[掲示板: 〈過去ログ〉タドキスト大会用掲示板 -- 最新メッセージID: 2674 // 時刻: 2024/11/22(17:51)]
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"道化師"さんは[url:kb:415]で書きました:
〉こんばんは。乱入を阻止された後は凶器攻撃のタイガー・ジェット・道化シンです。
まってましたね。
〉〉道化師さんの文章はとても長く、いろいろな話がはいってるんで
〉すみません。くどい性格なもので・・・。
まあ、そこがDKCさんの味でもあって
〉〉DKCさんは、「愛は幻」派なんですね。
〉〉ただですね、幻といえばこの世にあるものほとんどのものが幻です。
〉〉親子という関係、お金という観念、他にもいろいろあるでしょう。
〉〉古くはプラトンもそういいましたし(言ってたっけな?)、ちょっと新らし
〉〉めでは、岸田秀の「唯幻論」などもありました。
〉これは面白く読みました。
おもしろかったですね。同じ年代だから、読んでる本も似てますね。
〉〉そうそう共同幻想論などというものもあります。
〉こっちは、難しくて何がなにやら解らなかった。
僕はこっちがいちばん良かった。
「幻」といってしまうと、ニヒリズムに陥ってしまいます。
「愛は幻!」と言ってしまう「動機」(=ルサンチマン)は分かるのですが。
〉〉ただですね、「幻」っていっちゃうとそれはそうなんですけど
〉〉生きる元気が吸い取られる感じがするんですよね。
〉じゃあ「夢」と言い換えたら、良いでしょうか?
うーむ。ちょい違う。やっぱり
「共同」幻想の「共同」っていうのがいいですね。
「幻」だけど、それに頼らざるを得なくて、みんなでそれを
引き受けてしまっているという、ようなニュアンスが僕は好き。
〉〉だれかも言っていました「それをいっちゃあ、おしめーよ」とね。
〉そうなんです。「おしめーよ」にしたいのです。
〉今、巷では「愛」が溢れかえっています。あっちでも愛、こっちでも愛。
〉そんな愛なら無くせるものなら、
〉なくなってしまった方が良いと言うのが本音です。
わかります。「そんな愛なら私はいらない」ってやつですね。
それは理解できます。
「愛」がない人は「人間」扱いされてませんもんね。
(うーむ、金もなく、容姿もすぐれず、ユーモアのセンスもなかった
高校生から大学生の時代はつらかった。その伝でいうと
僕のあの時代は「非人間」でしたね)
〉〉「愛は幻」などと言っていても、どっかあきらめみたいなのが
〉〉感じられる。そういうのはメメしくないかい?っていうのが
〉〉あります。
〉そうなんです。メメしいんです。
うんうん。わかる、わかる。もっと飲みなよ。D・K・C!
酒はいっぱいあるし、まだまだ宵の口だよ。
〉愛なんて存在しないと思っていながら、
〉それでも愛の周りで七転八倒してなきゃならない自分が恨めしい。
〉ここなんです。問題は。
〉今、愛は世間に溢れている。そして「愛のイデオロギー」と化している。
〉男女の付き合いの中に「愛」なければいけないし、
〉親子の間に「愛」、野球チームの中に「愛」がなければいけない。
〉愛がインフレを起こしているのに、殊更重要な価値あるもののように言い立てる。
〉ただ、互いに気に入った男女が○○○したいだけじゃダメなのか?
〉親が子を慈しみたいだけじゃダメなのか?
〉このチームで勝ちたいだけじゃダメなのか?
〉インフレを起こした「愛」が、その実態から離れて一人歩きしてしまって、
〉肥大化空洞化している。
〉愛の実態は「○○○したい」「慈しみたい」「勝ちたい」と言う、
〉動作であり、過程であり、作用です。
〉実体のある「モノ」ではなく、時と共に移りゆく「コト」です。
〉(木村敏「モノからコトへ」講談社現代新書・参照)
〉マリコさんの部で書いた、容器に注がれる水の波立つ流れそのものです。
〉水流を確かめたいと凍らせても、それは容器の形の水に過ぎません。
〉それと同じで「愛」を確かめようとしても、それは「幻」になってしまうと思うのです。
〉男女が相手と○○○したいから、○○○をするのであり、
〉親が子を慈しみたいから、慈しむのであり、
〉チームが勝ちたいから勝つのです。
〉それを後から、総称して「愛」と呼ぶのだと思うのです。
〉決して先に「愛」が在るから、○○○する訳でも、慈しむ訳でも、勝つ訳でもないと思うのです。
〉はぁ、またくどくど長くなってしまいました。
〉ではでは。
わかるねー。わかる。
うんうん。
ではでは
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