SSS多読通信 第202号

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918. SSS多読通信 第202号

お名前: しおから
投稿日: 2007/11/22(14:45)

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SSS多読通信 第202号 (2007/11/22)

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【1】今週の100万語通過 (11/12-11/18)
【2】今週のお薦め本特集 「Shaun Tanの本」 (しおから)
【3】今週の掲示板ダイジェスト (11/12-11/18)
【4】SSS コラム 「本の中で最も難しい部分」(まりあ)
【5】SSSニュース
【6】編集後記                 編集:しおから

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【1】今週の100万語通過報告(11/12-11/18)
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今週の100万語通過報告は3名でした。おめでとうございます!
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■OBW2で100万語通過しました            haru-kunさん
……………………………………………………………………………………………
引越しでのブランクを乗り越え、多読本を読める環境を見出しての再スタート
を経て100万語通過されたharu-kunさん。ご近所に高専があったことが、リス
タートの大きなきっかけとなられたようです。たしかに、地域のタドキストと
の情報交換、コミュニティがあるとないとでは、純粋に読む本を得る、という
だけでなくモチベーションの維持、という意味でも違いがあるのでしょうね。
200万語通過だけでなく、地域図書館への多読本普及活動にむけて、haru-kun
さん、今後もHappy Reading♪
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=6985]
……………………………………………………………………………………………
■100万語&こどもシャドーイング60時間通過しました。  タバサさん
……………………………………………………………………………………………
2ヶ月半という超スピードで100万語通過し、Jacqueline Wilsonの本を楽しみ
たかった、とおっしゃるタバサさん。語学留学、でも自分の英語の力に疑問を
感じつつ帰国…というご経験をおもちのタバサさんが最後にかけてみよう!と
思ったのが多読だったのだそうです。お気に入り本は私しおからも大好きなも
のばかりで、報告をうんうんとうなずきながら読ませていただきました。おめ
でとうございます!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=6998]
……………………………………………………………………………………………
■100万語通過しました☆              ミユさん
……………………………………………………………………………………………
こちらにも超スピードで100万語通過の方が!ミユさんは多読の効果を2つ挙
げていらっしゃいます。1)目が(速く)英語の文章を追えるようになった、
2)(音が聞き取れるだけでなく意味がそのまま)英語を文章として聴けるよ
うになった、ということです。児童書を楽しんで読んでいらっしゃるというミ
ユさん、バランスよく読まないといけないのかな、と思っていらっしゃるよう
です。私しおからは個人的に、そのままお好きな児童書を読み続けてOKじゃな
いかしら、と思っていますよ。ぜひこの調子でHappy Reading!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=7005]
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【2】今週のお薦め本   「Shaun Tanの本」      しおから
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最近友人に勧めてもらった本が、ご紹介する"The Red Tree"でした。とてもイ
ンパクトのある本ですっかり気に入り、同じ作家つながりで次々とクリック。
今は届くのを待っている状態で、まだ手元には2冊しかないのですが、揃うの
が待ちきれないので、早速多読通信の紙面でご紹介してしまいます。
作者のShaun Tanはオーストラリア在住のアーティストで、さまざまな活動を
しているようです。名前からわかるとおり中国系の方で、彼自身のアートワー
クの中にもたまに漢字のモチーフが登場します。
こんな本を書く(描く)人はどんな人なんだろう…?と思ってしまいますが、
[url:http://www.shauntan.net/]
を覗いてみると、より詳しい情報があります。興味のわいた方はぜひ!
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■The Arrival   Shaun Tan   YL0       2語
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アーティスト、Shaun Tanの魔法の手から紡ぎだされた作品。多読、という立場
からこの本をお勧めすることが正しいのかどうかはわかりませんが(何せ本文
中には言葉は一切ないのです)、作者のバックグラウンドなど、さまざまなこ
とが想像できます。主人公の置かれた立場からも、言葉がないこと自体に意味
がある、ということをだんだん「読み」進めていくうちに感じられるでしょう。
装丁など、こまかい部分まで凝りに凝ったひとつの「作品」です。手の込んだ
マンガ、ととることもできます。絵本ではありますが、おとなにこそ「読んで
」ほしい本。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000013410]
米国のamazon.comでこの本を調べると、かなりアツい?reviewが読めます。
蛇足かもしれませんが、本文の語数が少ない分、そちらもご紹介しておきます。
[url:http://www.amazon.com/Arrival-Shaun-Tan/dp/0439895294]
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■The Red Tree   Shaun Tan   YL2      121語
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こちらの絵本には文字があります。絵の中に描き込まれた文字なども拾えばも
っと語数はあるかもしれません。精神的に疲れて辛いとき、部屋に引き篭りた
くなっているとき、読むと(見ると)効く本だと思います(私自身もネクラか
も)。ページを開くたびに重くてインパクトのある絵で最初は辛いかもしれま
せんが、最後には救いと希望が。The Children's Book Council of Australia
のHonour Bookです。
日本語版も早見優訳で出ています。原作にはないサブタイトルが少々気になり
ますが、英文がそのまま載せられているようですので(文字自体が作品の一部
だからでしょう)、日本で品薄な英語版を探すよりも見つけやすいかもしれま
せん。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000013411]
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【3】今週の掲示板ダイジェスト(11/12-11/18)
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■はじめまして!の広場より
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◇はじめまして                  hydeさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=6195]
◇はじめまして・・・現在停滞中          Arcadiaさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=6198]
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■ゼロからスタート!まずは10万語!の広場より
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◇10万語達成しました♪が、未だに上手に本が探せません  るきさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=e&id=9261]
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■めざせ100万語!の広場より
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◇また始めました。80万語を突破しました。     いくなよさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=24193]
◇90万語を通過しました。           シロクロペンギンさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=24194]
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■100万語超 報告・交流の広場より
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◇2周年になりました             柊さん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=10126]
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■1000万語・3年以上報告の広場より
……………………………………………………………………………………………
◇1100万語通過です             ヨシオさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-1000&c=e&id=801]
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■英語のこと何でもの広場より
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◇一週間に1日、休む、効果は?       ジャンさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-english&c=e&id=1610]
◇多読多聴によるTOEICアップの効果? たーとるさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-english&c=e&id=1615]
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■本のこと何でもの広場より
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◇The Woman in Black            ブラックユーモアさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=2413]
◇ORTやLLLのことで質問です!     アーニャさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=2421]
◇[Heartland] 「A Holiday Memory」と「Winter Memories」とは同じ内容
                       fionaさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=2422]
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■PBの掲示板(ネタバレ有)の広場より
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◇ヒストリカル ロマンス のススメ Julia Quinn のその後へ 久子さん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-netabare&c=e&id=1023]
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■音のこと何でもの広場より
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◇こどもシャドーイング60時間通過     タバサさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-shadow&c=e&id=3260]
◇Audible にケンブリッジのGR音源が     Raquelさん
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-shadow&c=e&id=3263]
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【4】SSS コラム 「本の中で最も難しい部分」 まりあ
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 先日掲示板に、これから読む本について予備知識を仕入れてから読もう、と
いう趣旨のことを書きました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=2414]
 あらすじなどを知ってから読むのは「ズル」だと考えて、避けている方もい
らっしゃるのですね。ちっともズルではありません。実は翻訳で読んでいる本
を英語で読むのも、とても効果が上がる方法です。ストーリーが分かっている
本はつまらなく感じる人もいるので、積極的にはお薦めしておりませんが。
 「辞書なし多読」を続けるには、少しでも本の予備知識を仕入れて、読みや
すくして読むのがコツです。ただし、Graded Readersではなく一般の本の裏表
紙には解説やあらすじが書いてあるのが普通ですが、これが難しいんですね。
児童書ならばともかく、大人の本などは裏表紙の説明が読めないことはよくあ
ります。全部読み終えてから再読してもまだわからなかったり...ネタバレ
を避けて、抽象的に説明するので、語彙レベル的にも文法的にも、本文よりも
難しくなることが多いのです。
 ですから本屋さんで実物を見てから購入する場合、裏表紙の説明が読めない
本を、「難しそう」と避けていると読めそうな本が探せなくなる危険がありま
す。自分に読めそうな本かどうかを確かめるのは、本の真ん中あたりを開いて
読み、途中からでも読めるならば、まず大丈夫です。最初のページが全ページ
の中で一番難しい、という書き方をする作家がいますし、反対に最初だけすご
くやさしく書き始める作家もいますから、真ん中で確かめるのが良いのです。
 本の中で一番難しいのは、まず裏表紙の説明、次ぎにタイトルです。これも
読み終えてなお意味がわからないことがあるものです。中身のストーリーだけ
読めればそれで良いので、総語数はストーリーだけ数えているのですよ。
     「これから読む本の予備知識は、裏表紙以外から」
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【5】SSSニュース
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■朝日小学生新聞 10/25 ORT Fireflies ”Shells” が紹介
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朝日小学生新聞10月25日号の、「カモン・タドキッズ!」では、
Oxford Reading Tree Fireflies Stage 1+ ”Shells” を紹介しています。
下記のURLから、一般の方も絵本と音声を楽しむことができます。
[url:http://www.asagaku.com/tado_kids/tado_index.htm]
……………………………………………………………………………………………
■多読講演会 セミナー イベントの予定
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11月24日 新宿  大人のための絵本の楽しみ(町田祥子)
12月1-2日 名古屋 タドキスト大会
12月 2日 浅草橋 Your Guide to the ER Maze(宮下いづみ)
12月15日 新宿  初心者向:多読で培う英語力(高木徹)
1月27日  横浜  初心者向:多読で培う英語力(高木徹)

上記の詳細は、下記でご確認ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]

酒井先生の講演会等の活動は、下記に詳しい情報があります。
[url:http://tadoku.org/workshop.html]
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【6】編集後記                  (しおから)
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 忙しさにかまけてろくなものしか食べていない日がここのところ続いていま
した。ふと思いついて、少々ムリしつつも夜中や朝にちょいちょいと料理をし
てお弁当を持つようにしてみたら、これが大正解。食生活の中身が改善された
だけでなく、どうもわたしにとっては、料理はかなりストレス解消になるみた
いです。
 もともと料理は好きなので、わたしの本棚には英語のレシピ本が何冊もあり
ます。で、ぱらぱら眺めながらふと考えました、「この本って語数どれくらい
なんだろう…?」。お料理本などは端から端まで読むものではないのかもしれ
ませんので、ためしにレシピをひとつ、数えてみると。短いものでも150語ぐら
いはありました。ネット上のレシピなら、コピー&ペーストして語数をカウン
トすると、もっとらくちんです。
 お話の魅力にとり憑かれて時間を忘れて読みすすめる、というのとは違うけ
れど、こんな「読み」もアリだし、当然読書記録に入れるのもアリだな、とち
ゃっかり思いました。
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多読通信、次号もお楽しみに!

〜読める本、読みたい本をお気楽に〜
今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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