高速タグボート付急流筏下り読み

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/23(14:47)]

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[報告] 3958. 高速タグボート付急流筏下り読み

お名前: kirino
投稿日: 2002/8/28(20:43)

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kirinoです。
今、まだ220万語を超えた辺りですが、面白い体験をしたのでご報告します。

多読を始める前に辞書を片手に読み、最後の3章を残して挫折していたパリポタの
第一巻ですが、200万語通過を機に再挑戦しました。
ただ、最後の3章を残すとは言え、そこまで一応は読んでいるし、日本語版も読み、
映画も観ているので、ただ読んでも面白くないと思い、朗読CDをバックに読んで
みました。

朗読のスピードは、多分180〜200w/m。自分の速度はレベル0こそ200w/m超で読める
ようになったものの、レベル5、6だとまだまだ100w/m程度なので、全般的には、
かなりの部分、CDに引っ張られて読んでいきました。

当然スピードについて行けない部分はあるものの、そこを飛ばしても結構楽しめ、
これだけの分量のものが7時間程度で読了できる爽快感を味わうことが出来ました。
やはり、そこそこのスピードがついて来るとどんどん読書が快適になっていくのが
よくわかりました。

とりわけ、基本単語で書かれている部分はCDよりも速く目が文章を追っかけて行けて
いるのには自分でも驚きました。
多分、基本単語に関しては日本語を介さず直解の域に達していて、その部分では
十分の速さで読めているものの、多少高度な語彙になるとまだまだ日本語を介した
理解をしていて、そこの部分が足を引っ張っているのでしょう。
語彙と同じことが、構文にも言えて、単純な構文だと問題ないのですが、苦手な
構文(二重否定とか比較級がからむ奴とか、かたまり読みでもこんがらがる奴)だと
例え単語が簡単でもやはりついていけていません。
高度な語彙や、ひねった構文などは、出現率が低い分、多読をしていても慣れ難く、
その分、より多くの文章に触れる必要があるのだろうと思いました。

GRで言えば、レベル5、6辺りがそこそこの速さで読めるようになれば、イメージで
捉えられる語彙も増え、苦手な構文にも慣れて、CDに引っ張られなくても、急流筏
下りが出来るのではないでしょうか。

加えて、昔聞いていた聴き取り教材を久しぶりに聞いて見たのですが、CBSニュース
を題材にしたものについては全く聴き取りが向上したとは思えなかったのですが、
海外で買ってきたNegotiation Skillのレクチャーテープ(無茶苦茶早い)につい
ては、まだまだ意味が取れない部分があるものの、随分意味がわかる部分が増えて
いました。

やはり、ニュースは語彙も言い回しも高度で今の状態では進歩がないように見える
ものの、基本語彙やシンプルな表現については確実に上達していて、そういった
語彙や表現の題材で測れば、確実に進歩が現れるのでしょう。
多聴についても、やさしいものから始めることや、パンダ、シマウマ、キリンなど
の多読のノウハウは同じように有効なのだと実感しました。

今回の一連の経験で、多読が聴き取りに好影響を及ぼすことが実感できたと同時に、
次のステップに行くためにやらなくてはならないことが明らかになりました。
これからも粛々と読み続けていく積りです。
(仕事が殺人的に忙しくなりつつあり、多読の時間が十分に取れなくなりつつある
 のがストレスですが...)

少しでも参考になれば幸いです。

では


▼返答


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