SSS多読通信 第26号 (2004/04/08)

[掲示板: SSS News -- 最新メッセージID: 1911 // 時刻: 2024/11/25(08:32)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

95. SSS多読通信 第26号 (2004/04/08)

お名前: Kian
投稿日: 2004/4/7(23:33)

------------------------------

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

       SSS多読通信 第26号 (2004/04/08)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【1】今週の100万語通過者 (03/29-04/04)
【2】今週のお薦め本 -S.E.Hintonの本-
【3】今週の特選投稿
【4】SSS コラム
【5】SSS ニュース
【6】編集後記
                         編集:Kian
───────────────────────────────────
【1】今週の100万語通過者 (03/29-04/04)
───────────────────────────────────
 今週の100万語通過報告は2名でした。おめでとうございます!
……………………………………………………………………………………………
■riricoさん
約130日で100万語通過のriricoさん。しかし実は、約1年の中断を挟んでの多
読再開だったそうです。1度目の多読を始める前のご自分の英語力に関するお
話も、詳細に書いてくださいました。「何万語の時にレベル何なんて決めなく
ても、読書をしていれば自分の体(脳かもしれません)が勝手に判断するんだ
なーと分かったのが100万語の収穫だと思っています。」と、自然体で読み続
けることを体得されたようです。これからも、読みたい本を読みたい時に読ん
でいってくださいね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3254]
……………………………………………………………………………………………
■naokyさん
「途中、仕事が忙しくなったり、プライベートが充実したこともあって」14ヶ
月目で100万語通過のnaokyさん。忙しくても続けられるところが、多読のいい
ところですね。これからもマイペースで1000万語をめざしてくださいね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3292]
───────────────────────────────────
【2】今週のお薦め本  S.E.Hintonの本
───────────────────────────────────
1967年、17歳の時に『The Outsiders』で鮮烈なデビューを飾ったS.E.Hinton。
女性でありながら少年期、青年期の男の子たちを生き生きと描きます。
著作全7冊と寡作な作家ですが、その中から絵本1冊、児童書1冊、PB2冊をご紹
介します。女性も胸キュンですよ。ぜひ、読んでみてくださいね。
……………………………………………………………………………………………
■Big David, Little David    総語数 1,200語      YL1.8-2.2
……………………………………………………………………………………………
Nickは幼稚園から帰ってきて、お父さんに聞きます。「お父さんの名前は
Davidだよね?幼稚園にもDavidっていう名前の子がいて、髪の色もお父さんと
同じで、めがねをかけてるところもお父さんと同じなんだ。あの子、お父さん
じゃないよね?」お父さんは答えます。「いや、あの子はお父さんだよ。」
Big DavidとLittle Davidは、本当に同一人物なのか?!
笑える親子の攻防をお楽しみください!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S101996]
……………………………………………………………………………………………
■The Puppy Sister        総語数 15,000語      YL3.6-4.2
……………………………………………………………………………………………
「僕は犬がほしいなんて言ってないよ。弟か妹がいたらいいなって言ったん
だ。」これが、私が覚えているNickが言った、最初の言葉・・・。
全編、Nickの犬(Aleasha)が一人称で語ります。犬の語りながら、思春期の
繊細な心が瑞々しく描かれています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S101995]
……………………………………………………………………………………………
■The Outsiders         総語数 57,000語     YL5.5-6.5
……………………………………………………………………………………………
S.E.Hintonのデビュー作。フランシス・フォード・コッポラ監督の映画『アウ
トサイダー』を覚えている人も多いのではないでしょうか?
14歳のPonyboyは、2人の兄と3人暮らしの男の子。町では2つの不良グループ
が対立していた。ある日、Ponyboyと友達のJohnnyは、事件に巻き込まれ・・。
10代の男の子の怒り、葛藤を描かせたら超一流と言われるS.E.Hintonですが、
デビュー作から期待を裏切らない傑作になっています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S101990]
このPBが楽しめたら『That Was Then, This Is Now』を読んでみてくださいね。
『The Outsiders』の主要登場人物が小さな脇役で出てきます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S101991]
……………………………………………………………………………………………
■TEX                総語数 59,000語     YL5.5-6.5
……………………………………………………………………………………………
Texは何よりも馬が好きな14歳の男の子。愛馬Negritoに乗っている時、世話を
している時が一番楽しい。兄のMasonとの2人暮らしも悪くない。
S.E.HintonのPBはすべて10代の男の子が主人公で、少し暗い雰囲気の話が多い
のですが、これはとても明るい男の子の話です。何があっても前向きなTexに
涙を誘われる場面も多いでしょう。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S101993]
その他、S.E.HintonのPBは以下の2冊があり、どちらも傑作です。
『Rumble Fish』
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S101992]
『Taming the Star Runner』
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S101994]
───────────────────────────────────
【3】今週の特選投稿
───────────────────────────────────
■Kaakoさんとしおさんの対話
……………………………………………………………………………………………
Kaakoさんの400万語通過報告から始まる、Kaakoさんとしおさんとの素敵な対
話です。素直な気持ちで本と向き合うことの大切さを教えてくださいました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=1451]
……………………………………………………………………………………………
■子どもを英語好きに大作戦!
……………………………………………………………………………………………
まりあさんが、子どもを英語好きにする大作戦を教えてくださいました。お子
さんと一緒に英語を楽しみたいと思っているお父さん、お母さん必読です。
また、子どもに限らず「家族を多読に巻き込みたい」と思っている方にも、た
めになるヒントがいっぱいです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-children&c=e&id=1619]
……………………………………………………………………………………………
■高校で多読クラブ始めました
……………………………………………………………………………………………
公立高校の先生、kurimaruさんの報告です。3月8日に「多読クラブを始めます」
と書き込みしてくださってから、1ヶ月弱での開始報告です。現在、生徒、教
師含め、会員54名だそうです。これから学校等でブッククラブ、多読クラブを
始めたいと思っている方への役立つノウハウ満載です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-t&c=e&id=208]
……………………………………………………………………………………………
■アトムさんの絵本報告 その16
……………………………………………………………………………………………
もう16回にもなるアトムさんの絵本報告です。毎回楽しく絵本を紹介してくだ
さっています。今回はピーターラビットシリーズ8冊を初め、他にも「自然を
慈しむというか、大事にする、畏敬の念をこめる、そんなお話を」5冊紹介し
てくださいました。どれもこれも、読んでみたくなります。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=11382]
……………………………………………………………………………………………
■第13回 SSS大阪絵本の会 活動報告
……………………………………………………………………………………………
イベントの広場のおなじみ、SSS大阪絵本の会の活動報告です。月2回、絵本好
きのタドキストが集まり絵本を囲んで情報交換。読み聞かせも練習しています。
今回の報告も、楽しい絵本の情報がたくさん!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=3727]
───────────────────────────────────
【4】SSS コラム                    (古川)
───────────────────────────────────
シリーズを巻数順に調べる方法
……………………………………………………………………………………………
SSSコラム担当の古川です。私は、本をまとめ買いすることが多いのですが、
シリーズものを第1巻から順に買っていくことは結構大変です。今回は、シリ
ーズものを On-Line Bookshop ですべて買いそろえる方法を紹介したいと
思います。もっとよい方法を知っている方がいたら、SSSまでご連絡ください。

Amazon.co.jp の場合

シリーズ名称を入れて検索します。アマゾンの場合最初は売れているもの順に
表示されているので、並べ替えのところにマウスをもっていって下矢印をクリ
ックし「最近の出版年月の順番」を選択し、Goをクリックします。そうすると、
だいたい、新しいものから順にでてきます。しかし、巻数が多いシリーズの初
期の巻を調べようとするときはかなり不便です。そういう場合には、Key Word
に1を入れて検索するのがよいのです。たとえば、Key Word を、
”Zack Files 1”として検索すると『Great-Grandpa's in the Litter Box
(Zack Files, 1)』を含む3冊が検索されます。なお、題名に巻数が入っていな
くても、書籍データに巻数が入っている場合があるので、不明な場合は書籍デ
ータを見てください。例えば、
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1591162971/sss-22/]
と調べると題名は『Dragon Ball』としか入っていませんが、書籍データに
ISBN: 1591162971 ; 15 巻 (2004/05/01) と書いてあります。

Sky Soft の場合

スカイソフトは、最初から出版年月順で表示されます。ですから、"Zack Files"
シリーズのように題名にシリーズと巻数が入っている場合には非常にわかりや
すく表示されます。しかし、”Magic Tree House”シリーズのように、巻数が
入っていないものがあるとお手上げです。

ここでは、主な2社をあげましたが、紀伊国屋Bookwebなども同じで、シリーズ
に巻数が入っていないと、出版年月とISBN(番号の若い方がたいてい早い巻)
だけがたよりです。たくさんあるシリーズを順にそろえたい場合には、
1)そのシリーズのどれか1冊買って、その本の巻末か表紙裏にある広告で、
  どの順番に読めいいのかを知る
あるいは、
2)[url:http://www.mcpl.lib.mo.us/readers/series/juv/title.cfm?browse=N]
で調べるのが今のところ一番確実な方法です。

さて、来週の月曜日の夜から本稼動する予定のSSSの第2代の書籍検索システム
では、データに題名だけでなく、シリーズ名と巻数を独立して持たせるように
しました。その結果、巻数順に表示できるようになりました。ですので、新し
い書籍検索システムを使えば本を巻数順に買うことができるようになります。
SSSの書籍検索システムは、SSSの掲示板参加者の意見を反映させ、進化してい
くシステムです。これからも、書籍の登録、書評の登録、使い勝手についての
提案などみなさんの協力をお願いします。
将来的には、世界中の版元がSSS のシステムに詳細な情報を提供するようにな
るまで成長させていきたいと思っています。
───────────────────────────────────
【5】SSS ニュース
───────────────────────────────────
■新書評システムの今後の移行および本番スケジュール
……………………………………………………………………………………………
新書評システムの今後のスケジュールが発表されました。
新書評システムでは、書評委員でなくても書評登録ができます。
また、マイページなど便利なシステムがたくさんあります。
書評委員でない方も新規ユーザー登録をしてみませんか?
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-admin&c=e&id=107]
……………………………………………………………………………………………
■タドキストの交流の広場 書き込みについてのガイドライン
……………………………………………………………………………………………
「タドキストの交流の広場」への書き込みについてのガイドラインが発表にな
りました。「思いやり」を持って書き込むために、ぜひご一読ください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=11311]
……………………………………………………………………………………………
■酒井先生が大分へ!大分高専で講演と公開授業、夜には別府オフ会開催!
……………………………………………………………………………………………
4月21日(水)酒井先生が大分高専で講演されます。公開授業も参観できます。
そして夜は別府温泉・・・。夢のような企画が実現します。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=3729]
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=3732]
……………………………………………………………………………………………
■札幌にブッククラブ誕生!
……………………………………………………………………………………………
東京、大阪についで全国で3ヵ所目のブッククラブが札幌に誕生しました。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/ims.html]
……………………………………………………………………………………………
■日本多読学会設立
……………………………………………………………………………………………
「外国語学習者の一人一人の人生がより豊かになることを願って」日本多読学
会の活動が開始されました。
[url:http://www.seg.co.jp/era/index.html]
───────────────────────────────────
【6】編集後記                     (Kian)
───────────────────────────────────
先月、ある公立高校でbigfootさんが60分の多読講座をされ、私も10分程、自
分が多読をしての感想を話しました。2つの高校から75人も生徒が集まってく
れました。bigfootさんが「SSSの多読とは」というお話をされたので、私は自
分の体験として「多読開始前の英語力について」と「多読がどんなに楽しくて
役に立つか」という話をしました。「受験が終わって大学生になってからでも、
社会人になってからでもいい。英語を身に付けたいと思った時に『SSSの多読』
を思い出して欲しい」と願いながら話しました。そして、実際にレベル0から
2の英語の本を何冊も読んでもらいました。
1つの高校からはアンケートが返ってきました。「日本語に訳すのではなく、
英語を見て聞いて頭で英語を理解できるようになればいいと思った。少しずつ
でも多くの英語を積極的に読もうと思った」「とてもわかりやすく実用的な講
義だった。語学習得は並々ならぬ努力が必要だが、誰にだってできることなの
だと感じた」「自分がいままでやっていた勉強のしかたとは違っていた。これ
からこのように学習してみたいと思った」「今のままの英語の勉強法をしてい
たら、確実に典型的な英語の苦手な日本人になってしまうので、今までの勉強
にこの学習法をプラスして英語の能力を上げたいと思う」等々と書いてくれて
いました。
そして、もう1つの高校のアンケートの結果はまだ読んでいませんが、多読の
採用に向け努力したい、SSSに連絡する、と先生がおっしゃっているそうです。
たった60分の講座で多読のよさを素直に分かってくれた高校生の考え方の柔軟
さに感動すると共に、これから多読を始めてくれる!と思うと、嬉しくてなり
ません。私のつたない体験を話してよかった、と心底思いました。

全国各地の高専でも多読を採用するところが増えています。これからは中学生
や高校生が掲示板を見て、書き込んでくれることも増えるかもしれません。若
い人たちが読んで、気持ちのいい、書き込みをしたくなるような掲示板であり
たいものですね。
……………………………………………………………………………………………
次号の担当はジアスさんです。

     今 週 も、H a p p y R e a d i n g!

───────────────────────────────────
※ご感想・ご要望・ご意見等は sss-web-magazine@seg.co.jp まで
 掲示板でのご感想・ご要望・ご意見等はこちらまで↓↓
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2108]
───────────────────────────────────
※このメールマガジンは『まぐまぐ!』 [url:http://www.mag2.com/] を
 利用して発行しています。
 申込・中止はこちらまで [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
───────────────────────────────────
    発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/]
───────────────────────────────────


▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.