[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/24(09:29)]
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お名前: kirino
投稿日: 2002/8/4(09:30)
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ヨシさん、こんにちは
私もClassicsは比較的難しいのではないかと思います。
マリコさんが分析してくれた
> 1.原文の語順などを忠実に守って、簡単な単語に置き換えられているのかもしれません(作者要因)
> 2.クラシックなので、話の展開がまどろっこしくて現代の読者にあわない(作者要因)
> 3.rewriter が上手じゃない(rewiter要因)
> 4.有名なクラシックなのに、日本語で読んだことがない(読者要因)
はいずれも当たっているように思います。
ただ、上記の要因のうち、1〜3を包括的にカバー出来るのが「rewiter要因」で
はないかと思います。
そんなに多くはないですが、同じ古典を二つ以上の版で読んで見ると、一方は読み
易いのに一方は全然、ということがあります。
(「ジキル博士とハイド氏」なんかは将にそれ、試しにOxfordのLevel4の方を
読んでみて下さい。遥かにわかりやすくて自信を回復出来ます)
GRの低いレベルで馴染みになった人がrewriteしているものを選ぶのも一つの手だ
と思います。
また、私は特に会話文が苦手なのですが、イギリス系の古典での会話はもって
回った表現が多く、would,could,might,shouldなどのオンパレードなので、
とっても嫌いでした。
Jane Eyre(PG5)を読んだ時、彼女が子供時代や貧しい人々との会話は解りやすい
のに、上流階級に入って交わす会話は、訳がわからんといった経験をしました。
こういった部分を、rewriteで消すのかと言うと、やはり当時の階級差を表現する
ものとして残すんだろうな、というのが今の感想です。
私も結構苦い目にあった古典は多々ありますが、上記のように楽しめるものの他、
Charles Dickensのようなシドニー・シェルダン級のエンターテイナーもいらっ
しゃいますので、読み易くて面白いと評判のものを書評を参考に選んでみては
いかがでしょうか?
逆の話になりますが、「Through The Looking Glassは読み難い」と掲示板で
何人かの方々が書き込んでいるのを見て、「やっぱりね。俺のせいじゃないんだ」
と私も納得したりしています。
まあ、いろいろ書きましたが、何かにつけてシンプルでストレートなアメリカ系の
ものの方が正直言うと自分は好きなんですけどね。
残念ながら、GRには少ないので、力をつけたらPBで存分楽しもうと思っています。
では
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