Re: この方式について。<安心してください!

[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/7/17(16:45)]

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[喜] 3657. Re: この方式について。<安心してください!

お名前: K子
投稿日: 2002/8/17(02:19)

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ゴウさん、はじめまして、K子と申します。

〉素朴な疑問なのですが、この方式では何百万語の読書をすれば
〉会話が出来るようになりますでしょうか?

この方式で、ということなので、この方式以前から英語に触れていた
私の経験がどれほど参考になるのかわかりませんが、それでも
決して器用に習得するタチではない人間の体験談は多少なりとも
役に立つかもしれないと思い、レスしようかなぁと思い立った次第です。

まず、予備情報として。私が学校を卒業して以来触れることの
ほとんどなかった英語のやり直しを決意したのが4年前の3月末くらい。
インターネットでいよいよ海外の人とメールがしたいなぁという
気持ちがむんむんと湧いてきたのがきっかけです。
それから多読を始める去年の11月7日までの私はたった1冊、
当初に買った簡単な文法の参考書(中学生用)と通勤時のNHKラジオの流し聞き
(時にテキストを片手に)という感じで、ある程度、本当にまるっきり
会話どころじゃなかったところ、簡単な意志の疎通がはかれる程度には
なっていました。もちろん、流暢どころか、電子辞書片手でした。
メールは読む時にも書く時にもある程度のストレスを感じていました。

さて、いつまでも伸び悩む語彙のなさ、文法のあやふやさに絶望的な
気持ちになっているところこの方法を発見、早速飛びつきました。
現在約175万語までいっています。
私の感想では、それまでの3年半程度の経験の上ではあるものの、
それまでの伸び方以上に気持ちのいいくらい英語が自分のものに
なってきていることがわかるのです。

私には日本語のまるっきり話せない友人が何人かいますが、
現在ではその人たちと話す時、辞書は使いません。まるっきり流暢では
なく、むしろペーパーバックを読んでいるにもかかわらず、いつも
話し始めからエンジンがかかるまで、どうしても緊張してしまう
癖が抜けません。ただ、流暢でないなりにわりとするすると
自分の言葉として話ができるようにはなっています。語彙もたいした
ことはありませんが、増えているのがわかります。

ここの方式のいいところは、「素材はきっちりそろえるんで、
料理はそっちで好きにやってね」といったところだと私は解釈しています。
いやいや、そうじゃないと私のように強制されるとやる気をなくす
ような人間には到底続かないからです(苦笑)。
「こういう本を使って、こういうやり方をするといいですよ」と言っても
「掟破りしたら先の保証はないからな」ではないのです。
昔、よく書き込みしていた時から言っていますが、私はここで言われている
よりも頻繁に辞書を使っています。知りたいと思ったらその気持ちを
満たしてやればいいのです。ただ、本を置いてそれに専念するような
ことは楽しい読書の邪魔なので、もっぱら電子辞書です。それも
家で読んでいる時だけで、それ以外の時はかったるいのでしてません。
文法ですが、いろいろとここでいいと言われていたものも買い置きして
ありますが、一向に手を付ける気にならず(むしろ時間がないせいにしつつ(^^;))、
今に至ってます。ただ、「たくさん、コンスタントに読む」ということで、
身体の中に英語が蓄積されていっているので、読みながら「なるほど、
こういう言い方するのね」とか「これってこういうふうに解釈するんだったんだぁ」
などと、基本が固まれば固まるほど、幅を広げる(理解する)余裕も
出てきています。

どんなことでもそうですが、どれだけたくさん経験したかが何より
大切だと思っています。英語もそうです。私はこの4年と数カ月、
英語のメールを書かなかった日がほとんどありません。だから多読の効果を
一番感じた瞬間は書いている時でした。今ではこうやって日本語を書くように、
気持ちよく書けています。もちろん、難しい言い回しなんかできないとはなから
わかっているので、英語を書く時には簡単な言葉で表現する癖がついて
いて、日本語的に考えると物足りないし稚拙なのは承知していますが、
それでもきちんとコミュニケーションが取れているので、良しと思ってます。
多読をするようになる前より、今の方が本当に気持ちよく、英語で書くことが
苦にならなくなりました。

さきほど言ったように、それに比べて話すことの方が数段少ないので
ウォーミングアップに時間がかかるし、間違えをカーソルで戻して訂正という
わけにはいかないので、どうしても「間違ったら恥ずかしいなぁ」という
気持ちが先行してしまうと思うように言葉を繋げないこともありますが、
それでもかなり深い友情を温めあうことは可能なくらいになっています。

1年でとか、2年でとは決して言い切れないと思います。それはその方の
経験と、これからどれだけ経験できるかにもよると思うのです。
つまり「使う」という部分で。私はとにかく「書く」と「読む」が
メインの英語生活なので、そっちはいいけど会話はまだまだ。でも
着実に英語が自分のものになっていっているのは本当にわかります。
ワクワクしてきます。で、やめられない止まらないってな感じ、それが
私にとっての多読です。

不安に思うことがあったらここに来てどんどんそれを吐き出して、
仲間に励ましてもらえばいいと思います。ここはそういう場所です、昔から。
本当にいい人ばかり、そして「楽しむ」という言葉の意味をよーく知って
いる人たちの集う場所だと思っています。おそらく、今でも(ここんとこ
あまりログ読んでなかったけど、それだけは不滅、でしょ〜\(^o^)/)

とにかく、一緒に楽しみましょう。まずは30万語、きっと変化を感じます。
私がそうでした。それから先はあまり急激な変化は感じないけど、
着実に変化しているのは前述の通り。「書を捨てず、不安を捨てよう」
(古いしマイナーだし(寺山だし)、しかもちょっと変えすぎのフレーズ?(^^;))

役にたったかなぁ・・・(^^;)。


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