[掲示板: SSS News -- 最新メッセージID: 1911 // 時刻: 2024/11/24(00:26)]
上へ | 前のメッセージへ | 次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む | 訂正する | 削除する
お名前: sumisumi http://bookshelf.hacca.jp/
投稿日: 2004/3/10(17:53)
------------------------------
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
SSS多読通信 第22号 (2004/03/11)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】今週の100万語通過者
【2】今週のお薦め本
【3】今週の特選投稿
【4】SSS コラム
【5】SSS ニュース
【6】編集後記
編集:sumisumi
───────────────────────────────────
【1】今週の100万語通過報告者 (3/1-3/7)
───────────────────────────────────
今週の100万語通過報告者は4名でした。おめでとうございます!
……………………………………………………………………………………………
■かぼちさん
11ヶ月で100万語を通過したかぼちさん。高校時代に好きだった英語の勉
強を再開しようと思ったところでSSSと出会ったそうです。キリンは苦手な
のでこれからもゆっくりとレベルを上げていきたいとのことです。レベル0か
ら3までの面白かった本の紹介がていねいで、楽しんで読んでこられた様子と
喜びがにじみでています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3070]
……………………………………………………………………………………………
■marinさん
6月にほとんどGRで100万語を通過したmarinさん。多読のよさについて語って
くださいました。その後、児童書が難しく、PBを読み、児童書も読めるように
なった過程は近々200万語か250万語で報告してくださるそうです。掲示板では
児童書は人気ですが、なかなか手強い本も多く、苦手な人も少なくはないので
次回の報告が楽しみですね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3080]
……………………………………………………………………………………………
■rockmanさん
「私の多読の目的は英会話を中心とした総合的な英語能力の向上です。」とい
うrockmanさん。会話への現時点での影響を語ってくださいました。
「正直な所、期待したほどの効果はでていませんが、SSS多読は、英語に触れる、
英語を使う方法としてはすばらしいアイデアであると思います。また、読書嫌
いの私がどうしてこんなに多読にはまってしまったのか…自分でも…謎です(笑)。
これからも続けていきたいと考えています。」
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3082]
……………………………………………………………………………………………
■yazuさん
8月から多読をはじめ、今年の8月の留学に向けて多読をはじめたyazuさん。少
しでも現地の学生と差がなくなるように頑張りたいそうです。中学時代はドイ
ツやスイスのインターナショナルスクールで英語の本を読む宿題を大意をつか
むことからこなしていたそうです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=3091]
───────────────────────────────────
【2】今週のお薦め本
───────────────────────────────────
絵本はYLが低くても案外難しいこともよくあります。一度目でよくわからなく
ても気にせず、今読んで受け止めることができたものを大切に読んでいきたい
ですね。最近読んだ絵本や、掲示板で話題の絵本をご紹介します。読みやすい
ものから順にならべてあります。
……………………………………………………………………………………………
■Cat on the Mat Brian Wildsmith YL0.1-0.5
……………………………………………………………………………………………
マットの上にネコが座っていると次々と他の動物たちがやってきて座ります。
ネコは面白くありません。最後にネコは一声!文章はきわめて単純な繰り返し
でやさしいのですが、ネコの表情が最高で何度も読んでしまいます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S102215]
……………………………………………………………………………………………
■Play with me Marie Hall Ets YL1.0-2.0
……………………………………………………………………………………………
小さい女の子が「ばったさん、いっしょに遊んで」と言いますが、ばったは逃
げていきます。次に「かえるさん、いっしょに遊んで」。でも、かえるも逃げ
ていきます。女の子は次々に動物達に話しかけます。誰か遊んでくれるかな?
語彙は少し難し目ですが、絵で分かるのでレベル1にしました。とても楽しく、
ほのぼのできる本です。(Kianさんの書評より)
やわらかいエンピツによる線画に単純な彩色をほどこした挿絵がのびやかで暖
かく、とても魅力的です。子供のころの外遊びの気分を思い出させてくれる本
でした。
邦題「わたしとあそんで」
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S102215]
……………………………………………………………………………………………
■The Gardener Sarah Stewart YL2.0-3.0
……………………………………………………………………………………………
不況だった1930年代のアメリカで、お父さんが失業、リディアは町のおじさん
の家に身を寄せることになりました。おじさんはニコリともしませんが、
リディアには秘策がありました。親子の広場で話題の絵本です。
コールデコット賞オナー・ブック。アメリカ図書館協会優秀図書。
邦題「リディアのガーデニング」
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S101781]
……………………………………………………………………………………………
■Granpa John Burningham YL2.0-3.0
……………………………………………………………………………………………
おじいちゃんとやんちゃな孫娘。ふたりの春夏秋冬の交流を描いた絵本。
老いたおじいちゃんと孫娘は、どこか会話もちぐはぐでかみ合わない。その冬、
おじいちゃんは病気になってしまい・・・。
1枚の絵は、1万語の言葉より多くを物語るものなのだ、と感動しました。ラ
スト3ページが素晴らしいです。(ポロンさんの書評より)
我が家でも娘は今は亡き主人の祖父にあんな感じで遊んでもらっていたのでそ
の様子を思い出し、涙しました。
内容が孫娘とおじいちゃんの話のかみ合わないながらもほのぼのした交流なだ
けに、わかりにくいところがあるかも知れません。
邦題「おじいちゃん」
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S103045]
───────────────────────────────────
【3】今週の特選投稿
───────────────────────────────────
■MOMA親爺さんの企画「8700万語が選んだ児童書単語」
現在、MOMA親爺さんによる、タドキストが選んだ児童書単語の集計イベントが
2月いっぱいで締め切られ、第一回の中間報告が発表されました。
33名のタドキストが参加して全員の投稿時の多読の語数の合計が8700万語とい
うことです。今回は上位22語が紹介されました。続報が楽しみですね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-g&c=e&id=10539]
……………………………………………………………………………………………
■親子の広場の読み聞かせの話題
えっちゃんさんの児童教室では自宅での読み聞かせを推奨していますが、お母
さん方には自分で読み聞かせることに不安を持っている人も多いようです。
講演会でも質問の出ていて、子どもに導入したい人にとって気になるこの話題
に体験談や意見が寄せられています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-children&c=e&id=1444]
絵本の読み聞かせを考えている人には、こりんごさんの読み聞かせ報告も参考
になります。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-children&c=e&id=1498]
……………………………………………………………………………………………
■ペギー双葉山さんの停滞研究の結果が発表になりました
・Happy Readingをするための方法ベスト100
・停滞とは何か
多くのタドキストから寄せられた言葉を胸に、波にへこまずに楽しい読書がで
きそうです。何と、停滞チェックリストまで!まとめてくださったペギー双葉
山さん、投稿してくださった皆さん、ありがとうございました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-level3&c=e&id=252]
───────────────────────────────────
【4】SSS コラム(マリコ)
───────────────────────────────────
公共図書館へのはたらきかけ
……………………………………………………………………………………………
SSSの多読を始めるときに費用はどのくらいかかるでしょうと質問されるこ
とがあります。たった一人ですべての本を買って読んでいくとしたら、最初の
100万語までに約7〜10万円位かかります。しかし、次の100万語はぐ
んと安くなり、さらにペーパーバックだけを読むようになれば100万語にか
かる費用は、1万円以下で収まるようになるでしょう。得られる効果に注目す
れば全然高くないと言ってもいいかもしれません。
それでも、愛読書として何度も読み返すことのないようなレベル0,1の本
は図書館などで借りられれば、それにこしたことはありません。
大学図書館はGRを置いてあるところもあるようですが、公共図書館には、
英語の本はあっても、SSS式多読で最初の100万語までに必要なGRや幼
児の一人読み用絵本はほとんどおいてないのが現状です。
東京のある公立図書館には、ほんど読まれた形跡のないシェイクスピアの全
集がずらりと並んでいます。また子供用の読み聞かせ用絵本が置いてあるのは、
別の階の児童コーナーです。SSSのメンバーは、GRをそろえてもらうことと、
英語の本を一カ所に集めて、レベル別に配置した多読コーナーを作ってもら
うことをその図書館に申し入れてみましたが、それぞれ、(1)学習教材であるGR
は図書館にはおけない、(2)図書館は著者別に本を配置しなければならない、と
いう理由で、あっさり断られてしまいました。
こんな理由では、市民はだれも納得しないでしょう。自分のところが先例と
なって非難を受ける可能性を避けたいという心理なのでしょうか。行動を起こ
したくない、めんどうな仕事を増やしたくないというお役所的な発想かもしれ
ません。もしかしたら全国のどこかの図書館で、GR購入や、多読コーナー設
置が実現すれば、「前例があるなら」ということで一気に展開していくのかも
しれません。
全国のタドキストが、図書の購入希望運動、幼児への英語読み聞かせタイム、
市民向けの多読の指導などをやってみるというのはどうでしょう。あらゆる英
語学習法で苦労をしたという図書館司書の方がタドキストの中にいらっしゃれ
ば可能性が広がりますね。それとも、図書館での購入決定権を持っている人に
多読の指導をして、SSS式多読の効果を実感してもらいましょうか。
いずれにしても、実現不可能とあきらめずに、みんなで少しずつ各地の図書
館に働きかけていきませんか。
───────────────────────────────────
【5】SSS ニュース
───────────────────────────────────
■書評システム更新のお知らせ
……………………………………………………………………………………………
書評システムは、4月初旬をめどに、ソフト・ハードとも全面的に改訂し、
1)だれでも、書籍登録ができる
2)個人の読書記録をweb上でつけることができる
3)より複雑で実用的な書籍の検索ができる
ようになる予定です。近日中にベータ版を公開しますので、ぜひ、ためしに
使ってみて下さい。詳しくは、SSS Web Magazine、 掲示板の関する掲示板
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-admin&id=92]
にでるお知らせをご覧下さい。
───────────────────────────────────
【6】編集後記(sumisumi)
───────────────────────────────────
そろそろ卒業、入学シーズンで、書店には英語学習の本がまた並び始めました。
「英語は向いていないらしい」と思い込んでいた私がSSSの掲示板でお世話に
なって多読をはじめてもうすぐ2年になろうとしています。SSSで多読をはじ
めてようやく外国語を学ぶ楽しさ、面白さを知りました。仲間の支えはもちろ
んのこと、marinさんが100万語報告で語ってくれたように自分のペースででき
たからだと思います。自分のペースを守っていると不思議と次々と読みたい本、
やりたいことが自然と出てきて、徐々に手を出しているうちにいつのまにか色
々な英語への接し方を日常的にするようになりました。みなさんもそれぞれ自
分だけの多読をお楽しみください。
……………………………………………………………………………………………
次号の担当はしおさんです。
今 週 も H a p p y R e a d i n g !
───────────────────────────────────
※ご感想・ご要望・ご意見等は sss-web-magazine@seg.co.jp まで
掲示板でのご感想・ご要望・ご意見等はこちらまで↓↓
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2108]
───────────────────────────────────
※このメールマガジンは『まぐまぐ!』 [url:http://www.mag2.com/] を
利用して発行しています。
申込・中止はこちらまで [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
───────────────────────────────────
発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/])
───────────────────────────────────
▼返答