めなくなる心配がないかわり、軽すぎて読書
の満足感はあまり高くありませんね。
グリシャムやパトリシア・コーンウェルなどは、ちょうど
両者の中間くらいで、主人公が謎解きをする課程を見物する
主人公推理型小説です。ある程度飛ばし読みをしても謎は主人公が
解いてくれるので心配いりません。私はコーンウェルが好きですが、
検死官シリーズは難しい警察組織用語や解剖用語が英語で読む場合の
ネックになります。ハマー警察署長シリーズの方がストーリーも
くだけていて読みやすいです。グリシャムは法廷シーンなども
ありますが、法律用語が分からない場合飛ばしても読めるように
工夫して書かれていると感じます。
▲返答元
▼返答