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お名前: しお
投稿日: 2002/11/8(07:58)
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ジアスさん、まりあさん、おはようございます。しおです。
ジアスさんのお宅の子供さんへの読み聞かせ素晴らしいですね。
娘さんたちの言葉の世界がどんどん豊かになっていくのが
目に見えるようです。
私も3歳の子供にやはり夜読み聞かせをしていますが、子供に何冊も
要求されると、「もうこれくらいにしとこうよ」などと、こちらが
先に寝てしまったりします。もっと読んであげなくちゃ、それから
図書館ももっと活用しよう、と思いました。
ところで、まりあさんが下に書いておられる幼児英語教室なんですが、
私も最近驚いた、というか怒りを感じたことがあります。
〉 育っていく子供を見ながら自分が勉強するのって、親子両方に
〉とても良いと思うんです。自分も勉強していると「子供ってすごいな〜
〉おとなよりどんどん覚えるぞ!」なんて子供の成長に感動できるじゃ
〉ないですか。自分がなんにもしないで、子供を幼児英語教室なんかに
〉通わせると「○○ちゃんはあれだけ覚えたのに、あんたは覚えが悪いのね」
〉なんてことになりかねない。いまあちこちに儲け主義の英語教室が
〉沢山出来て、子供のことがとても心配になります。ジアスさんのような
〉家庭が増えてくれることを祈るのみです。
〉では親子でHappy Reading!
最近、電話やダイレクトメールやなにかで幼児英語教室、幼児英語教材の
勧誘がうるさいのですが、全部無視していました。子供を小さいときから
いじりすぎるのが怖いし、私の持っている絵本で本人が見たがるものを
読んでいるのでいいかな、と思っていますので。
しかし、先日、近所の幼児英語教室が
「3年ぶりの生徒募集です」「楽しいので皆やめません(だから生徒募集
も数年に一回)」と近所の家庭をまわって、実際の授業でするゲームの
実演をしていて、うちにも来たので、いったい幼児英語教室ではどんな
ことをしているのか、ゲームなら子供も楽しいかなと思って実演して
もらいました。
ところが、内容に非常にショックをうけました。
まず、10数枚のカード(表に絵、裏が単語)を机に並べて、
「お母さん、このカードを使って文章を二つつくってください」と
いうのです。そしてつくると「すごいですね・・・・。でもお子さんもこういうのできるようになるんですよ」
(これ、いわゆる入試でおなじみの整序問題でしょう。
これができるようになったからって何なの?これが英語力だと思っている???)
そして、やっと子供とカード遊び。
次にまたカードで私にテスト。
5つの文章がつくってあり、前置詞のところだけ空いています。
そこに正しい前置詞のカードを入れるんです。
私がカードを並べたら、「えっ正解?!これお母さんの95%以上が間違えるんですよ!」
「こういう前置詞なんか子供たちは自然に身に着けて、ちゃんと正しく
使えるようになるんですよ」
ここまで聞いてよく分かりました。母親にわざとできない問題をやらせて
不安にさせて、「子供だけには苦労させたくない」という気持ちにつけこむやり方です。
ゲームで味付けはするみたいですが、こんなやり方で
「自然な前置詞理解」ってできるのか?
最後はカードリーダー。これは何かというと、カードに絵と単語(または
文章)が書いてあって、これをカードリーダーに通すとカードリーダーが
発音してくれるというものです。
これは教室だけでなく、家でも購入して使うんだそうです。
しかし、ひとり黙々とカードをカードリーダーに通しているこどもの姿
を想像すると寒々として、涙がでそうです。
背景から全く切り離されて感情のないひとつの文だけを聞いても
意味がないように思います。
なんだか、私が中学、高校とやって英語が身に付かなかったことを、
ゲーム的にして、もう一回幼児にやらせようとしているような気がして
なりません。
この幼児英語教室は全国に17万人も会員がいるそうです。ここに
通う子供たちってどうなるんでしょうか。英語がいやになるんじゃないか
と心配です。
他にもっと良心的なと幼児英語教室もあるのでしょうが・・・。(そうで
あることを祈りたいです)
やっぱり読み聞かせだけでいい、という感を強くしました。
子供には分からないところをそのまま受け入れる能力があるようで、
日本昔話の読み聞かせでも「天秤棒」「ござ」「苗」などなど
絶対知らない単語だらけだと思うのに平気だし、英語の絵本でもやっぱり
分からなくて平気なのでこちらがびっくりしました。
「未知単語恐怖症」からやっと立ち直った母としては勉強になります。
いまレベル0より易しいものを親子で読んでいて楽しいです。
「何でも好きなものを読んでいいんだ!(日本語でも英語でも)」という
読書に対する明るい気持ちを、大きくなるまで持ち続けてほしいと
願っています。
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