『Crispin: The Cross of Lead』 (児童書、YL4-5?)

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960. 『Crispin: The Cross of Lead』 (児童書、YL4-5?)

お名前: かのん http://kanon021230.cocolog-nifty.com/
投稿日: 2004/12/16(12:05)

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かのんです。

わたしの自己紹介本はこちらです。

『Crispin: The Cross of Lead』
by Avi
ISBN=0786816589
YL4.0-5.0くらい? 42,000words(概算)、児童書
書評はこちら▼
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000007539]

14世紀後半の英国。貧しい村に生まれ育った少年が母の死後、村の有力者から命を
狙われることになり、追っ手を逃れ、故郷を離れる。
旅の中での経験や出会いをとおして少年の成長を描く物語。
2003年ニューベリー賞受賞作。

 読む前は、14世紀後半といわれても、どんな時代なのかさっぱり見当がつかず、
わかるんだろうか?と不安がありましたが、読み始めてみると杞憂でした。
時代背景の知識に乏しい子どもたちを読者に想定しているので、
描写は具体的でイメージしやすく、馴染みのないことばは本文中でちゃんと説明されています。
ペスト大流行によって廃墟となった村や、城郭都市のにぎやかなバザールなど、
主人公と共にはらはらドキドキしながら楽しく中世世界を旅することができました。
 ニューベリー賞受賞作の中には、やや構成が複雑で意外と手こずるものがありますが
この本は、テーマが一貫していること、ひとりの主人公を追っていくシンプルな
構成であることも、わかりやすい・読みやすいと感じた要因のひとつだと思います。
 
 
自分にとってのお気に入り本・思い出のある本はいろいろありますが、
今回の全国大会自己紹介本は、面白くて読みやすく、
入手しやすいものを優先して選びました。
(できれば多くの人に読んでみようかなと思ってもらえるものに
 したかったので)

ここ数ヶ月、落ち着いてじっくり長めのものを読むことができず、
とちゅうで投げたり、読みたいけど熟成中の本が多いのですが
この本は、読み出したらとまらないカッパえびせん状態で、
外出先の信号待ちや買い物のレジ待ちの間にまで読んでいました。

おもしろい本だとここまでしてでも読みたくなるということを
久々に体験できた、わたしにとってはかなりクリーンヒットな本です。

YLですが、最近ホントにわからなくなってきたので、
主観でえいや!でつけました。
 
 
おーたむさん、とりまとめをありがとうございます。
一覧になるのを楽しみにしています♪


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