[掲示板: 〈過去ログ〉SSS めざせ100万語 交流の広場 -- 最新メッセージID: 9999 // 時刻: 2024/11/26(23:47)]
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お名前: violet
投稿日: 2002/5/30(00:45)
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「1冊を読みきるにはまだまだ…」という方。Paul Auster監/編の「I thought my father was god」(Henly Holt社)というすばらしい本がありますよ。米ラジオ局NPRの番組内のプロジェクトで、作家Paul Austerが全米の一般の人に呼びかけて集めて選考・編集した、180ものとっておきのお話がギッシリ詰まっています。
小さな子が書いたであろう、数行のニワトリのお話から、最長でも3ページで1つの話が完結します。しかも一般の人々から募集した物語(実話を多く含む)なので、文体、内容もバラエティに富んでいて飽きません。また「動物」「もの」「家族」等、10のジャンルに分けられていて読みやすくなっています。何よりも1つ1つの話が、まるで映画「Smoke」(Paul Auster作)の最後に出てくる「Auggie Wren's Christmas Story」のようで、それだけで1編の短編映画を観ているような気がします。私も毎晩寝る前に1〜2編ずつ読んで読了しました。
本の裏表紙にあるように、まさに“I HEARD AMERICA TELLING STORIES”って感じです。是非、一度手にとって楽な気持ちで読み始めてみてはいかがですか。
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