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634. SSS多読通信 第136号 (2006/7/20)
お名前: ポロン
投稿日: 2006/7/20(06:29)
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SSS多読通信 第136号 (2006/7/20)
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【1】今週の100万語通過者 (7/10-7/16)
【2】今週のお薦め本 「戦争の中のドラマ」特集
【3】今週の掲示板ダイジェスト (7/10-7/16)
【4】SSSコラム 「やさしいものから始めれば何でも..」 (まりあ)
【5】SSSニュース
【6】編集後記
編集:ポロン
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【1】今週の100万語通過報告者(7/10-7/16)
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今週の100万語通過報告は1名でした。おめでとうございます!
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■100万語通過です! ジャーキー186さん
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今年の2月に多読を始めたジャーキー186さん、Animorphs第16巻で100万語
を通過されました。学生時代に授業で多読を経験したものの、当時は自分のレ
ベルに合った本を読んでいなかったため、読むのに時間がかかり、楽しいと思
えなかったそうです。海外生活ののち、読むことに力を入れようと決めた矢先、
『英語多読完全ブックガイド』を知り、毎日のように近所のブッククラブに通
われたそうです。いいタイミングでいい出合いがあってよかったですね!文面
からも、とても楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきます♪
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=6166]
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【2】今週のお薦め本 「戦争の中のドラマ」特集
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今週は、「戦争」をテーマにした本の特集です。戦争に巻き込まれた人々のさ
まざまなドラマが描かれています。現在からは想像もできないような恐ろしい
状況の中で、真摯に生きた人々の姿勢に痛いほど胸がしめつけられ、涙なしで
は読めなかった作品ばかりです。
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■Erika's Story 890語 YL2.8
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第2次世界大戦下のドイツ。ユダヤ人強制収容所へと向かう列車に乗せられた
ひとりの赤ちゃんの命が、その母によって奇跡的に救われました。米国人の作
者がドイツを旅行中、偶然出会った老婦人の逸話を題材に描かれた絵本です。
赤ちゃんを生き延びさせるためにとった母親の本能的な行動に、強く胸を打た
れるとともに、戦時の異常さを思わないわけにはいきません。、
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010785]
……………………………………………………………………………………………
■Sadako and the Thousand Paper Cranes 11,404語 YL3.0
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2歳のときに広島で被爆し、12歳で白血病のため亡くなった佐々木禎子さんは、
生前、「元気になりたい」という願いをこめて千羽鶴を折り続けました。彼女
の死を悼み、平和を祈念して建てられたのが「原爆の子の像」です。この本は、
米国人の作者が日本で聞いた実話をもとに書かれ、アメリカでも広く読まれて
います。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000005378]
……………………………………………………………………………………………
■Number the Stars 26,108語 YL4.5
……………………………………………………………………………………………
ナチス占領下のデンマークが舞台。ドイツ軍のユダヤ人狩りを前に、ユダヤ人
を逃そうとするコペンハーゲンのレジスタンスの人々。主人公の10歳の少女は、
親友のユダヤ人の少女を救うために勇気を奮って走ります!
これを読まずして何を読む?というくらい、どなたにもお薦めの作品です。
ニューベリー賞受賞作。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001885]
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■Pink and Say 3,238語 YL5.0
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南北戦争中に出会った、北軍の兵士である黒人の少年Pinkと、同じく北軍兵士
の白人の少年Sayとの、友情と別れを描いた絵本です。作者の4代前の先祖にあ
たるSayが体験した実話で、このドラマは、Sayから娘へ、またその娘へと語り
継がれてきました。中盤からラストへと、心の震えが止まりません。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010497]
……………………………………………………………………………………………
■The Glass Rabbit 25.000語 YL6.5
……………………………………………………………………………………………
高木敏子さん著『ガラスのうさぎ』の英訳版。講談社英語文庫の1冊です。
昭和20年、12歳だった著者は、東京大空襲で母と二人の妹を失いました。家の
焼け跡から掘り出したガラスのうさぎの置物は、とけてぐにゃぐにゃになって
いました。そして、さらに悲劇が襲います。
戦争の恐ろしさと平和の尊さを訴えるために、自らのすさまじい戦争体験を克
明に綴ったノンフィクションです。初版から約30年たった今も、夏になると必
ず書店で平積みになるロングセラーです。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002291]
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【3】今週の掲示板ダイジェスト(7/10-7/16)
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■300万語通過しました。 さやかさん
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さやかさんから、300万語通過の報告です。最近ペースが上がっていて、順調
に進んでいるとのこと。読み方に変化が出てきて、「少し分らない所があって
も、気にしないで大筋で分っていればいい」と思うようになり、投げ技ができ
るようになったそうです。読まれた本も、マンガから骨太のファンタジーまで
実にさまざま。この先もどんどん投げて、おもしろかった本を報告してくださ
いね!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=8065]
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■I have read Oliver Twist! モーリンさん
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"Chat in English"の広場に、イギリス文学の古典 "Oliver Twist"を読了した
という、モーリンさんの投稿が英文で寄せられました。映画化をきっかけに読
み始めたものの、19世紀の文学だけあって、難しいと感じられるところがあっ
たそうです。読了までの過程を、具体的に書いてくださいました。16万語超の
古典作品を読み通すというのはすばらしいですね!これから先、どのように
Dickens 作品を読み進めるかについて、酒井先生からのアドバイスもあります。
私も、古典にも挑戦してみよう!という励ましをもらいました!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-eng&c=e&id=923]
……………………………………………………………………………………………
■シャドーイング2周年!! じぷたさん
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なんと、シャドーイングを始めてから2周年(!)を迎えたというじぷたさん
の報告です。2年も続けること自体、驚異的なことのように思いますが、朝の
通勤電車の中で小声でしているので、全く苦にならず、ずっと続けてこられた
そうです。今はMagic Tree Houseのシリーズをシャドーイング中とのこと。こ
れまでに使った素材をすべてリストアップしてくださいました。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-shadow&c=e&id=2705]
……………………………………………………………………………………………
■夏休みの課題図書から いづこさん・かのんさん
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夏になると、本屋さんでは小中学生の読書感想文課題図書が山積みになります
ね。いづこさんが課題図書の中から、『こんにちはアグネス先生』『少年は戦
場へ旅立った』など、興味ひかれるものを原題とともに挙げてくださいました。
返信にて、かのんさんからもお薦めがありますよ。
読書感想文の呪縛がない大人こそ、チャレンジしたいものですね〜(笑)。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=1696]
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=1706]
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■世界史初心者にお薦めの世界史本 たかぽんさん
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世界史超初心者だというたかぽんさんが、初めて最後まで読みきれた世界史本
"A Little History of the World"を紹介してくださいました。「『おはなし、
おはなし』って感じで、親しく、物語的に語られていきます。」というたかぽ
んさんの紹介を読めば、読みたくなってきますね!レベルは5〜6、総語数は
93,000語あるものの、「流れ」がよくて読みやすい英語だそうです。みなさん
からの反響もすごいですよ!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=1701]
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■2006イタリア・ボローニャ国際絵本原画展 ソレイユさん
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東京・板橋区立美術館で、『2006イタリア・ボローニャ国際絵本原画展』が開
催中です。会期は7月8日(土)〜8月13日(日)まで。ソレイユさんがお知
らせくださいました。この原画展では、イタリア・ボローニャで開かれた絵本
原画コンクールの全入選作品が展示されています。絵本好きの方、必見!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-library&c=e&id=265]
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■Roald Dahl Fans.com 資料的価値もスゴイ! 成雄さん
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成雄さんから、Roald Dahl のファン・サイトの紹介です。単なるファン・サイ
トというにとどまらず、「作品の資料的価値がわかりやすくてスゴイ」そうで
す。私も行ってみましたが、よくぞここまで詳しく調べ上げた、と思うほどの
データ量です。Dahl ファンの方は是非、のぞいてみてください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-website&c=e&id=733]
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【4】SSS コラム 「やさしいものから始めれば何でも..」 (まりあ)
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蒸し暑い日々が続いていますが、今週は掲示板を拝見していて、とっても嬉
しい書き込みを見つけ、うっとうしさも吹き飛びました。
まずはたかぽんさんの、「SSS多読を始めたら、何でも簡単なものから楽
しめば、できるようになるのではないか、という自信みたいなものがついてき
て、高校のころに挫折した世界史や数学なんかにも手を出したりしています。」
という報告。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=8048]
そしてそれに応えてオレンジピールさんの、「今まで英文は読めないもの、
勉強は難しいもの、自分は馬鹿な人間、その他もろもろのマイナスの洗脳にと
らわれて何か新しいことや分からないことに出会うと恐怖さえ感じていたのが、
いろんなことに挑戦したくてたまらないのです。特に学生時代敬遠していた勉
強というものをやりたくて仕方がありません。」と、大学受験まで目指してい
るとの書き込み。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=8099]
多読という方法を1人でも多くの人に知って貰いたい!という思いで、色々
な活動をしてきましたが、「報われた」という思いで一杯です。
「私には色々なことが出来るはずだ」、と自分の可能性を信じられるように
なった、という精神的開花は、単に英語がどれだけ出来るようになったか?と
いう物差しなんかでは測りきれない価値のあることと思います。「多読は、学
習法などと命名されるような矮小な方法論ではないのだ」という酒井先生の持
論も宜なるかな!ですね。
学校での勉強は、好きでないものも強制され、点数を付けられたり他人と比
べられたりするので、嫌になることもありますが、好きなことを好きなペース
で学ぶことほど楽しいことはありません。そして学んだからといって物質的に
何かを得られなくても、自分の人生が楽しく豊かになります。これほど素晴ら
しいことはありませんよね?
江戸時代の町人達は、和算という難しい数学を解いて解を算額として奉納し
たり、朝顔の品種改良をしたり、様々なことを学んで楽しんでいたそうですが
もう一度そんな時代にしたいものです。
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【5】SSS ニュース
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■多読講演会 セミナーの予定
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7月29日 (土) 下松 読み聞かせ・絵本から始めて 使える英語力へ
7月30日 (日) 宇部 生きている英語を目指し、絵本から始める英語多読
8月26日 (土) 東京 日本多読学会総会・第5回英語多読ワークショップ
9月17日(日) 調布 多読で受験は乗り越えられる?
詳細は、下記でご確認ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
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■C'mon! タドキッズ!
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5月から、朝日小学生新聞に、月1回英語の学習絵本の紹介を連載しています。
毎月第4火曜日、1年間の予定です。第2回めは Longman Literacy Land をと
りあげました。Web上で音声も期間限定で聞けます。こちらからどうぞ!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=591]
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■インターネット放送局GYAOで多読がニュースに!
……………………………………………………………………………………………
「News Gyao」[url:http://www.gyao.jp/news/] の6月21日の「Health Watch」で
多読が紹介されました。インターネットで再放送が視聴できます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=613]
現在最新ニュースは別のトピックスとなっており、多読の紹介はnews archive
の方に入りました。古川さんが、アクセス方法を紹介してくださっています。
「GYAO」の「英語脳」のニュースの視聴の仕方
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=624]
……………………………………………………………………………………………
■多読通信の編集員を募集しています
……………………………………………………………………………………………
多読通信は、多読が好きなタドキストたちが協力して編集し、毎週1回みな
さまにお届けしています。現在、新しい通信編集員を募集しています。多読が
好き、多読をしている方を応援したいという方、仲間たちといっしょに多読通
信の編集をやってみませんか。
詳しくはこちらの募集案内をご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=616]
多読通信編集員のお仕事内容についてはこちら▼
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-admin&c=e&id=1195]
また、この多読通信のお薦め本コーナーに掲載する書評記事の募集も併せて
募集しています。みなさまのご応募をお待ちしております。
※応募いただける方は、sss-jimuあっとseg.co.jpへご連絡ください。
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【6】編集後記 (ポロン)
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ここのところ、掲示板初投稿でいきなり100万語報告をされる方が増えてき
て、多読の裾野の広がりを感じています。それはそれでとてもうれしいことな
のですが、その反面、「めざせ100万語!」の広場などへの投稿が、以前より少
なくなっている気もします。
多読を始めて間もないみなさーん!悩んでいることはありませんか?レベル
をあげたら読むのがつらくなった、とか、読速が遅い、とか、和訳してしまう、
とか。
いくらでも聞きたいことが出てくるのが当たり前だと思うのです。そういう
ときは、じゃんじゃん掲示板で質問してくださいね!SSSの掲示板では、「過
去ログを読んでから質問しましょう」なんてイジワルなことを言う人は、ひと
りもいません。
また、特に悩みがなくても、「この本、おもしろかったー!」という感想や、
「これはもひとつだったな〜」という本など、なんでもいいのです。ぜひ掲示
板で教えてください!きっと、「私もその本、すごくよかったです!」という
お仲間に出会えることでしょう。みなさんの報告が、同じくらいの語数・レベ
ルを歩いている他のタドキストを勇気づけることができるのですよ♪
掲示板に投稿するには、まずユーザ登録してから、「はじめまして!(初投
稿)の掲示板」で簡単な自己紹介をお願いしますね。
詳しくは、こちらをご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/bbs/index001.html]
最初は敷居が高く感じられるかもしれませんが、えいやっ!と投稿してみれ
ば、なーんてことはありませんよ!掲示板でお待ちしています!
……………………………………………………………………………………………
次号の担当は メリーベル さん です。
今 週 も H a p p y R e a d i n g !
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ご了承ください。
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