[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/23(11:42)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: 職人
投稿日: 2002/10/6(19:08)
------------------------------
3月の下旬に社会人ブッククラブに入会し、約半年になります。
9月の下旬にあった読書指導会に向けて何とはなしに語数をカウントしたら・・・。
100万語を越えていたので、大変驚きました。
こんな風に通過するつもりはなかったのにと、少々拍子抜けすらしています。
始めた際は、100万語とは、例えて言うならエベレストに向かうようなものだと想像していたのですが、今の自分の感想は、サンダルを履いて上野の山を散歩しに行ったような感じです。
でもきっとこのまま気負わずてくてくてくてくと歩いていったら、いつのまにかエベレストにも登っているのではないかと思います。
楽しいく歩いてたら自然に通過していた状態だからです。
酒井先生に、我々は全て研究材料だと言われ、なるほどと思いながらも、記録はきちんと取っているくせに分析していなくって報告が遅くなりました。
かなり長くなりましたが、下記の通り報告します。
たまに出没すると思いますので、皆様お見知りおきの程よろしくお願い致します。
まず、自己紹介をします。
ハンドルネーム:職人
由来:小さい頃からなぜか職人と呼ばれる人達が大好きで、永六輔氏の『職人』を読んで意を新たにし、実はしがないサラリーマンですが、同僚から仕事ぶりを職人と評される事から、使うならこれしかないと決めていたのでした。
<受講経緯>
3年前に、国内向けに活動していた部署から海外とコンタクトを取る事が必須の部署に異動になりました。会社の費用で週に2度英語学校へ通わして頂いていたのですが、3年通ったから後は自分でと、この春通学を打ち切られました。
最後の担任の先生から、私の弱点克服のためにはGraded readerを読むといいとアドバイスをもらいました。
これが私には何か分らずに本屋にも何回か足を運び、インターネットでも検索しまくり、ようやく伊藤サムさんの「やさしたくさん」に行き着きSSSを知りました。
また期せずして、私が信頼している方からほぼ同時期にSSSを紹介されたので、これも何かのおぼし召しかと思い、エエィっと飛び込んだ次第です。
<目標>
漠然とした言い方だと、英語の底力を付けるため、です。
語数で言うと、「目指せ500万語」。「分速200語」と言ったところでしょうか。
先日トオルさんとも話をしたのですが、仕事で英語が出来ないと、巡ってくるチャンスに大きな差が出ます。
実際英語が出来ないだけで何度も何度も(の3乗くらい)悔しい思いをしました。
また厳しいリストラもあり、いつ首を切られるかも知れないと言う恐怖におびえ、かなりの危機意識を持っています。周りを見渡したところ、MBAと言うものを持っている人達がガバチョと入社して来ては主要ポストを占めていきます。この悔しさを跳ね返すには英語を基礎としてこれを取ろうと、年齢も省みず密かにしかし熱く考えています。
(この悔しい気持が、自分の英語に対する原動力になっている事は否定しませんが、今はもう楽しくって楽しくって、英語に向かわせるよう環境を与えてくれた人々に感謝の念すら持っているほどです。)
<英語歴>
学生時代の成績は可もなく不可もなく。自分では苦手意識があったにも関わらず、成績はそんなに悪くなかった(中の上くらいはいっていた)のが不思議でしょうがありませんでした。
受験勉強を2年して大学に入り、しかし入学したとたん全て忘れ、こんなのでいいのかなぁと思いながらも、ほとんど何もしないまま過ごしてきました。
会社で行かせてもらっていた学校では非常に熱心な生徒として評価されましたが、ちょっと英語に慣れただけくらいの成果しかなかったように感じます。
英検は中学生の時に取った4級のまま。(履歴書にも書けません。)
TOEICは、社費で2度、自腹で1度受けて、スコアはどれも430点でした(内訳は忘れました。)
この3年何の進歩もないのだと言う愕然とした思いが胸の中でくすぶっております。
<多読を始めてからの変化>
英語がこわくなくなりました。社内で回ってくる重要文書は最初に英語。少し遅れて日本語の順番で出ます。
私は日本語を待っているような状態でした。それがまず目を通して見ようと言う態度に変わりました。
また、不意に目に入ってくる英語にも全く抵抗感がなくなり、外国のHPやめくった雑誌にウッ!と言う拒絶反応を示さなくなりました。
最近では積極的に読み始めるようにすらなりました。
ヒアリングに関しては分らない音にとらわれなくなったので、以前より理解できる量が増えた気がします。
とにかく読み聞きに関して、分らないと言う事に対して落ち着いて対処出来るようになりました。
これは大きなことだと思っています。
また、話すことよりも、書きたいと言う欲求を強く感じるこの頃です。
今は非常に楽観的に構えているようで、自分の可能性がパァーッと開けている気がしています。
今まで知らなかった世界が、確実に広がって来ているのを感じるからです。
日本語では決して読まないような他国同士の戦争の話や、外国の習慣や文化、外国から見た日本など、この多読を通じてものすごい刺激を受けています。
また、英語力は英語に触れる量の違いではないか。
インプットなしにアウトプットはあり得ないのではないか。
3年間の通学生活で漠然と感じていたことを実践に移せている訳で、非常に充実感があります。
<内容報告>
読んだ冊数:約450冊(再読含む)
現在中心に読んでいるレベルは、OBW3、PGR2、Heinemann Elementaryです。
また、マジックキーが引き起こすアドベンチャー物にはまり、Curious Georgeに夢中になり、CAT WINGSシリーズも良かったし、現在書庫にあるこれらのものは、読破したのではないかと思っています。
薄めのPBも数冊読んでいます。
分らないところはいっぱいあるけど、文体が生き生きとしてワクワクします。
噂のMagic Tree Houseは順番通りに読みたいと思っていて、今は待ち状態です。
自分はこんなに読書好きだったかと訝しかりながら、しかし夢中になって読んでいます。
<読んだ内訳 〜50万語>
Oxford reading tree 91冊
OBW0 19冊
OBW 1 18冊
OBW2 2冊
OBW3 2冊
PGR0 49冊
PGR1 32冊
PGR2 16冊
Heinemann starter 18冊
Heinemann beginner 4冊
CER1 4冊
CER2 3冊
その他 21冊
<読んだ内訳 50万語〜100万語>
Oxford reading tree 33冊
OBW0 3冊
OBW 1 5冊
OBW2 17冊
OBW3 3冊
PGR0 24冊
PGR1 4冊
PGR2 21冊
Heinemann beginner 3冊
Heinemann Elementary6冊
その他 56冊
私も途中で止めることが出来ずに、どこかで面白くなるのではと期待してしまう口です。
これは読みたくない!と放り投げることが出来たのは、今までで3冊くらいです。
読後に、読まなきゃよかったと思った本は5冊くらいあります。
傾向としてホロッときたりハラハラするのが好きなようですね。また逆に、西部物や短編は余り好きではないようです。
どうしても1冊だけ選びなさいと言われるならば、私はThe Year of Sharingを選びます。
また直近に読んだ、Uncle elephantも心に染み入る話でした。
<分速>
分速はマチマチです。80w/m〜180w/mくらいまでです。
10冊1枚の紙の状態で記録を取っていて、その1枚平均が大体140〜150w/mくらいのようです。
私は時間を計るのは全然気にならなくなりました。
確かに最初は気になっていましたが、いつの頃から全然気にならなくなって、どんな本を読んでいる時でも計っています。
絵本が80w/mなのでしょうが、満喫して読んでいて、そんなところねと言った感じで捉えています。
また一気に読めなくても、かかった時間をポストイットに書いて貼っていて、最後に合計しています。
<シャドーウィングについて>
ヒアリング、シャドーウィングに関しては、往復約1時間の通勤時間内にしています。気に入った物をMDにおとして、行きはヒアリング、帰りはシャドーウィングって感じです。
旅の恥はかき捨てと言ったところで、ご近所に奇異な目をむけられてもめげずにしてます。結構その視線と戦うのが楽しかったりします。
<今後の話>
200万語を目指すにあたって、先生から紹介された薄目のPBも織り交ぜながらレベル4、5くらいをまんべんなく読んでいきたいと思っています。
実は先日、紀伊国屋書店(本店)の洋書売場へふらっと足を運びました。
そこで、この3つの掲示板で話題に出ている本を何とはなしに見ました。
(掲示板のお陰で、棚に並んだ作家の名前も知っているような気分になり、題名より著者の名前が大きいとか、表紙がそぐわないとか、初めて理解できました。)
手にとって中身を見たところ、無謀にも、何だか読めそうじゃんと思ったのです。
なので、200万語に通過したあかつきには、ちょいと厚めの本にチャレンジしてみようかと初めて欲が出てきました。
この本が読みたいと強い願望がない自分にとって、皆さんの活発な意見交換はとても参考になります。
今も嬉々として読んでいるStep into reading, Hello reader, Puffin easy to read, I can read books等をとっておきのおやつとして、楽しく読書を続けていこうと思っています。
そして、その頃に書評にも貢献出来ればと考えています。
現在の委員の方、あと100万語お待ち願います。
その代わり、レビューはなるべく書くように心掛けています。
一応年に1回TOEICは受験しようと思っています。
自腹で受けたのが去年の1月だったので、来年の1月に受験予定です。
多読を始めてほぼ1年だし、良い機会ではないかと思っています。
また100万語通過したので、Essential Grammar in Use(赤本)のおさらいを始めました。
まだ始めたばかりですが、なんだかとっても早く進むんですよ。これは非常に驚いています。
書きたいとい言う衝動に合っているのかも知れないですね。
最後に、私事で恐縮ですが、200万語通過したら“お祝い”と称して、大好きな人に一緒に食事に行きましょうと誘ってみました。
俄然張り切っちゃうもんねー、と言った心境です。
あー、一度これを言いたかったのです。
Happy reading !!!
▼返答