SSS多読通信 第131号 (2006/6/15)

[掲示板: SSS News -- 最新メッセージID: 1899 // 時刻: 2024/6/26(08:53)]

管理用 HELP LOGIN    :    :


上へ上へ | 前のメッセージへ前のメッセージへ | 次のメッセージへ次のメッセージへ | ここから後の返答を全表示ここから後の返答を全表示 | 返答を書き込む返答を書き込む | 訂正する訂正する | 削除する削除する

609. SSS多読通信 第131号 (2006/6/15)

お名前: Julie http://paperback.blog10.fc2.com/
投稿日: 2006/6/15(11:13)

------------------------------

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

        SSS多読通信 第131号 (2006/6/15)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【1】今週の100万語通過者(6/5-6/11)
【2】今週のお薦め本 「大人の好奇心を満たすレベル1からの偉人伝」特集  
【3】今週の掲示板ダイジェスト(6/5-6/11)    
【4】SSSコラム    「進化していくSSSでありたい」(トオル)
【5】SSS ニュース 
【6】編集後記       
                          編集:Julie
───────────────────────────────────
【1】今週の100万語通過報告者(6/5-6/11)
───────────────────────────────────
今週の100万語通過報告は3名でした。おめでとうございます!
……………………………………………………………………………………………
■なが〜い眠りから覚めた私の「100万語」通過報告    ひまわりさん
……………………………………………………………………………………………
10年のブランクの後100万語通過の新記録です。力ずくで読んでいた、意
地っ張りの張りが、ほっこり、ほっこり、ゆるんでいく過程が素敵。お子さん
とのエピソードも合わせて心が温まる報告、ありがとうございました♪
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=6048]
……………………………………………………………………………………………
■7ヶ月で100万語通過しました。            sakuri さん
……………………………………………………………………………………………
「多読三原則結構大変でした」とおっしゃる sakuri さんには、共感する方も
多いはず。「面白くない!」と途中で止める技を身に付けるまでには、たくさ
んの面白い本と面白くない本を読んだことでしょう。間者猫さんの名言「きょ
うはこのくらいにしといたる!」を胸に、たのしーい読書を♪
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=6056]
……………………………………………………………………………………………
■100万語通過しました。              Monta さん
……………………………………………………………………………………………
気功(武術)が趣味の Monta さん、単純な繰り返し練習で体に染み込ませる
ことと言葉の習得が似ているのではないかと思い立ち、TOEIC の過去問題集で
150点上昇。その後多読に出会い「TOEICに偏ったイビツな英語能力」から、さ
らに50点上昇したそうです。わくわくする報告、感謝です♪
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=6058]
───────────────────────────────────
【2】今週のお薦め本 「大人の好奇心を満たすレベル1からの偉人伝」特集
───────────────────────────────────
やさしく読める本で大人の好奇心を満たす本が読みたいという声にお応えして
アメリカの出版社から出ている、子ども向けの偉人伝を特集します。大人向け
の本へ進む前に、こうした本でアメリカ人の「常識」に触れておきましょう。
……………………………………………………………………………………………
■Davy Crockett: A Life on the Frontier (RTR3)  YL1.6-2.0 1,870語
……………………………………………………………………………………………
恥ずかしながら、まったく知らない名前でした。アラモの戦いと聞いて、ピン
とくる方もいらっしゃるでしょうか。伝説な、国民的英雄です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011207]
……………………………………………………………………………………………
■Clara Barton: Spirit of the American Red Cross (RTR3)
                         YL1.6-2.0 2,499語
……………………………………………………………………………………………
上記のデヴィー・クロケットに比べると、戦禍の英雄・女性の貢献版といった
ところです。うがった見方ですが、上記と合わせ、戦禍の英雄2人は、2004年
イラクとの戦時下に発行されています。子供に読ませたいという親側・学校側
の需要があるのでしょうか。児童書は大人社会の反映でもあるのです。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011206]
……………………………………………………………………………………………
■Amelia Earhart: More Than a Flier (RTR3)     YL1.6-2.0 2,219語
……………………………………………………………………………………………
女性パイロットの先駆者。ファッション・リーダーでもあり、レトロなファッ
ションも楽しめます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011205]
……………………………………………………………………………………………
■John Adams Speaks For Freedom (RTR3)      YL1.6-2.0 1,225語
……………………………………………………………………………………………
いわゆる founding fathers(建国の父)の一人。中高生に見せると、髪形が
アリエナイと喜び(?)ます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011208]
……………………………………………………………………………………………
■George Washington's Mother (AAR3)   YL2.5 2,140語
……………………………………………………………………………………………
「建国の父」の母。初代大領領である息子を尻に敷き続けた痛快な人生。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002668]
作者 Jean Fritz は他にも伝記を書いていて、タドキストに人気です。
Jean Fritz 特集の多読通信バックナンバーはこちら。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=126]
……………………………………………………………………………………………
■Teddy Roosevelt: The People's President (RTR3) YL1.8-2.8 1,330語
……………………………………………………………………………………………
ルーズベルト大統領って二人いるんですね(汗)。テディ・ベア(熊のぬいぐ
るみ)にこうした由来があったとは知りませんでした。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010025]
……………………………………………………………………………………………
■Eleanor Everywhere: The Life of Eleanor Roosevelt (SIR4)
                         YL3.5 3,100語
……………………………………………………………………………………………
大統領ならともかく、夫人の伝記。いまだに国民に愛されている人柄が伝わっ
てきました。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001450]
……………………………………………………………………………………………
■I Am Rosa Parks (PER3)             YL1.8 1,700語
……………………………………………………………………………………………
「旧き良きアメリカ」を白人が享受できたのは、暗く汚い部分を黒人に肩代わ
りさせていたからだという批判があります。1960年代、黒人公民権獲得運動の
きっかけを作った女性の自伝です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002758]
……………………………………………………………………………………………
■Harriet Tubman and the Freedom Train (RTR3)   YL1.5 960語
……………………………………………………………………………………………
奴隷制の時代、自らが逃亡しただけでなく、大勢の黒人の逃亡を手伝った女性
の伝記です。勇気の出る一冊。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000005610]
……………………………………………………………………………………………
■Escape North! (SIR4)              YL1.8 2,013語
……………………………………………………………………………………………
同じく Harriet Tubman の伝記。書いてあるエピソードが異なるので、同じ人
の伝記でも複数の本で読むと、読みやすくなり芋づる式に知識が増えます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001408]
……………………………………………………………………………………………
■Five Bold Freedom Fighters (SCR4)        YL2.0-2.5 3,662語
……………………………………………………………………………………………
Five Black Heroes のシリーズ4冊を紹介します。このシリーズでは、奴隷制
の時代から現代までの5人を取り上げ、歴史の流れも俯瞰できるようになって
います。黒人の子供は、「お前達の祖先は奴隷で逃げることもしなかった。黒
人には科学者も発明家もいない」と白人に苛められますから、決してそんなこ
とはなかった、自由と平等のために戦った人、奴隷制の時代に勉強を積んだ才
能ある科学者や発明家もいた、むしろ黒人の功績が白人のものになっていた、
と事実を知ることは自尊心を育む上で大切なのです。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002909]

■Five Brave Explorers (SCR4)           YL2.0-2.5 3,181語
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002641]

■Five Brilliant Scientists (SCR4)        YL2.0-2.5 3,575語
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002910]

■Five Noble Inventors (SCR4)           YL2.0-2.5 3,325語
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002659]
……………………………………………………………………………………………
■The True Story of Pocahontas (SIR3)      YL2.5 800語
……………………………………………………………………………………………
アメリカ先住民族と開拓者の話。OBW1 にもポカホンタスの話があるので、読
み比べると興味深い。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001390]
───────────────────────────────────
【3】今週の掲示板ダイジェスト(6/5-6/11)
───────────────────────────────────
■こんな私でもタドキスト?           (きらさん)
……………………………………………………………………………………………
読みたい本が広がって、語数のわからない本を読むようになってから語数カウ
ントを止めたきらさん、2年ぶりの投稿です。ずっと多読を続けられていた
報告が光っています♪
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=7919]
……………………………………………………………………………………………
■旅の図書館                  (apple さん)
……………………………………………………………………………………………
東京駅近く、日本交通公社旅の図書館の情報です。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=1640]
……………………………………………………………………………………………
■英語ドラマの本はいかが?           (日向さん)
……………………………………………………………………………………………
テレビドラマのノベライズは読みやすい!ということで、有名ドラマ・シリー
ズの本があるかどうか、調べてくださいました。膨大なデータをありがとうご
ざいます。大好きだったあのドラマ、本が出ていたら読みたくなりますね♪
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=1641]
……………………………………………………………………………………………
■読書時間が計れるデジタルしおり        (夜行猫さん)
……………………………………………………………………………………………
こんなしおりがあったのか! 料理をしながら多読するときのキッチンタイマ
としても使えそうだし、シャドーイングの累計時間を計測するにもよさそう♪
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-talk&c=e&id=990]
───────────────────────────────────
【4】SSS コラム 「進化していくSSSでありたい」(トオル)
───────────────────────────────────
 みなさん、こんにちは。トオルです。MITは6月から約3ヶ月の夏休みに
入ります。夏休みの過ごし方はいろいろですが、数週間の休みとサマー
キャンプが私の周りではよくあるパターンです。サマーキャンプは日頃できな
いこと、つまり、海外での生活や集中合宿して勉強します。
残念ながら私は日本の会社のサラリーマンなので、家族全員での日本への一時
帰国と日頃、忙しくて時間のとれないMITの教授を10日間近く拘束して
サマーキャンプします。このキャンプが2年間で一番ハードな仕事になるかも
しれません。

 日本に一時帰国して、先日、タドキストの有志に迎撃オフ会を開いてもらい
ました。昨年の9月以来、9ヶ月ぶりのオフ会でした。
以前から付き合いさせてもらっているタドキストが2/3、初めてお会いした
タドキストが1/3。新しい英語への取り組みだけに人の出入りが多いのは
理解していましたが、あらためて実感しました。
また多読をしている幅の広がりを感じました。
100万語目指して数年のゆっくりのペースで多読をしてい方から、英語での
読み書き話す聞くが全てよくできるけど、実際の仕事ではコミュニケーション
が上手くとれていないと感じている方まで多読をしている。英語の先生も参加
してくださいました。この幅の広さに感動しました。
しかし、幅の両端にいるタドキストたち(最先端タドキストと呼びます)に
適切なアドバイスをするのはかなり難しい。
でも最先端タドキストに正面から向き合って次の方法を見つけていくのは大切
なことだと思っています。これができればSSSはどんどん進化していくんじゃ
ないかな。
アメリカから帰国したらまた最先端タドキストと正面から向き合って、次の
方法を一緒に考えたいと思います。

蛇足ですが、MITでは学生が先生から学ぶというスタイルではなく、学生が
やるべきことを教授がサポートするコーチングが行われています。学生がやる
べきことは単に学生がやりたいことから決めるのでなく、教授がやりたいこと
の一部を学生に分担してもらいます。なので、日本の大学より実際の企業の
仕事に近い印象を持っています。(企業との共同研究で学生は大学よりお金を
もらっています)
───────────────────────────────────
【5】SSS ニュース
───────────────────────────────────
■多読講演会 セミナーの予定
……………………………………………………………………………………………
6月25日 (日)  長野 絵本からの多読
7月16日(日) 新宿 The Door to Success: ER is the Key
7月29日 (土) 下松 読み聞かせ・絵本から始めて 使える英語力へ
7月30日 (日) 宇部 生きている英語を目指し、絵本から始める英語多読
8月26日 (土) 東京 日本多読学会総会・第5回英語多読ワークショップ
詳細は、下記でご確認ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
……………………………………………………………………………………………
■C'mon! タドキッズ!
……………………………………………………………………………………………
朝日小学生新聞に、1年間にわたって、月1回英語の学習絵本の紹介を連載す
ることになりました。(毎月第4火曜日)Web上で音声も期間限定で聞けます
ので、こちらからどうぞ!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=591]
……………………………………………………………………………………………
■インターネット放送局GYAOで多読がニュースに!
……………………………………………………………………………………………
「News Gyao」[url:http://www.gyao.jp/news/] の6月14日の午後9時半より
「Health Watch」で、多読が紹介されました。この放送はインターネット上
で再放送が視聴できます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=602]
……………………………………………………………………………………………
■豊田高専GR選書システムが公開!
……………………………………………………………………………………………
どの本を読んだらいいのかわからないという方は、最近読んだ本の語数とYLを
入力すれば、読みやすい本が表示されます。是非使用してみてください。
[url:http://orchard.ee.toyota-ct.ac.jp/hmlab/]
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=601]
───────────────────────────────────
【6】編集後記                    (Julie) 
───────────────────────────────────
 多読をしている人の幅も広がってきて、新たなお悩みも出て来ています。最
近聞いたのは、そろそろ大人向けの本が読めるようになってきた中高生向けに
エッチなシーンのない大衆小説はないか、です。うーむ。頼りになる多読通信
編集委員に相談したところ、早速まりあさんから情報がありました。
 アメリカでは子供に与える本の描写に関する規制が厳しいので、ヤングアダ
ルトに分類されていれば、性的描写はなし、キス止まりだそうです。アガサ・
クリスティも性的描写がないという理由で、書店 Barnes & Noble のウェブサ
イトではヤングアダルトに分類しているとか(注:多読的には、クリスティは
登場人物が多く英語も古いので、あまり読みやすくはありません)。そういわ
れてみると、大人向けと思う小説なのに Amazon でヤングアダルトに分類され
ていることがありました。あれはエッチなしの意だったのか!?
 Barnes & Noble([url:http://www.barnesandnoble.com/])でヤングアダルトを検
索するには、上部左から2つ目の「Books」タブをクリックし、左コラムの上
から3つ目「Children」を選択して「Ages」欄の「Teens」へ進みます。
 とはいえ、大人向けのペーパーバックを紹介するときは、気になりますね。
読みやすい本ほど、ラブシーンは「お約束」で出てきますから。キスのみ、ほ
のめかし、土曜ワイド劇場、過激、など、大人の本の「色モノ度」情報も必要
になってくるかもしれませんね。
……………………………………………………………………………………………
次号(6/22)の担当は、メイさんです。お楽しみに!

         今 週 も H a p p y R e a d i n g !

───────────────────────────────────
多読通信に関するみなさまのご感想・ご要望・ご意見等をお待ちしております。
 ・メール sss-web-magazine@seg.co.jp
 ・掲示板への投稿
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=e&id=2108]
 ・多読通信アンケートフォーム
 [url:http://www.seg.co.jp/sss/information/formmail.html]
───────────────────────────────────
※このメールマガジンは『まぐまぐ!』 [url:http://www.mag2.com/] を
 利用して発行しています。
 申込・中止はこちらまで [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
※バックナンバーは、[url:http://blog.mag2.com/m/log/0000118505] まで
───────────────────────────────────
    発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/]
───────────────────────────────────


▼返答


Maintenance: SSS 事務局
KINOBOARDS/1.0 R7.3: Copyright © 1995-2000 NAKAMURA, Hiroshi.