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お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/
投稿日: 2004/2/25(23:57)
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SSS多読通信 第20号 (2004/02/26)
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【1】今週の100万語通過者
【2】今週のお薦め本
【3】今週の特選投稿
【4】編集者コーナー
【5】SSS News 書評システムが4月から更新されます
【6】編集委員コーナー
担当:古川【1〜5】
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【1】今週の100万語通過報告者 (2/16-2/22)
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今週の100万語通過報告者は2名でした。おめでとうございます!
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■ぴかぶー さん 「977冊で100万語達成!」
元児童英語教師のぴかぶーさんは、出産して退職されたあとも、英語の勉強
を続けておられましたが、砂の城を築くようでいつも足元から崩れる感覚に疑
問を感じていたそうです。そんなとき、書店で、「今日から読みます英語
100万語」と運命の出会い。その後は、前とは全く違う感覚で、楽しみなが
ら読書を続けられ、977冊で100万語を達成されました。これからも、
読書を楽しまれて、お子さまが大きくなられたらぜひ英語教師に復活し、読書
の楽しみを多くの子ども達に伝えてくださいね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=2981]
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■フクさん 「頑張る」から「Happy」へ
ソフトウエア開発の仕事をされているフクさんは、度々仕事で英語を読む機
会があり、どうも読むのに時間がかかると感じられていました。2003/10/1に
日経BPの記事「仕事で読まなきゃならない英語で頭痛がしなくなる日」
[url:http://bizns.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/search/wcs-bun.cgi?ID=208149]
を読まれて、早速 Penguinのスタータキットを購入し、多読を開始。40万語
位で停滞してところ、古川・マリコの福岡公演で停滞を脱し、再びモチベー
ションが落ちつつあったとき、酒井の福岡公演で回復し、100万語を達成
されました。おめでとうございます! 100万語読書を続ける中で、最も
変わったことは、「勉強しよう」と思って始めた多読が、英語での読書を楽
しむことに変わったことで、そして、楽しむということがいかに強い影響を
及ぼすかを知ったとのことです。私達のささやかな活動で、「楽しむことの
すばらしさ」を感じる人がちょっとづつ増えていることを実感させられまし
た。社会人だけでなく、中学・高校・高専生にも、「楽しむことのすばらし
さ」を伝えていきたいと思います。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=2985]
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【2】今週のお薦め本 慈幻さんのおすすめ本から
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タドキストの慈幻さんは、新しい本を探してくる名人で、いろんな本を
SSSのWebpage上で紹介しています。その中から、YL 2-4 程度のシリーズものの
児童書を今週は紹介させていただきます。YLは、手元に本があるものについて
は私の方で独断で再評価しています。
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■ Capital Mysteries シリーズ 現在3巻 YL2.5〜3.5 Random House
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A to Z Mysteriesシリーズの著者Ron Royの新シリーズです。米国の首都ワシ
ントンDCのマンションに住む小学生の女の子KCと男の子Marshallが主人公
のシリーズです。第1巻で、大統領と知り合いになり、ホワイトハウスと大統
領が毎回登場します。YL は "A to Z"と同じです。第4巻が近日発売です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&isbn=0307265102]
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■ Jigsaw Jones Mystery シリーズ 現在22巻 YL2.5〜3.5 Scholastic
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ほのぼの少年探偵ものです。Jigsaw Jonesは、1日1ドルで依頼を引き受ける
小学2年生の私立探偵。パートナーの少女、Milaと共に、身の回りに起こる様々
な事件に挑んでいきます。Nate the Greatと同じく、他愛のない事件を「私立
探偵らしく」解決しようとするJigsaw君が微笑ましい作品です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&isbn=0590691252]
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■ Bailey School Kids シリーズ 現在47巻 YL2.5〜3.5 Scholastic
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慈幻さんによれば、巻による当たり外れが多少ありますが、Zack Filesが面
白いと思われた方にはお勧めとのこと。ホラー+コメディ+ミステリーのシリ
ーズとのことです。みなみさんの書評があります。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S102439]
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■ Dragon Slayers Academy シリーズ 現在11巻 YL3.5〜4.5 Penguin USA
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Dragon Slayerと題名にあるからといって、Fantasyものではありません。
学園コメディーものです。校長Mordredにとっては、「Gold がすべて」。学校
は純粋に営利目的で経営されています。そこの生徒であるWiglafとその親友
Angus,Ericが主人公。現代の私立学校経営の風刺に、ドラゴン退治ものを組み
合わせた抱腹絶倒のコメディーです。構文はやさしいですが、語彙レベルは7
以上なので、難しい単語はどんどん飛ばして下さい。それでも内容は十分理解
できます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S102204]
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なお、慈幻さんは大変な読書家で、日本語・英語の読書記録をWeb上で日記の
形で公開されています。[url:http://www.memorize.ne.jp/diary/96/28454/]
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【3】今週の特選投稿
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■ ぷぷ さん 2周年&370万語報告
ぷぷさんは、SSSを知る前から英語の勉強をされていましたが、SSS多
読を始める前は、レベル3のGRを10分読むと眠くなっていました。ところ
がSSSを始めて2周年目の日には、なんとライラの3巻を読んでいて、ふと
気がつくと2時間以上たっていて、その日には銀行に行けなくなってしまった
そうです。最初の時は、高くついた多読も、今では、月780円で1ケ月楽し
める経済的な趣味にかわったとのことです。(児童書だともう少し高くつきま
すけどね) 長く続けることの意味を感じさせる投稿です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=660]
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■ヒデ さん 200万語通過と今感じること
「継続は力であること」そして「SSS多読は続けやすいメソッドであるこ
と」は、200万語通過のヒデさんの報告からもわかります。でも、それ以上
に、ヒデさんの次の発言に勇気づけられる方も多いのではないでしょうか?
「がんばって読んでない」と断言できる人はいないんじゃないかな〜って思
います。だって何かをやるって決めること自体がその人自身に対して「がんば
る」ってことだと思うから。ただ、「がんばる」より「楽しく」が自分の中で
優先的になれば「今がんばってないよ、楽しんでいるよ」って言えると思って
います。という感じでこれからもポジティブシンキングでやっていきたいと思
います。
さて、私(=古川)にとっては、多読は半分以上仕事みたいなものですから、
頑張って時間を作って読んでいます。でもいったん読み始めてしまえばただ楽
しんでいるだけです。頑張ること自体は決して悪いことじゃありません。でも、
楽しめないことのために頑張っても長続きできません。要は、楽しいか楽しく
ないかが重要だってことだと思います。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=608]
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【4】編集者コーナー
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昨年4月からはじめた全国講演会・全国オフ会ですが、とりあえず、2月
22日の京都で、1サイクルが終わりました。この企画に協力して下さった、
ロングマン英語教材部、オックスフォード、三省堂、丸善、ジュンク堂、週刊
STのみなさん、そして、全国各地でこの企画を一緒に盛り上げていただいた
全国のタドキストのみなさんにこの場で感謝致します。
これから新年度が始まり、全国の中学・高校・高専・大学・塾・英語学校で
も新たに多読を始めるところが何カ所もあります。社会にでてから英語習得で
苦労しないためにも、多読の方法が日本全国の教育機関に広がっていくことを
願っています。
なお、多読を全国の学校に普及させるために、多読学会が4月より発足しま
す。入会には、1)会員の紹介 と 2)10冊以上の書評 が必要です。
会員(=設立準備委員)の知り合いがおらず、入会を希望される方は、多読歴
・多読指導歴(掲示板でのアドバイスも含む)等を jimu-era@seg.co.jp まで
ご連絡ください。また、出版社その他の企業・団体の方で、賛助会員または団
体会員に入会希望の方も jimu-era@seg.co.jp へご連絡下さい。
月刊「大学への数学 3月号」の p76-p79に「英語多読のすすめ」を書きま
した。これから大学生になる方や高校生の方がこの記事で、ひとりでも多く多
読を始めてくれればと思っています。(古川)
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【5】SSS News
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■書評システム更新のお知らせ
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書評システムは、4月初旬をめどに、ソフト・ハードとも全面的に改訂し、
1)だれでも、書籍登録ができる
2)個人の読書記録をweb上でつけることができる
3)より複雑で実用的な書籍の検索ができる
ようになる予定です。3月初旬より、ベータ版を公開しますので、ぜひ、ため
しに使ってみて下さい。詳しくは、SSS Web Magazine, 掲示板の関する掲示板
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-admin&id=92]
に近日中にでるお知らせをご覧下さい。
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■3月は講演会はお休みです
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【6】編集委員コーナー 『多読の指導者の役割』 (マリコ)
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SSS式多読に興味を示す英語教師からの問い合わせが増えてきています。10年
前にSEGで行われた英語教育シンポジウムで、孤軍奮闘していた酒井先生の発言
や姿が瞼に焼き付いているわたしにとって、英語教師にSSS式多読について興味
を持ってもらえるというだけで隔世の感があります。
しかし、知識を教えることを教師の役割としてきた先生方の中で、SSS式多読
の教授法三原則 1)「教えない」2)「おしつけない」3)「読書の評価をしない」
を、その深い意味まで理解して実行できる人はどのくらいいるでしょうか。
学校での多読指導者は生徒に対してどういう役割をはたせばよいのでしょうか。
英語のできる教師が必ずしもよい多読指導者であるとは限りません。生徒の
英語力をあげるのは、いかにたくさん楽しく本を読ませるかにかかっているか
らです。多読の指導者は「英語の先生」というよりスポーツのコーチ、マラソ
ンの伴走者に似ています。そこにカウンセラーの要素が加わって生徒たちと本
を通して心の交流ができるようになれば、かなり理想に近い指導者といえます。
多読による英語の学習は生徒一人一人が主役です。自分たちが読みたい本を
自分のために自分の意志で読んでいきます。今まで教壇を間にして向かい合っ
ていた授業では教師が主役でした。今度は教師は脇役に徹し、主役である生徒
を応援しながらいっしょに同じ方向に向かって歩いていくことになります。指
導する側もされる側も楽しい時を共有することができるでしょう。多読指導者
と生徒が上下の関係ではなく、対等な関係として双方向のコミュニケーション
がとれるようになると、多読はさらに効果的になるのではないでしょうか。
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次号の担当は Kian さんです。
今 週 も Happy Reading!
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※ご感想・ご要望・ご意見等は sss-web-magazine@seg.co.jp まで
掲示板でのご感想・ご要望・ご意見等はこちらまで↓↓
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2108]
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※このメールマガジンは『まぐまぐ!』 [url:http://www.mag2.com/] を
利用して発行しています。
申込・中止はこちらまで [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
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発行:SSS英語学習法研究会(http://www.seg.co.jp/sss/)
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