[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/24(07:43)]
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お名前: 職人
投稿日: 2002/12/2(21:41)
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yukiさんへ
はじめまして、職人と申します。
いつもご自分の投稿にちゃんと回数を付けられているのですね。非常に印象的です。
私の体験談を申し上げますが、期待されているような事ではないので、先にお断りしますね。
自分の学生時代の英語の成績は、可もなく不可もなく。
英語に対する思いも格段にあった訳ではなく、まぁ出来たらカッコイイし、役に立つだろうぐらいにしか思っていませんでした。
そのままずーっと過ごしてきたのですが、3年前に会社の人事異動でそんな事を言っていては明日の糧を得るのも難しいかもと言うような、英語が必須の部署に異動になりました。
仕事で使い物になるような英語力は持ち合せていませんから、出来ない事にかなりナーバスになってしまったのも事実です。
図書館で英語の勉強法の本を片っ端から読んだり、会社からお金が出て学校へ通わしてもらったり。
とにかくヒリヒリした思いを抱えながら、必死に英語に向かっていました。
そんな中ちょっとした偶然が重なって、今年の3月の下旬にこの多読と出会って、9月下旬に100万語を通過し、今は150万語あたりにいる状態です。
そこで自分が感じた変化ですが、劇的な事は何もありません。
でもちょっとした変化はありました。
一つは、出来ないと言う事に対して動じなくなったことです。
分からない、聞き取れない、と言う事がこわくなくなりました。
二つ目は、仕事でも英文を見るのがイヤでなくなりました。
積極的に見てみようかなと思える心持ちになりました。
英文の書類を見るのもプレッシャーだった自分が、構えず読もうという態度に変わりました。
三つ目は、100万語を達成してちょっと浮かれていたのでしょう。
書きたい、しゃべりたいと言うアウトプットの欲求が表れました。
これは今は落ち着いて来て、心の中でそういう波がやってきた時だけ板に乗る感じです。
これを大した事がない変化に分類するのか劇的な変化に分類するかは、その人の立っている位置や向いている方向で大きく左右されると思います。
早く読める様になったなと感じたのは、パンダ読みをした時に、目が以前よりスムースに動くなとというくらいです。
分速が100w/mから200w/mに!なんて言うものではありません。
でも、こういうささやかな体感で、その時々の歩いてきた道のりを実感したりしてます。
洋書が楽しく読める様になったのは、自分が楽しく読める本に巡り会った時です。
レベルや分速とは、関係のないところにあります。
自分の心が動いているを感じると、自分なりに読めているんだなと思います。
私がこの方法で一番優れていると感じるのは、楽しんでしましょうと言う事だと思います。
yukiさんは読書を楽しまれていますか?
実際楽しくないと続かないですからね。
このごくごくシンプルなことを、この多読を通して実感しています。
私の最近の悩みは、100万語読んだのにこんな事も未だ分からないのか、もっと出来なきゃいやみたいな、100万語達成したからにはもっと出来ていて欲しい自分の理想像と、現実の自分とのギャップに散々悩んできました。
100万語から150万語近くまではいばらの道でした。
そこを抜け出せたきっかけは、偶然手に取った本を夢中でとても楽しく読めた事です。
書評で調べたら、自分の普段読んでいるレベルよりも2つも上でした。
こういう本も読めるんだと言う喜びが、落ち着きを取り戻させ、歩いてきた道に改めて自信を与えてくれました。
私の目標はここで言うのははばかられますが、それなりに胸に秘めているものがあります。
50万語のいばらの道を経験した今だからこそ思えるのですが、成果を求め過ぎると自分に足元をすくわれると言う事です。
そのことを自戒しながら、楽しく歩いているといつかちょっとした変化に気が付く。そんなスタンスでいる事を大事にしていこうと思っています。
なので、たかが100万語とうそぶいております。
これが私の経験談です。
激励の言葉が全くなかったですね。それはまずい。
Happy Reading !!! (巨大ポイントのつもり)
職人
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