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909. SSS多読通信 第199号 (2007/11/1)
お名前: メイ
投稿日: 2007/11/1(11:07)
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ SSS多読通信 第199号 (2007/11/1) ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【1】今週の100万語通過者 (10/22-10/28) 【2】今週のお薦め本 特集「困難を越えて生きる子どもたち」 【3】今週の掲示板ダイジェスト (10/22-10/28) 【4】SSSコラム 「やさしいもので、気楽に多読を楽しもう!」(古川) 【5】SSSニュース 【6】編集後記 編集:メイ ─────────────────────────────────── 【1】今週の100万語通過報告者 (10/22-10/28) ─────────────────────────────────── 今週の100万語通過報告は、ありませんでした。来週をお楽しみに! ─────────────────────────────────── 【2】今週のお薦め本 特集「困難を越えて生きる子どもたち」 ─────────────────────────────────── 世界を見渡せば、戦争や差別や社会の因習などに苦しむ子どもたち、受け止め がたい現実に立ちすくむ子どもたちなどの姿が見えてきます。今回はそのよう な困難を越えて生きる子どもたちを 世界のいろいろな国から拾ってみました。 …………………………………………………………………………………………… ■Twenty and Ten YL2.5〜3.5 11,994語 …………………………………………………………………………………………… 第2次大戦中のナチス占領下のフランスでのこと。小さな村はずれの山の中に 修道女に守られて20人の子どもたちが疎開していました。そこにナチスの手を 逃れて 10人のユダヤ人の子どもがやって来ます。乏しい食料を分け合い、子 どもたちはだんだん仲良くなっていきます。 ある日、修道女が出かけたすきに、ナチスの兵隊がユダヤ人の子どもを探しに やって来ます。子どもたちだけでどうすればよいでしょう? [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009911] …………………………………………………………………………………………… ■Journey to Jo’burg YL2.8〜3.6 10,476語 …………………………………………………………………………………………… アパルトヘイトの頃の南アフリカの物語。小さな妹が病気になり、日々、弱っ ていくのを見かねて、300マイル離れたヨハネスバーグでメイドをしている母 のもとへ知らせにいく姉と弟。乗り物に乗るお金も食べ物もなく、焼けつく道 をひたすら歩きます。 当時、"Coloured"とされた人々の厳しい生活や悲しさが感じられます。 [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000013346] …………………………………………………………………………………………… ■Flunking of Joshua T. Bates YL3.2〜4.0 11,122語 …………………………………………………………………………………………… 3年生を落第してしまったJoshua。納得できない気持のまま、新学期が始まり、 落第は容赦なく現実のものとなっていきます。自分よりはるかに体が小さく幼 いクラスメート。落第生ということで始まるいじめ・・・ Joshuaの救いとなったのは何だったでしょう? こちらはアメリカの物語。 [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000013324] …………………………………………………………………………………………… ■Homeless Bird YL4.5〜5.5 34,425語 …………………………………………………………………………………………… インドの貧しい家に生まれたKoly。女だからという理由で学校には行かせても らえず、家事や刺繍を教えこまれました。13歳で親の決めた相手と結婚。相手 は病弱の16歳の少年。彼女の持参金が目当ての結婚でした。間もなく夫は死に、 その後は未亡人としての過酷な運命が待っていました。 インドの古いしきたりと厳しい運命に負けず、自分の人生を見出していくKoly が、けなげです。 [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000013173] …………………………………………………………………………………………… ■Killer’s Tears YL5.2〜6.2 32,961語 …………………………………………………………………………………………… チリ南部の人里離れた荒地の農家にやって来たAngelと名乗る男は農家の夫妻 を殺害し、そこに住み着きます。そして、ただ一人残された男の子と殺人者と の奇妙な生活が始まります。次第に少年Paoloに父親のような愛を感じ始める Angel・・・ 人の生死、罪と償い、愛など、考えさせられます。深い静けさ と悲しみに満ちた心に残る物語。 [url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000013174] ─────────────────────────────────── 【3】今週の掲示板ダイジェスト (10/22-10/28) ─────────────────────────────────── ■はじめまして!の広場より …………………………………………………………………………………………… ◇図書館利用術も覚えました。 ハミングバードさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=6130] ◇数ヶ月のブランクを経て再出発。でも、悩みも・・・ haru-kunさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=6138] ◇去年の夏から洋書を読み始めました。 優輝さん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=6143] ◇英語のサイトや専門書が読みたくて。 soranokoさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=6147] ◇イギリスで近くの大学図書館を利用して。 ひぃちゃんさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-debut&c=e&id=6150] ─────────────────────────────────── ■ゼロからスタート!まずは10万語!の広場より …………………………………………………………………………………………… ◇借りた本だけで10万語達成!! ぴ〜ママさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=e&id=9230] ─────────────────────────────────── ■めざせ100万語!の広場より …………………………………………………………………………………………… ◇50万語通過しました! ともちゃさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=24179] ◇『ザ・シークレット』で50万語達成!「愛があれば読める」 夢子さん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=24182] ─────────────────────────────────── ■100万語超 報告・交流の広場より …………………………………………………………………………………………… ◇復活の予兆を感じつつ ひばさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=10061] ─────────────────────────────────── ■親子で多読を楽しむの広場より …………………………………………………………………………………………… ◇多読の威力 ミセスダウトさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-children&c=e&id=3721] ─────────────────────────────────── ■英語のこと何でもの広場より …………………………………………………………………………………………… ◇9月TOEICの結果発表 ソレイユさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-english&c=e&id=1585] ─────────────────────────────────── ■本のこと何でもの広場より …………………………………………………………………………………………… ◇青春スポーツもののオススメ本ありますか? ケルアックさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=2394] ◇Heartland Special Editionのこと、教えてください。 fionaさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=2397] ─────────────────────────────────── ■音のこと何でもの広場より …………………………………………………………………………………………… ◇シャドーイング100時間通過しました まつかわ1971さん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-shadow&c=e&id=3237] ─────────────────────────────────── ■Chat with SSS friends in English の広場より …………………………………………………………………………………………… ◇Have you ever had this experience? アーニャさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-eng&c=e&id=1007] ─────────────────────────────────── ■英語で趣味を楽しむの広場より …………………………………………………………………………………………… ◇ゲームの字幕、音声について blueleafさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-game&c=e&id=1215] ◇英語で将棋:入門編(1) たいがあさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-game&c=e&id=1220] ─────────────────────────────────── ■SSS雑談の掲示板より …………………………………………………………………………………………… ◇Viva! Pants!! こるもさん [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-talk&c=e&id=2174] ─────────────────────────────────── 【4】SSS コラム 「やさしいもので、気楽に多読を楽しもう!」(古川) ─────────────────────────────────── みなさん、こんにちは。古川です。最近、多読はポピュラーになってきて、 新刊の英語学習解説書には、多読もたいてい紹介され薦められるようになって きました。例えば、テレビや新聞でよく発言されている英文学者の斎藤兆史さ んも、「これが正しい!英語学習法」(ちくまプリマー選書)という近著で、 「多読は、英語達人になるための必要条件ということができます。」(p.98) と紹介しています。そして、続いて、多読や速読では、できるだけやさしい英 語で書かれたものを読むのが良いと書いてあります。 ところが、その次の節には正直びっくりしました。 「原文そのものがやさしい英語で書かれた文学作品はどうしても数が限られて います。一番読みやすいものでは、Beatrix PotterのPeter Rabbit シリーズ があります。ときとして、イギリスの田舎を知らないとピンとこないような 単語が現れますが、多読の妨げになるというほどのものではありません。この シリーズなら中学生でも十分に読めます。」というのです。 さらに、高校1.2年生向けのやさしい本の例として、 Animal Farm(George Orwell), Lord of the Flies(William Golding) などを紹介しています。 まだまだ、英語の先生や英文学者にとっては、やさしい本の代表格が、Peter Rabbit や Animal Farm なんですね。確かに、こういう本が、中3生や高1生 で読めるのが、本来の英語教育だとは思います。しかし、実際にそうなってい ないから、現状では、大学生や社会人といえども、やさしい絵本からの多読が 必要というのが私達の考えなのですが、どうも、現状認識自体にだいぶズレが あるようです。 町の書店でも、TOEIC○○点向きの本とか、英検○○級ならこのシリーズとし て表示して洋書が販売されています。どれも、学習者の実態からみると、実際 に読めるレベルより難しい本が推奨されているようにしか思えません。 SSS以外のレベル付けは、まだまだ、実態にそぐわないものが多いのです。 人からやさしい本と紹介されて、例え、その本が分からなくても、全く気に しなくてよいのです。どうしても英語ができるようになった人は、自分の読め る本はやさしいと思う傾向があるからです。 「やさしい」といっても人それぞれなので、YL=Yomiyasusa Level を設定し Animal Farm 6.0-7.0 などと評価していますが、それも個人差が大きいのです。 YL は、ほかの指標よりはるかに学習者の実感に合わせて作ってありますが、 それでも万能なわけではありません。 みなさんが、一人一人の感覚で、自分にとって「やさしい」、「楽しい」と 思う本を読むのが一番なのです。「みんな違って、みんないい」(金子みすず) のが多読の最大の魅力ですから。 ─────────────────────────────────── 【5】SSSニュース ─────────────────────────────────── ■朝日小学生新聞 10/25 ORT Fireflies ”Shells” が紹介 …………………………………………………………………………………………… 朝日小学生新聞10月25日号の、「カマン・タドキッズ!」では、 Oxford Reading Tree Fireflies Stage 1+ ”Shells” を紹介しています。 下記のURLから、一般の方も絵本と音声を楽しむことができます。 [url:http://www.asagaku.com/tado_kids/tado_index.htm] …………………………………………………………………………………………… ■多読講演会 セミナー イベントの予定 …………………………………………………………………………………………… 11月 3日 高岡 多読と多聴がひらく英語の世界(酒井邦秀) 11月18日 名古屋 Your Guide to the ER Maze(宮下いづみ) 11月24日 新宿 大人のための絵本の楽しみ(町田祥子) 12月1-2日 名古屋 タドキスト大会 12月 2日 浅草橋 Your Guide to the ER Maze(宮下いづみ) 12月15日 新宿 初心者向:多読で培う英語力(高木徹) 上記の詳細は、下記でご確認ください。 [url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html] 酒井先生の講演会等の活動は、下記に詳しい情報があります。 [url:http://tadoku.org/workshop.html] ─────────────────────────────────── 【6】編集後記 (メイ) ─────────────────────────────────── 普段はさっぱり手入れもしない庭ですが、毎年、今ごろになると 次の春のた めにチューリップやクロッカスの球根、パンジーなどをあちこちに植えること にしています。春になって、毎朝、庭を見るたびに花が増えていくのがうれし くて、ズボラな私もつい、にわかガーデナーに変身です。今年は何色にしよう かな? …………………………………………………………………………………………… 多読通信、次号もお楽しみに! 〜読める本、読みたい本をお気楽に〜 今 週 も H a p p y R e a d i n g! ────────────────────────────────── 多読通信に関するみなさまのご意見・感想などをお待ちしております。 ・メール sss-web-magazine@seg.co.jp ・掲示板への投稿 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2108] ・多読通信アンケートフォーム [url:http://www.seg.co.jp/sss/information/formmail.html] ※メールでいただいた質問に対するお返事を掲示板上で行う場合があります。 ご了承ください。 ─────────────────────────────────── 多読通信の過去記事&マガジン内検索 [url:http://blog.mag2.com/m/log/0000118505] ─────────────────────────────────── ※このメールマガジンは『まぐまぐ!』 [url:http://www.mag2.com/] を 利用して発行しています。 配信申込・中止・アドレス変更はこちらへ [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm] ─────────────────────────────────── 発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/]) ───────────────────────────────────
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