[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/26(01:31)]
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お名前: 河手真理子(SSS英語学習法研究会)
投稿日: 2001/11/26(13:09)
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柴田さん、こんにちは。
マリコです。
すごいですね、4つの訳本をくらべて調べてみるなんて、シュリーマンをずいぶん詳しく研究されているのですね。
〉〉「keine か kleine か、それが問題だ!」
〉kine は no
〉kleine は little ですね
そのとおりだとおもいます。
あきおさんの指摘のとおりだと思います。
kein はno とおなじで、never という強い感じですが、
klein はlittle で、
a little が少しはあるという肯定的な意味を含んでいるのに対して
little ほとんどないというネガティブな意味をあらわしている英語の使い方と
同じだと思います。
だから、kleine 翻訳 で、ほとんど訳さないで、となるんだと思います。
eine kleine なら、少しは訳しながら読みましょうということになるんでしょうね。
シュリーマンが訳さないで読みましょうといっはいても、表現上、「決して訳な
いで」、というような強い口調をふくんだkeinはつかいたくないんじゃないでしょうか。
だから、訳者が誤植だと思って変えちゃったというのは、ひどいと思います。
それに、「短文の訳をする」という訳もひどいです。
それにしても問い合わせに対して、岩波文庫から返事がこないというのは不親切な出版社ですね。
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