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お名前: sakigoro
投稿日: 2002/5/15(21:47)
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読書好きの場合の体験もおもしろいかなと思い、書いてみます。
(私の場合はGRを読んでたわけじゃないけど、似たようなものなので、
その点は堪忍してください。)
私の本好きは小学校にあがるかあがらないかの頃からで、
和式トイレの中で浜田廣介の「ないた赤鬼」を読み始めたら
夢中になってしまい、そのまま最後まで読んだことがあります。
赤鬼が泣いて物語が終わったところで、私もワンワン泣きながら
トイレから出ようとしたところ、足がしびれてたてず、転んでしまったという
カッコ悪い思い出です。
そんな時から中年のおっさんになるまで、活字を読まない日は一日として
ない生活を続けてます。
そんな本好きですが、子供の頃ほど没頭して読めることはだんだん
少なくなってきた。
ところが、高校3年の時に、やさしく書きかえられた英語のサイドリーダーを読
むと、これがおもしろい。
英語だから良くわからないところは当然のごとくあるし、読むスピードは遅いに
もかかわらず、子供の頃に夢中になって読んだのと同じ感覚がよみがえってきたんですよ。
思うに、英語で良くわからないから、逆にわかろうとして、集中力が余計に
たかまり、その分、没頭することができたような気がします。
情景描写にしても、一つ一つの文章を、彫刻でも刻むみたいに、じっくり読まな
ければ意味がとれないのが逆に良かったような。
今では、どんなPBでも、かなり自由に読みこなせるようになってきましたが、
英語で読むほうが、日本語で読むより、読書の楽しさは大きいことが多いです。
話の内容もさることながら、日本語にない英語的表現に触れるのが、いまだに
新鮮でおもしろい。 それと、いまでも、単純に英語が読めるようになってき
た、わかるようになってきたという喜びもあります。
いや、カッコつけすぎですね。 いまだに良くわからないところがたくさんある
というのが正直なところです。 でも、良くわからないのもおもしろいというのが
本当の本好きじゃないのかな。
ネットで「ないた赤鬼」を検索してみたら、原文をそっくりそのまま見つけるこ
とができました。
http://eca.web.waseda.ac.jp/eca-L1-jbk/hyo/naitaakaoni.html
今読むと、数分で読めてしまうような話。 だけど、足がしびれてたてなくなる
ほど長時間かけないと読めないころの方が、夢中になれたのが不思議です。
子供向けに書かれた真の名作のなせるわざということはあるにしても...
(ホンの数分で読み返したところ、最後のところでは、やっぱり涙ぐんでしまい
ました。おっさんになってますます涙もろくなってきたような気がする。)
ともかく、本嫌いが本好きになる、本好きにはあらたな読書の喜びを与えてく
れるHappy Reading バンザイ!
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