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お名前: しお
投稿日: 2006/6/8(08:15)
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SSS多読通信 第130号 (2006/6/8)
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【1】今週の100万語通過者(5/29-6/4)
【2】今週のお薦め本 「レベル4からのビジネス書・自己啓発書」特集
【3】今週の掲示板ダイジェスト(5/29-6/4)
【4】SSSコラム 「あなたが大切だ」(まりあ)
【5】SSS ニュース
【6】編集後記
編集:しお
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【1】今週の100万語通過報告者(5/29-6/4)
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今週の100万語通過報告は1名でした。おめでとうございます!
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■931日で100万語達成! jinさん
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読書好きで、英語も読書を通してインプットを増やしたいと思っていたところ
に酒井先生の本と出会い、多読をはじめたjinさん。2度の中断を経て、931日
でついに100万語を達成されました!中断の理由は、日本語読書の時間を削って
英語多読にあてていたため、日本語の本が読みたくてたまらず、数ヶ月間日本
語の本を狂ったように読んだからとのこと。本当に読書がお好きなんですね。
多読開始時に目標として買っておいたHolesが読めたときの達成感は格別だった
そうです。目標本は買っておくに限りますね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=6043]
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【2】今週のお薦め本 「レベル4からのビジネス書・自己啓発書」特集
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最近、海外のビジネス書や自己啓発書がどんどん邦訳されています。原書で読
んでみたいと思っている方も多いのでは?しかし、有名な本は、懇切丁寧に書
こうとしているためか、5万語〜10万語超で大型本が多いですね。これでは
持ち運ぶのが大変だし、第一手を出すのに躊躇してしまう・・・。そこで今回
は「レベル4から読める1〜2万語のビジネス書・自己啓発書」を特集します。
後半では、レベル5〜7の本を紹介していますが、語数は2万語程度です。
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■Good Luck YL4.5 15000語
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幼なじみのジムとマックスは、54年ぶりに偶然再会します。仕事も財産も全て
失ったジムに対し、貧乏だったマックスは今では大きな会社の経営者になって
いました。マックスは単に幸運続きだったのでしょうか? マックスは、自分
の祖父から聞かされた「魅惑の森の物語」から多くを学んだといいます。その
物語とは・・?
難しい単語はあまり使われておらず、この種の本の中では読みやすい本だと思
います。ハードカバーで、四つ葉のクローバーの素敵な表紙です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010197]
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■A Peacock in the Land of Penguins YL4.5 11500語
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寓話のかたちをとったビジネス書です。「組織の海」に、ペンギンたちが支配
する国がありました。そこは富み栄え、鳥たちはいいお給料をもらっていまし
た。しかし保守的なペンギンと同じ振る舞いをしなければ出世できません。
その「ペンギン国」にスカウトされてやってきたのがクジャクのペリー。才気
煥発なペリーは最初は歓迎されましたが、まわりのペンギンたちは、ペリーの
存在に次第に違和感を感じはじめます。
前半がペンギン国のお話で約4000語。後半が対処法ですが、前半だけなら、レ
ベル3〜4くらいの読みやすさです。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011107]
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■"Yes" or "No": The Guide to Better Decisions YL4.5 21000語
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ベストセラー「Who Moved My Cheese?」(チーズはどこへ消えた?)の著者
Spencer Johnson による、意思決定についての本。日々の生活は決断の連続。
よりよい決断を下すための秘訣が書かれています。「Who Moved My Cheese?」
と同じく、物語仕立て。ある若いビジネスマンが、意思決定の秘訣を学ぶ人が
集う場所があると聞き、週末そこへ向かいますが、さっそく道に迷ってしまい
ます。
1992年という時代を反映して低迷するアメリカについてのエピソードがでてき
ますが、これを現在の日本に置き換えて読むとよいと思います。音源はカセッ
トテープがあり、落ち着いた男性の声です。Unabridged版、約3時間。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011105]
Who Moved My Cheese? (YL4.0 13000語)の書評はこちらです。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000004383]
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■Notes from a Friend YL5.5 16500語
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Anthony Robbinsは自己啓発関連のベストセラーを何冊も出していますが、その
中でも薄く、コンパクトにまとまっているのが本書です。逆境をはねかえし、
自分の思う方向へ人生を切り開いていくための11のレッスンを、いろいろな
エピソードや喩えを使って分かりやすく説明しています。なかにはホンダ創業
者の本田宗一郎氏のエピソードもあります。
音源はありませんが、この本は、Anthony Robbinsの別著「Awaken the Giant
Within」のダイジェスト版的な本なので、興味のある方は「Awaken the Giant
Within」のCD(Abridged版、約90分)を利用するとよいと思います。Anthony
Robbinsの”熱い”語りが聞けます。ただ、熱いだけにかなり早口。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011101]
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■How Full Is Your Bucket? YL6.0-6.5 17000語
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ポジティブな言動のもつ大きな力を、バケツとひしゃくの喩えを使って分かり
やすく説いた本です。人は誰でも心の中にバケツを持っていて、他人にポジテ
ィブな言葉をかけると、相手のバケツのみならず、自分のバケツにも水(ポジ
ティブな言動によって得られたパワー)がたまる。バケツの水を涸らさず、い
っぱいにしておくことの重要性が、順をおって説明されています。
ところどころ難しい言葉もありますが、バケツのイラストで重要な言葉を抜き
だしたり、まとめもあり、読みやすいレイアウトです。
CDは、著者のTom Rathの朗読で、Unabridged版、約90分です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011102]
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■Whale Done! YL6.0 24000語
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職場と家庭の両方で問題を抱えていたウェスは、たまたま訪れたシーワールド
で、シャチの見事な演技に感嘆。ウェスは、シャチの調教法に、自分の問題を
解決するヒントがあるのではないかとひらめき、調教師に教えを請う。物語仕
立てで、ポジティブな人間関係の築き方が分かりやすく説明されています。
音源はCDがあり、明瞭な男性の声で読まれています。シャチの調教師の会話の
部分は、かなりナチュラルです。Unabridged版、約2時間45分。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011100]
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■Fish! YL6.0-7.0 19000語
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主人公のメリーは、ある会社の管理職。2年前に夫を亡くし、ようやく立ち直
りつつありました。そんなある日、メリーは皆に会社の"ごみ溜め"と呼ばれる
部署のマネージャーに任命されます。その部署は、裏方の地味なルーチン業務
担当で、あまりの活気とやる気のなさがジョークの種になるほど。メリーは、
シアトルの有名なPike Place魚市場に部署再生の鍵をつかみます。ペーパーバ
ックの短編小説のような読後感です。朗読CDは魚市場の掛け声など効果音がは
いり、ドラマのような臨場感があります。Unabridged版で約2時間。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002984]
Fish!には続編もあります。
■Fish! Sticks
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000002985]
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【3】今週の掲示板ダイジェスト(5/29-6/4)
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■ゆっくりの親子多読報告 (happyhopeさん)
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息子さんのイチローくんがこの春中学生になり、これを区切りに2年半にわた
る小学校の時の多読を報告してくださいました。イチローくんの英語経験は読
み聞かせのみ。この4月に、20万語まで読み進んだところで、初めてGRを読
み、黙読でMr. Putter and Tabby Paint the Porchを読了したそうです。
「親子多読は早期教育ではなくて、ゆっくりでも充分、楽しんでいるうちにと
いうか楽しんでいるだけでいつの間にか英語の力が付いていく、あせらなくて
いいんですよ」というhappyhopeさんのメッセージ、心強いですね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-children&c=e&id=3362]
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■根性もの教えてください (春告魚さん)
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NHKで放送のドラマ「チャングムの誓い」にはまっている春告魚さん。「けなげ
にそして根性のあるチャングムのような本はないでしょうか?」という春告魚
さんの質問に、たくさんの情報が寄せられています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=t&id=1621]
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■スランプをこえて30万語♪ (amaebiさん)
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10万語通過してすぐスランプに陥ったamaebiさん。きっかけはふと手にした
絵本の和訳を読んでしまったこと。そこで思い切って一時多読を中止し、「読
んではいけない月間!!」をつくったら、「『しちゃダメっ!!』って言われ
ると、したくなりますねー(笑)」ということで無事再開、30万語を通過さ
れました。こんなスランプ脱出法があるんですね!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=22730]
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■福井オフ (プリンさん)
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大阪、札幌、名古屋、大分、福岡など各地でオフ会が催されていますが、福井
で初オフ会がありました。大分など、タドキストが二人集まったところから定
期的な会に発展していった例もあります。直接会って本の情報交換や雑談をす
るのはとても刺激になりますよ。オフ会に参加してみたい方、オフ会開催を呼
びかけたい方は、オフ会参加募集の掲示板をチェック!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-event&c=t&id=9251]
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【4】SSS コラム 「あなたが大切だ」 (まりあ)
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最近、駅の看板やテレビCMで「命は大切だ。命を大切に。そんなこと、何千
何万回言われるより、『あなたが大切だ』誰かがそう言ってくれたら、それだ
けで生きていける」、という公共広告をよく見かけます。「お上」のすること
があまり好きでない私ですが、今回ばかりは同感出来ます。
幼児・児童対象の洋書を読むようになってから、「あなたが大切」という親
から子へのメッセージを強く感じる本にたくさん出会ったように思います。
誰かと比べてよい子だから褒める、というのではなく、「ありのままのあな
たはかけがえがない」と伝えることは、子どもに大きな自信を与え、困難なこ
とにも立ち向かえる強さを育てるのではないでしようか?
愚妻・豚児などと謙遜するのが日本古来の文化ですから、『あなたが大切』
と伝えることは、日本人には照れくさいことかも知れません。膝に乗せた子ど
もに絵本を読み聞かせながら、そんなメッセージに出会ったときに「お母さん
は○○ちゃんが宝物」とぎゅっと抱きしめて上げてみてはどうでしょう?
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【5】SSS ニュース
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■多読講演会 セミナーの予定
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7月16日(日) 新宿 The Door to Success: ER is the Key
7月29日 (土) 下松 読み聞かせ・絵本から始めて 使える英語力へ
7月30日 (日) 宇部 生きている英語を目指し、絵本から始める英語多読
8月26日 (土) 東京 日本多読学会総会・第5回英語多読ワークショップ
詳細は、下記でご確認ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
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■ミステリではじめる英語100万語』刊行・増刷・メルマガ
配信数500通記念
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「ミステリ?な お茶会」のお知らせ
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詳しくはコスモピア・ホームページをご覧下さい。
[url:http://cosmopier.com/event/index.html]
酒井先生も出席されます!申し込みは6月9日(金)までです。
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■C'mon! タドキッズ!
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朝日小学生新聞に、1年間にわたって、月1回英語の学習絵本の紹介を連載す
ることになりました。(毎月第4火曜日)Web上で音声も期間限定で聞けます
ので、こちらからどうぞ!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=591]
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■絵本の多読で米沢先生が「大野政巳英語教育賞」を受賞!
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所沢東中の米沢三八子先生が「絵本を使った多読と読み聞かせ」の授業で、
「大野政巳英語教育賞」を受賞され、読売新聞(埼玉版)および所沢市広報に
て紹介されました。米沢先生、受賞おめでとうございます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=598]
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【6】編集後記 (しお)
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今回のお薦め本の1冊、Good Luckは、幸運のクローバーがテーマでした。クロ
ーバーといえば、いま自宅近くの広い公園で、真っ白いクローバーの花が一面
に咲いています。四つ葉のクローバーを探したり、花冠やネックレスをつくる
子どもたち、クローバーの上に大の字になってひたすら寝ているお父さん(多
分、クローバーの存在に気づいていないと思われます)、クローバーの上を犬
と散歩している人、クローバーを眺めつつお弁当を広げている人など、皆さん
様々な楽しみ方をされています。多読も、広ーい公園や野原のようですね。あ
ちらこちらに美しい花が咲いていて、思いがけないところで四つ葉のクローバ
ーを見つけたり。
私の多読通信担当は、この130号が最後になります。第2号から2年8か月
間多読通信を担当して、たくさんの本との出会いがありました。このめぐりあ
わせに感謝しています。読んでくださった皆様、支えてくださった皆様、あり
がとうございました。これからも、皆さんが多読通信を通してたくさんの花を
見つけられますように!
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次号(6/15)の担当は、Julieさんです。お楽しみに!
今 週 も H a p p y R e a d i n g !
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発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/])
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