SSS多読通信 第129号 (2006/6/1)

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595. SSS多読通信 第129号 (2006/6/1)

お名前: ナナン
投稿日: 2006/5/31(23:44)

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        SSS多読通信 第129号 (2006/6/1)

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【1】今週の100万語通過者(5/22-5/28)
【2】今週のお薦め本 「The Girls Know How Series」特集  
【3】今週の掲示板ダイジェスト(5/22-5/28)    
【4】SSSコラム「オランダの教育レポート その1」 (Kian)
【5】SSS ニュース 
【6】編集後記
          
                          編集:ナナン
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【1】今週の100万語通過報告者(5/22-5/28)
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 今週は、100万語通過報告者はいらっしゃいませんでした。
来週をお楽しみに!
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【2】今週のお薦め本 「The Girls Know How Series」特集
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 著者のEllen Langas Campbellは、起業しマーケティング会社を経営していま
す。8歳から12歳の女の子向けに、将来の職業選択に役立ててもらおうと、
本の出版を思い立ちましたが、どこの出版社にも断られてしまい、自身の会社
から出版することを決めました。
 小学生の少女が夢を叶えようと奮闘する物語で、巻末にはその分野で成功を
収めた女性のインタビューなども載せられています。シリーズものといっても
まだ2冊しか出ていませんが、ぜひ紹介したいと思い、今回特集してみました。
……………………………………………………………………………………………
■Will Stephanie Get the Story? (#1 Journalism) YL3.1 24200語
……………………………………………………………………………………………
Stephanieは、転校先の小学校のNewspaper Clubに入るのを楽しみにしていまし
た。でも、実はクラブに入ることはそんなに簡単なことではありませんでした。
落ち込むStephanie。しかし、叔母の紹介で知り合ったMs.Chapmanという新聞社
CEOの励ましで、再びチャレンジする決心をします。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011092]
……………………………………………………………………………………………
■Raising the Roof(#2 Construction)   YL3.1 26700語
……………………………………………………………………………………………
Tori、Angie、Kellyの仲良し3人組は、大好きだった"Clubhouse"を男の子達に
乗っ取られてしまい、建設会社社長のMs.Alvarezの協力を得て、自分たちで建
ててみようと試みます。3人は初めての体験にとまどいながらも、次々と難題
をクリアしていきます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011093]

え?これだけ?とがっかりされる方がいるかもしれないので、番外編として、
職業について考えるための、大人向けの本も1冊ご紹介します。著者である
Barbara Sherは、離婚してお金もなく、小さな子どもを2人抱えた状態から、
キャリア・カウンセラーになった人です。
……………………………………………………………………………………………
■I Could Do Anything If I Only Know What It Was YL4.1 98000語
……………………………………………………………………………………………
難しい単語はほとんど使われていないので、とにかく読みやすい!小説ではな
いので、興味のある章だけ読んでみるのもアリだと思います。「やりたいこと
が見つからない。」「事情があって好きな仕事を続けられなかった。」などの
問題を、違った角度から見直してみるきっかけになるかもしれません。面白い
と思ったのは、「やりたいことがありすぎて、何を仕事にすべきか決められな
い。」という人への著者のアドバイス。一般的に、どれも中途半端になりがち
なあれもこれもという態度はよくないと考えられていますが、こうしたやり方
もあったんだと目からウロコでした。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000011094]
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【3】今週の掲示板ダイジェスト(5/22-5/28)
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■ヒストリカル・ロマンスでPBデビュー   (杏樹さん)
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常々「シドニーシェルダンでPBデビューは嫌」とおっしゃっていた杏樹さん
が選んだ本とは?文中の「道なき道を切り開く」という表現、印象に残りまし
た。ある意味多読をしている人すべてがそうなのかもしれませんね。与えられ
たテキストをこなすという学習法ではありませんから。そこが多読の醍醐味で
もあると思います。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-netabare&c=e&id=707]
……………………………………………………………………………………………
■朝日小学生新聞 絵本紹介シリーズ      (古川さん)
……………………………………………………………………………………………
朝日小学生新聞に、1年間にわたって、月1回英語の学習絵本の紹介を連載す
ることになりました。(毎月第4火曜日)Web上で音声も期間限定で聞けます
ので、こちらからどうぞ!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=591]

「親子で多読を楽しむ」の掲示板の方には、いちはやく記事を見つけて投稿し
て下さったemmieさんに、多くの返信が寄せられています。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-children&c=e&id=3344]
……………………………………………………………………………………………
■多読完全ブックガイドの特選・準特選絵本の所蔵情報
  (東京都世田谷区立図書館編)    (ミグさん)
……………………………………………………………………………………………
世田谷区立図書館は、世田谷区の住民でなくても利用が可能ということです。
特に普段小田急線、京王線、田園都市線を通勤通学に利用される方にとっては
便利な場所に地域図書館が点在しているそうです。Web予約ならどの地域図書
館でも本の受け取りができます。ミグさんが、本のタイトルとISBNの一覧を作
成してくださっています。ミグさん、貴重な情報ありがとうございました!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-library&c=e&id=234]
……………………………………………………………………………………………
■50万語通過報告
        (波動*タムラさん、まゆさん、fionaさん、macskaさん)
……………………………………………………………………………………………
今週は、50万語通過報告をしてくださった方が4人もいらっしゃいました!

波動*タムラさんは、「The master of the game」で、達成されました。読み
始めたら止まらない面白さだったそうです。ご自分でも信じられないとおっしゃ
っていますが、きっとそういう方多いんじゃないかなと思いますよ。(私もで
す。)自分にはムリと思っていたことができるようになったときの喜びは、大
きいですね! 
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=e&id=8673]

まゆさんは、映画公開前日に「DA VINCI CODE」を読了されました。自分で万歳
三唱してしまうくらいの達成感を味わっているそうです。児童書もGRも飽きて
しまって、しかもミステリが好きということでしたら、多読通信のバックナンバ
ー(第103号 2005年11月10日発行)もちらっと見てみて下さいね。「ヤングア
ダルト向けミステリ特集」ですので、もしよろしければ・・・これからも、まゆ
さんのペースで、楽しく読書を!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=22705]

fionaさんは、「今日から読みます 英語100万語」を読んでレベル2をたくさ
ん読むことの重要性を感じ、GRを大量に読んで達成されました。次々とGRを読
んでいくうちに、期待せずに読んだものが意表をついて面白かったり、またそ
の逆だったりと、いろいろな発見もありました。「自分の感じ方」を大切にで
きる多読っていいですよね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=22712]

macskaさんの、今年喜寿を迎えたお母様も50万語通過されました。読み始めた
のは昨年11月初めで、macskaさんが自宅で運営しているブッククラブの一員と
して、2週間でほぼ7冊のペースを着々と続けて読み進んでいらっしゃいます。
子どもに「我が母ながらスゴイ!」と言わせてしまうお母様、素敵ですね!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=22714]
……………………………………………………………………………………………
■1000万語通過しました。やったー。 (ケルアックさん)
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多読スタートから982日めに1000万語を達成されたケルアックさんが、
これまでを振り返って、多読を続けるコツをいろいろ紹介してくださいました。
おもしろくない本を逆手に取って、英語コンプレックスを解消していく様子な
ど、ユニークな見解が展開されていて、楽しみながら1000万語への道のり
を歩んでいたのが伝わってきます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-1000&c=e&id=98]
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【4】SSS コラム  「オランダの教育レポート その1」   (Kian)
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 今回から、オランダの教育事情(主に学校教育)について少しずつレポート
します。今回はまず、私が気づいた、日本の学校教育と違う面を簡単に紹介し
ます。

 オランダの学校には校区がありません。子どもを通わせる小学校は基本的に、
親が選びます。うちの子ども達の場合も、通わせたい小学校を親子で訪ね、先
生と会い、話をし、受け入れてもらいました。「校区がない」ということは、
どこの学校に行ってもいいわけです。「どんな学校がいいか、選べるの?学校
によって何が違うの?」と思うでしょう?そうなんです、一校一校が、全く違
うのです。例えば、公立か私立か、教育理念、教育方法の違い、また、カトリ
ックやプロテスタント、イスラムの学校もあります。学費は公立だろうが私立
だろうが無料なので、基本的に経済状態に関係なく学校を選べます。(学校に
よって、寄付金や、活動参加費などは少し違います。例えば、うちの子どもの
学校は、一人年間最低30ユーロ、約4500円でした。)

 また、オランダの小学校は規模が小さいのが普通で、うちの子達の学校も、
8学年で6クラス、それぞれのクラスの人数は、15〜25人くらいです。あ
れ?小学校が8学年?そうなんです。オランダの小学校は4歳から始まります。
それぞれの学年をグループ1からグループ8と呼びますが、グループ1と2は
日本の幼稚園と同じで、基本的に「お勉強」はありません。グループ3は日本
の一年生と同じ、普通は6歳で始まります。でも、年齢構成が厳密ではありま
せん。いわゆる飛び級や留年もごく当たり前のようにあります。

 日本の小学生の夜は、宿題をして、明日の時間割を見て、ランドセルに教科
書やノートを入れて・・・というのが当たり前の光景だと思いますが、オラン
ダの小学校にはこれが全部ないのです。宿題も全くなし、家に持って帰る教科
書やノートも、な〜んにもありません。じゃあ、手ぶらで学校に行くの?いえ
いえ、おやつ(と、子どもによってはお弁当)持参です!10時に食べるおや
つと飲み物を持って行くんですよ。教科書やノート、鉛筆や消しゴム、はさみ
等、学校で使用する物はすべて税金で賄われるので、家庭の負担は全くありま
せん。先生は「高い税金払ってるんだから、当たり前よ!」と言っていました。

 お昼ごはんは、基本的に家庭で食べ、また学校に行くのです。うちの子達の
学校は、お弁当を学校で食べる場合、一日1.25ユーロ支払います。お昼のお世
話をしてくれるのは先生ではないので、先生はお昼休みは子ども達と一緒には、
いません。また、担任の先生は一クラスに一人ではないことが多く、担当の曜
日以外は先生は学校には来ません。世界に名立たるワークシェアリングの国オ
ランダらしいと思います。そういう意味で先生の負担は少ないけど、親の負担
は多いなぁと思のが、学校への送迎です。周りを見ると10歳くらいまでは、親
(や祖父母)が送迎しています。お昼を家で食べる場合、一日二往復です(笑)。

 今回は簡単な紹介でしたが、「随分、日本と違う面が多いなぁ。」と思われ
たでしょう?私も毎日「へぇ〜〜っ!」と思うことばかりです。次回から、少
しずつ詳しくレポートして行きますね。
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【5】SSS ニュース
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■多読講演会 セミナーの予定
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6月 3日(土) 藤沢 児童英語多読研究会
7月16日(日) 新宿 The Door to Success: ER is the Key
7月29日 (土) 下松 読み聞かせ・絵本から始めて 使える英語力へ
7月30日 (日) 宇部 生きている英語を目指し、絵本から始める英語多読
8月26日 (土) 東京 日本多読学会総会・第5回英語多読ワークショップ

詳細は、下記でご確認ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
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■ミステリではじめる英語100万語』刊行・増刷・メルマガ
配信数500通記念
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「ミステリ?な お茶会」のお知らせ
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詳しくはコスモピア・ホームページをご覧下さい。
[url:http://cosmopier.com/event/index.html]

酒井先生も出席されます!
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【6】編集後記                    (ナナン) 
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女優の田中麗奈さんは、幼稚園のときから女優になることを決めていたそうで
す。画家のグランマ・モーゼスは、75歳から絵を描き始めました。作曲家の
小椋桂さんは、生活のために不本意な曲を書くのが嫌で定年まで銀行員を続け
るという道を選びました。職業観は本当に人それぞれですね。これは、多読に
も言えることで、掲示板を見ていると、皆さんそれぞれ試行錯誤しながら、自
分に合ったやり方を見出しているようです。
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次号(6/8)の担当は、しおさんです。お楽しみに!

         今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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