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お名前: まりあ
投稿日: 2002/1/18(17:10)
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〉うーんでも知らない単語をほったらかしにしとくのは抵抗があります。一生わから
ないからです。調べなければ。でも大体は単語の意味は文脈から推測できますが。
今まで辞書を引くことが英語の勉強であると教え込まれてきて、急にそのドグマを捨てよ!と言われて、とまどうお気持ちはよく分かります。辞書を引いた方が、手っ取り早いし、自分で文脈から推理するよりも正確に単語を把握出来るのではないか?
と考えておられるのではないでしょうか。
けれども、最初はぼんやりとした推測、あるいは勘違いなどしながら、同じ単語に何度も出会ううちに、本当にその単語の意味(訳ではない)が身に付くのです。
幼児は、たとえば毎朝「お父さんは今からお仕事」と言われて、そのときお父さんが必ずネクタイをしていることから、最初は お仕事=ネクタイ と勘違いして覚えたりします。毎日の生活経験からいずれ、ワイシャツに結ぶ細長い布はお仕事ではなくネクタイだと悟ります。
このようにして覚えると、小説の中に「彼はノーネクタイだった」という一文があったとき、前後関係と併せて
”彼はサラリーマンではなく肉体労働をしている”
”彼は今日は休暇である”
”彼の職場は自由な雰囲気だ”
”彼は少々型破りだ”
などの状況を読みとることが出来ます。
しかし、辞書でネクタイ=ワイシャツの前で結んで襟元を飾る細長い布
と覚えると、彼はノーネクタイだった、という文から、ネクタイを締めていないという事実しかわからず、それが意味している状況を読みとれません。ですから単語帳や辞書で単語数をふやしても、”書いてあることは分かったけれど、その意味が分からない”という羽目になって、結局小説などが読めるようにならないのです。
辞書を引いて言葉を覚える幼児はいません。ですから一生分からないのではないか、と心配する必要はありません。沢山読んでいくうちに必ず辞書ではつかめない、本当のその言葉の意味、が身に付きます。辞書よりも日本語を覚えられた自分自身の能力を信じて下さい。
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