SSS多読通信 第121号 (2006/3/30)

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559. SSS多読通信 第121号 (2006/3/30)

お名前: メイ
投稿日: 2006/3/30(12:27)

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        SSS多読通信 第121号 (2006/3/30)

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【1】今週の100万語通過者 (3/20-3/26)
【2】今週のお薦め本 「あたたかい家族につつまれて」
【3】今週の掲示板ダイジェスト (3/20-3/26)
【4】SSSコラム 「多読で受験も大丈夫!」 (酒井)
【5】SSSニュース 
【6】編集後記
                            編集:メイ
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【1】今週の100万語通過報告者(3/20-3/26)
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 今週の100万語通過報告は4名でした。おめでとうございます!
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■柊さん   
歴史書、古典的児童書などを中心に、わずか26冊で通過となった柊さん。相当
のハイレベルで始められたわけですが、「難しい本が読めるようになったし、
1日に沢山読んでも疲れなくなったし、速く読めるようになった」とその効果
を報告してくださいました。レベルを問わず、自分なりの進歩が感じられるの
が多読のいいところですね。お好きな歴史書、存分に楽しんでください!
[url:http//www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=5845]
……………………………………………………………………………………………
■もつこさん    
もつこさんはHarry Potterから始め、どんどんレベルを下げるという変則的コ
ースをたどっての100万語通過でした。基本に戻ったことが、きっと後でじわ
りと効いてくることでしょう。通過本はTuesdays with Morrie。「こんなにい
い本が読めて幸せ」と喜びを語っていらっしゃいます。これからもたくさんの
良い本にめぐり会えますように。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=5849]
……………………………………………………………………………………………
■Seikoさん   
お仕事や育児のお忙しい中を読み続け、1年半、700冊もの本を積み上げての
100万語通過。うれしさもひとしおでしょうね。以前は手が出なかった本も読
めるようになり「洋書が読めるようになった自分に拍手です(笑)」というコ
メントに、思わず拍手を送りたくなりました。2周目も涙する本や笑える本、
たくさん見つけてくださいね。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=5857]
……………………………………………………………………………………………
■NI-Labさん   
「英語の苦手意識が減った」「英文のおおまかな意味を読み取れるようになっ
た」とメリットを語るNI-Labさんにとってのデメリットは「和書の読書時間が
減ってしまった」ことだそうです。読書家らしいお悩みですね。洋書も和書も
気持のままに楽しんでいくことにしてしまってはどうでしょう?ブログも開か
れ、これからがますます楽しみです。洋書も和書もHappy Reading!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=5864]
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【2】今週のお薦め本 「あたたかい家族につつまれて」
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いつもは特に存在を意識することもないほど身近な家族ですが、ふとした折に
そのありがたさに気づいたりするものです。家族の本はいくらでもありそうで、
タドキストの数だけ特集ができるのではないかと思いますが、今回は絵本とや
さしめの児童書から家族の絆を感じる本を選んでみました。
……………………………………………………………………………………………
■Relatives Came, The             524語  YL1.6
……………………………………………………………………………………………
狭い家にどっと押し寄せる親戚。共に食べ、いっしょに眠り、プライバシーな
んてどこへやら。何もかもごたごたなのに、とても幸せそう。今はなくなりつ
つある濃い親戚関係を描いたCynthia Rylantの作品です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010792]
……………………………………………………………………………………………
■But Names Will Never Hurt Me        890語  YL1.7
……………………………………………………………………………………………
自分の名前を学校でからかわれ、悲しい思いをしていたAlisonは、その気持を
涙ながらに母にぶつけます。でも、母の語る彼女の名前の由来には家族の歴史
が刻まれ・・・その日をきっかけに嫌いだった自分の名前が好きになります。
(ネタばれが気になる方はamazon.co.jpの解説は見ない方がよいでしょう。)
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000003848]
……………………………………………………………………………………………
■Rattlebang Picnic, The           1,000語  YL2.5
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結婚するときに、よい車を買うか子供をたくさんにするかと考え、子沢山の方
を選択したMcTavishさん夫妻。結局7人の子持ちとなります。ある日、一家と
おばあちゃんはボロ車に乗って、ピクニックに出かけます。ゴキゲンでめげな
い一家が愉快な絵本。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000004033]
……………………………………………………………………………………………
■Tooter Pepperday              7,400語  YL2.5
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Tooterの一家は都会からおばさんの農場へ引っ越すことになりました。家族は
喜んでいますが、Tooterは「農場は臭いし、退屈」と徹底的に抵抗します。そ
んな彼女を見守る家族がユーモラスにあたたかく描かれています。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000003847]
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■My Mama Had a Dancing Heart         370語  YL2.8
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大好きな美しい絵本です。母と小さな娘が四季の中をバレエを踊り、いっしょ
に時を過ごす、ただそれだけなのですが、母の伝えたものは娘の中にずっと生
き続けていくことでしょう。絵も詩による地の文も美しく心にしみる作品です。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000003209]
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■Erika's Story                890語  YL2.8
……………………………………………………………………………………………
第2次世界大戦中のホロコーストのさなか、両親とともに強制収容所への汽車
に乗せられたErikaは、生まれて間もない赤ん坊でした。九死に一生を得た彼
女が想像する当時の状況には胸が痛みます。重く悲しい物語ですが、彼女の母
や人びとの愛が彼女を生かし、読者に救いと希望を与えてくれます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010785]
……………………………………………………………………………………………
■Granny Torrelli Makes Soup        15,257語  YL3.0
……………………………………………………………………………………………
Rosieは幼なじみで弱視の少年、Bailyの力になりたいと思うあまり、気持が空
回りし、二人は喧嘩になってしまいます。Torrelliおばあちゃんは、そんな多
感な少女と少年の気持を受け止めて、スープを作りながら、自分の少女時代や
その頃の失敗を語ります。おばあちゃんのイタリア語訛りも味わい深く、孫娘
と祖母の青春がスープの湯気に溶け合っていきます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009337]
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【3】今週の掲示板ダイジェスト(3/20-3/26)
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■10万語通過・・・オススメ本教えてください。      由佳子さん
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多読を始めて約1ヶ月、10万語まで来たところで悩みの種となっているのが本
選びだそうです。レベル1程度のお薦め本を教えてくださいという投稿に、み
なさんがいろいろ紹介してくださいました。まずは10万語通過、おめでとうご
ざいます! 何か迷ったら、いつでも掲示板にいらしてください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=e&id=8615]
……………………………………………………………………………………………
■50万語通過しました!                りあさん
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順調に50万語まで来たりあさん。久々に英語を見た状態から始められ、YL3、
4の本を飛ばしながらも読んでいけるようになりました。でも「ここにきて急
激な成長はなくなったかなぁ」と少し不安も感じているということです。「今
は踊り場」という酒井先生のアドバイスや、みなさんの投稿が参考になりそう
です。お好きな本に思い切りはまっているうちに、意外にするっと階段を上っ
ていたりするかもしれませんよ。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=22544]
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■TOEIC 今回は点数UPしました。            久子さん
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毎日の読書に、受験1ヶ月前からWord Power 1500 などその日に気が向いたも
のを加えて準備をし、大きく点数を伸ばされました。おめでとうございます!
「英語に継続して触れていると、長い目で見れば少しずつ点数が伸びていくよ
うです」という言葉に多読している私たちも励まされます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-english&c=e&id=632]
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■多読だけで一橋大学へ−−ものすごく長い・・・     酒井先生
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甥御さんの大学受験を指導された酒井先生が、その経過を詳しく報告してくだ
さいました。多読から受験へと考えている方は、ぜひ参考にお読みください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-t&c=e&id=883]
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■韓国語ジャーナルがタドキストごころをくすぐる・・・  いづこさん
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英語以外の言語を利用して「意味がわからないままのシャドウイング」をした
いと思っていらしたいづこさんは、間者猫さんのアドバイスで『韓国語ジャー
ナル2004年4月号(第8号)』に出会い、「やりたいな〜韓国語」という気持
も芽生えてきたそうです。つい本を見てみたくなる魅力的なご紹介でした。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-n-e&c=e&id=1157]
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■絵本報告 その45                 アトムさん
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おなじみのアトムさんの「絵本報告」。今回は「動物園パート2」、日本にい
そうな動物の特集です。おもしろそうな本がたくさんご紹介されていますよ。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=1490]
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【4】SSS コラム  「多読で受験も大丈夫!」      酒井
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 多読は社会人を中心に広がりはじめました。ざっと4年前のことです。そし
て今でも社会人のみなさんの迫力は多読の原動力です。その後、元気な児童英
語の先生方に飛び火して(?)、学校英語を挟み撃ちにする態勢が見事に整い、
いまや中学、高校に広がりつつあります。
 でも文部科学省というバカでかい壁が立ちはだかっているので、まったく楽
観はできません。文部官僚、教科書会社、受験産業、英会話学校といった既成
勢力の結束の輪はきわめて強固で、正面からぶつかったら、多読などは軽くは
ねとばされるだけです。文部省の指導要領はいまだに「5文型」に基づいてい
て、文法を覚え込ませようとしている!
 けれども、向こうがどでーんと構えた不動の壁なら、こっちは少人数の機動
力を生かして、回りこめばいいのです。すなわち受験に多読という迂回路です
ね。多読が一般の人々に受け入れられるには、一見向かないと思える受験に多
読が効くということを示せばいい。(沖縄のある塾では塾長が「多読は受験に
有効だ」と言い切ったために、半年で50万語も読む受験生が続出して、実際
にセンター試験の平均点が劇的に上昇した!)
 「多読が受験に効く」その一つの証が「多読による外国語教育」の広場にぼ
くが投稿した甥の例だと思われます。彼は高校3年の秋までには、多読だけで
十分な準備ができていたので、そのあとは語彙の増強と過去問だけに時間を向
け、主力は不得意だった数学と世界史に向けました。つまり、通常受験準備の
ために買う日本語の参考書や受験コースはほとんど縁がありませんでした。そ
れでもぼくの採点によると一橋大学の過去問でフツーに少なくとも80%は取
っていました。
 実は同じような例はこれまでにもありました。ただ、まだまだ例が少ないと
思っていましたから、「多読だけで」(この表現にはミグさんが異議を唱えて
います。くわしくはスレッドを参照してください)受験に成功とはいいにくか
った。でも、いまは自信を持っていえると思います。いわゆる難関校の入試に
は「200万語くらい読んでいれば、受験に対応するにはほんの少しの付け足
しだけでいい。」日本語を介した受験準備はおそらく不必要ではないでしょう
か?
 今はまだ「ないでしょうか?」ですが、まもなく「ありません」と言い切れ
る時が来ると思います。
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【5】SSS ニュース
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■多読講演会 セミナーの予定
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4月23日(日) 名古屋 ウィルあいち
5月14日(日) 蒲郡 蒲郡市立図書館
5月20日(土) 札幌 紀伊国屋札幌店
各地詳細は、こちらをご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
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■100万語多読キャンペーン 明日までですよ〜!   (3月31日締切)
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2005年5月1日から2006年3月31日までの間に、英書を100冊以上読まれて、読
書記録をされている方を対象とした多読キャンペーンが3月末に締切となりま
す。
●タドキストの方へ
100冊読書記録のコピーに、住所・氏名・職業・100冊多読の簡単な感想
を記入し、1600023 新宿区西新宿7−19−19 SEG内
SSS英語学習法研究会
まで送付下さい。抽選で50名に、協賛各社から提供された洋書5冊および読書
記録手帳1冊を贈呈します
●英語教室・学校の先生方へ
100冊読書を達成した受講生の読書記録のコピーと、教室の住所・氏名、
先生による多読指導レポート(400字〜800字)を、
1600023 新宿区西新宿7−19−19 SEG内 SSS英語学習法研究会
へ3月末までに送付下さい。抽選で、50名の生徒さんに洋書2冊を、また、
10教室に洋書40冊を贈呈します。
●詳細は、[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/2005-100mango-fair.html]
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【6】編集後記                (メイ)
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 桜が美しい季節となりました。私事ですが、ひとり娘が今年、大学を卒業す
るので、親もひとまず卒業です。アルバムを見ながらふり返ると、生まれた頃、
歩き始めた頃、小学校入学・・・その時々のうれしそうな顔、泣いた顔などが
よみがえり、今年はことさら感慨深く桜を眺めてしまいます。
 そんなわけで、いっしょに泣いたり、笑ったりしてきた家族のこれまでが頭
をよぎり、今週のお薦め本が決まっていきました。お薦め本は私の心を映す鏡
なのかもしれません。
 みなさま、桜の季節、お楽しみくださいね♪
……………………………………………………………………………………………
次号の担当は かのんさん です。

         今 週 も H a p p y R e a d i n g !

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    発行:SSS英語学習法研究会([url:http://www.seg.co.jp/sss/]
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