(とっても長い)国際子ども図書館レポート

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[報告] 4211. (とっても長い)国際子ども図書館レポート

お名前: 職人
投稿日: 2002/9/8(13:23)

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皆さんへ

先日偵察に出かけましょうと約束をした、上野の山にある「国際子ども図書館」に昨日行ってきたので報告します。

もう本だらけで嬉々としてしまい、時間配分を間違い3階に探索に上がれませんでした。これは最初にお詫びします。
「本のミュージアム」と言って子供の本や文化についての展示会が行われているところと、「メディアふれあいコーナー」が設置されています。CD−ROMやDVD、また図書館作成の「絵本ギャラリー」がコンピューターで見られるとの事です。
今度行った時によく見てきます。

1階は、「子どものへや」「世界を知るへや」「おはなしのへや」という構成です。
「子どものへや」についてですが、同時シマウマ読みをするには最適な場所です。
ごく一部の本でしたが、それでも30冊以上の本がオリジナルの言語と日本語の両方が同じ棚に収められていて、見比べられるようになっています。
また、翻訳されている児童図書がたっぷりとあり、掲示板や『快読100万語』で詳記されている本を見つけました。(『穴』、ダールの作品、ドリトル先生等などです。)
実はそれらのほとんどを読んでいない私は、近所という地の利を生かして、読んでやるぅとほくそえんでいるのでした。

2階は、大人向け(18歳以上利用可)の資料室が2つあります。
第1資料室が主にアジアで刊行されたものが展示されています。
第2資料室がそれ以外のエリアで、と言う区分けがされています。

注意事項として2点。
まず、第1資料室の近くのカウンターで利用カードを作成しなくてはいけません。それと引き換えに入室バッチを受取ります。次回以降の利用時もそのカードを使用します。
2点目は、大きな荷物は持ち込み禁止です。近くのロッカーにしまってから入室しなくてはなりません。(100円は後で戻ります。)

ここでは第2資料室の話をします。
酒井先生から
>どんな国の絵本があるか との質問についてですが、
書き留めてくるのに辛どいほどの国の量の本がありました。(50カ国以上)
英米語に費やしている棚の数が一番多かったですが、次にヨーロッパの棚、北米、中南米、オセアニアとあり、外国語に翻訳された日本の絵本と言うコーナーもありました。

また、>ざっと何冊くらい置いてあるか についてですが、
国際子ども図書館蔵書で絵本と言うカテゴリーに分類されているものを対象に、言語テキスト別に冊数を調べてみました。
英米語:3257冊
フランス語:716冊
ロシア語:655冊
スペイン語:582冊
ポルトガル語:575冊
ドイツ語:362冊
イタリア語:246冊 でした。

ただトータル的難点は、年齢別にと言う観点がない展示だと言う事でした。
「英米の小学生が読むような本が読みたいのだけれども・・・」という私の依頼に係員の方が困っていました。
とても親切な方で、私のその依頼にどうにか代案がないものかと考えて下さって、少しまどろっこしい方法ではありますが、紹介して下さいました。

『Mster index to summaries of children's books vol.1』
(資料番号 YZ1,XXU,A52)
で、書名、またはカテゴリー、サブジェクト(乗り物の本とか食べ物とか)を調べます。その行のおしりにコードが記載されていて、そのコードを今度は、
『Mster index to summaries of children's books vol.2』(資料番号 YZ1,XXU,A52)で調べます。
そうすると、
P:Preschool
K:Kindergarden
Gr:grade
等のコメントが載っているので、分かるのではないかと言う事でした。
ちなみにCurious Georgeは K-3となっていて、"3"ってなんだろうと,、その場に居合わせた全員で悩みました。

また書名が分かっているものについては、インターネットから書庫の検索も掛けられるので、来館前に検索を掛けておけば望む本が素早く出せるのでは、とアドバイスを下さいました。(一度に5冊までで、一日の冊数制限はなく、20分/1回くらいかかるそうです)

最後に、地方在住でここに来られない人がいて、読みたい本があった場合はどうしたらいいのか質問しました。
いくらか制限があって、借りられない(図書館の外に持ち出せない)、複写を希望する場合は一度本を戻す必要があり、国立→都立、区立と言う一方通行な流れれですが、相互貸出協力と言う制度があるそうです。地域の中央図書館で、「国際子ども図書館にこの本があるのが分かっている」と話せば、取り寄せ可との事。
時間はかかるかも知れませんが、朗報ではないかと自画自賛です。(へへ)

でも、お近くの方は、やはり是非一度足を運ばれると良いと思います。
とてもいい空間です。
長くなって申し訳ありませんでした。

追伸:きっと10月初旬に100万語通過ではないかと思われますので、自己紹介などはその時に改めてさせていただきます。


▼返答


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