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1636. 多読再開のきっかけ「Stan the Hot Dog Man」
お名前: グルメ http://ip.tosp.co.jp/i.asp?i=yoshizuh
投稿日: 2005/12/6(08:46)
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僕は約3年前に、酒井先生の「快読100万語」を読んで、形だけの多読を開始していました。
形だけと書いたのは、多読3原則の内、「辞書を引かない」だけは忠実に守っていたものの、いきなりRoajd Dahlの「Fantastic Mr Fox」等というものから読み始めてしまったからです。
当時やはり児童用のやさしいものはどうしても読む気になれず、その後も「The Twits」や「the Magic Finger」等を辞書無しで読めることにだけ目を向けていました。「The Witches」を読んだ後、当時上映前だったサンダーバードのノベライズ本や多少難しめの本を選んで読んでいたものでした。
その時に3冊立て続けに、壁にぶつかってしまったのです。
「The Great Yonder」
「Matilda」(GRではないやつ)
「Lost Treasure of the Emerald eye」
特に最後の本は文字がポップでやさしく見えて、その割りに難しかったので、結局そのまま多読を止めてしまった訳です。
再開のきっかけになったのは、今年の3月に「今日から読みます英語100万語」を見付けたことですかねぇ。
それを読んだ後、書店で見つけたICRレベル2の「Stan the Hot Dog Man」を立ち読みで(実はこれが重要)さらっと読めてしまったことでしょう。
3年前に始めた時には、このさらっと読める感覚が無かったのです(多少難しめの本を読んでいたせいもありますが)。
ただこの時に、気になったのが「wave」の動詞としての使い方。
Emma waved Good-by.
(ちなみにEmmaは、主人公Stanの奥さんの名前)
勿論この「wave」は、波とは全く関係ない、けれどもこれだけで意味は解ります。
この意味が、文章を読んだだけで解るということを、初めて体験した瞬間でした。
ただそれと同時に、こんな簡単なことを、欧米の児童らは小さい時から読んでいて、誰もが知っているんだと思った時に、多読は「やさしい本から読む」ことの必要性を感じた訳です。
案の定、多読を始めて同じような「wave」の使い方をちょくちょく見かけます。
それを見るにつけ、自分の考えが間違っていなかった事を実感しています。
6月のセミナーで酒井先生が、「clime」や「water」等の単語の意味が、通常我々が抱いているイメージとは違うことを講義されていました。自分にとってはこの「wave」が、まさにそうした例であり、多読を続ける必要性を感じさせてくれた単語になりました。
その後、「Frog and toad」シリーズなどの色々な本を買って読みましたが、思い出の「Stan the Hot Dog Man」は立ち読みですましていた為、本の題名を忘れてしまっていたのです。
あちこち探していたのですがなかなか見付からず、10万語を目前にしてやっと書店で並んでいるのを見つけて購入。やっと再読できた思い出のある本です。
ちなみにタドキスト大会の当日、新幹線の中で70万語の通過本にもなりました。
個人的には思い出深い「今年の1冊」です。
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