When Marnie was thereに感動!

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1404. When Marnie was thereに感動!

お名前: shin
投稿日: 2002/4/15(14:47)

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 shinです。

 先週末、When Marnie was there(Joan G. Robinson)という本を読みました。
 1967年に出版された本で、カーネギー賞の最終候補まで残った作品。この四月
にcollinsからmodern classicシリーズの一冊として再刊されたものです。

 二年くらい前に、たまたまあらすじを読んで、ぜひ読んでみたいと思ったのです
が、邦訳「思い出のマーニー」(岩波少年少女文庫)は絶版。諦めきれず古本屋を探
し回ったのについに見つからずじまいだった作品です。

 二月の後半だったか、amazonをみていたら、原著が予約受付中とのことだったの
で、100万語を達成したら英語で読めるかなと、予約していたものです。
 そして先週末やっと着本。イラスト込みで本文は280ページ程度。Levelは6−7
くらいでしょうか。

 一気に読んでしまいました。Level2で推薦されていたThe year of sharingを読
んだときも、やや涙腺がゆるみかけたのですが、こちらのほうは、(恥ずかしいこと
に)目頭が熱くなりました。

 内向的な薄倖の少女Annaが、自然豊かな転地先でMarnieという不思議な少女に出会
い、その交流などをつうじて−今どきの言葉でいえば−、癒されていくというのが大
まかなスジですが、最後のほうで、Marnieの正体が明らかになっていくあたりは、月
並みな表現ですが、ページをめくるのももどかしい。全てが明らかになったとき、誰
もが目頭を熱くする(はずの)物語として推薦します。

 どこかの首相ではありませんが、「感動した!」と叫びたくなる経験でした。
 (再刊ではあるにせよ)出版直後に原著を読んでこういう経験ができるとは。SS
S方式に出会っていなかったら、こういう経験は間違いなく起こらなかったですね。
すごい!

 最後に、作者の娘さんが、作品についての回想を4ページほど書いています。その
最後の1ページには、なんと、若いときに邦訳を読んで感動したという日本人男性
が、あまり英語も話せぬのに、舞台となった場所をはるばる探しにきたというエピソ
ードがのっています。
 なのに邦訳は絶版。児童文学の翻訳はなんでこんなに息が短いのか・・・。
 


▼返答


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