[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/24(09:27)]
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お名前: ワタナベ
投稿日: 2002/8/6(00:44)
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はじめましてヨシさん、ワタナベと申します。 すっかり忘れていたのですが、僕は古めかしい本の書評を何冊分か 書かせてもらっていたのでした。それで今までに気がついたことを ひとつお伝えしたいと思います。 マンスフィールドにGarden Partyという作品があります。 ペンギンの4、オックスフォードの5に入っています。 この作品の最後のところが会話になっていて、そこが難しく、 なんだろこれと思い、家にたまたまあったリライトされていない原文 (研究社から出ている古い本です)とその注釈をみてみました。 そして気がついたのですが、原文とリトールド版のそれがほとんど同じです。 (しかも研究社のその本には、そこに注釈がついてました) これを一般に言うことは無理ですが、山場とか、きめぜりふとか、 作品中の名場面がほぼ原作そのままになっている場合があることもあるのです。 そういえば『アンナ・カレーニナ』の冒頭も有名なくだりですが(たしか 「幸福な家庭はどれも似たりよったりだけど、不幸な家庭はそれぞれに不幸だ」 とかなんだとか。反対かもしれません(笑))、これもペンギンの本には、 うまく書いてあった気がします。それから最後の、ある人物が鉄道にひかれる 場面は、なんだか変に印象的な文章だったような。そのかわり、他のところの 描写は平板でつらかったり。 こんなふうに思います。
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