SSS多読通信 第112号(2006/1/26)

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510. SSS多読通信 第112号(2006/1/26)

お名前: ポロン
投稿日: 2006/1/26(08:40)

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        SSS多読通信 第112号 (2006/1/26)

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【1】今週の100万語通過者 (1/16-1/22)          
【2】今週のお薦め本 「奴隷制度を考える」
【3】今週の掲示板ダイジェスト (1/16-1/22)          
【4】SSSコラム  「突然蘇った記憶」  まりあ
【5】SSSニュース                     
【6】編集後記                     編集:ポロン
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【1】今週の100万語通過報告者 (1/16-1/22)  
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今週の100万語通過報告は2名でした。おめでとうございます!
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■2年10ヶ月かけて100万語通過!   ちゃろさん
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80万語読んだところで長い中断があったものの、無事100万語を通過したとい
ううれしい報告です。「英語でもこんなに感動できるんだ!」という本や「先
が早く読みたい!」という本に何冊も出会えたことにびっくりなさっていると
か。ナルニア国物語や大人向けペーパーバックのスー・グラフトンも読めたと
いうちゃろさん。次なる目標は、アン・タイラーの"The Accidental Tourist"
だそうです。本を読む喜びが無限に広がっていきそうですね!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=5724]
……………………………………………………………………………………………
■100万語を通り越し、230万語通過!    レーヴェさん
……………………………………………………………………………………………
2003年に多読を始め、2004年8月にすでに100万語を通過済みのレーヴェさんで
すが、230万語を越えたところで初めて報告してくださいました。おめでとう
ございます!初めてのペーパーバック"The Notebook"も最後まで読めたそうで
す。飛ばし読みのコツもつかみ、読みたい本は増えるばかりとのこと。これか
らますます多読が楽しくなりますね!またの報告をお待ちしています♪
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=7190]
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【2】今週のお薦め本  「奴隷制度を考える」
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子ども向けの本の中には、大人こそ是非読みたいシリアスな内容のものがたく
さんあります。今週は、主にアメリカの奴隷制度について書かれた作品をご紹
介します。黒人奴隷の痛み、苦しみとともに、彼らの自由への渇望、それを得
るための勇気ある闘いぶりが克明に描かれています。
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■Escape North! (SIR 4) YL1.6-2.0  2,000語 
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アメリカの英雄 Harriet Tubman の伝記です。彼女は、自ら奴隷として生まれ、
逃亡に成功した後、奴隷たちを自由の地に逃すために「地下鉄道」という秘密
組織で活躍し、多くの黒人を救いました。このレベルでこれほど濃い内容のも
のが読めるとは!
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000001408]
……………………………………………………………………………………………
■Nettie's Trip South         YL1.8-2.3  922語
……………………………………………………………………………………………
作者の曽祖母の日記をもとに描かれた絵本です。南北戦争直前、10歳の白人の
少女 Nettie は、新聞記者の兄に付いて南部へと旅します。彼女がそこで見た
奴隷たちのむごたらしいまでの現実を、Nettie は友人への手紙で語ります。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009915]
……………………………………………………………………………………………
■Amistad (PGR 3) YL3.2-3.4  8,700語
……………………………………………………………………………………………
スピルバーグ監督の映画が元になったGR。奴隷として売られたアフリカ人の主
人公たちは、奴隷船 Amistad で運ばれる途中、自由を得るために反乱を起こし、
アメリカで裁判にかけられます。人間の自由と尊厳のために闘う人々の言葉に
圧倒されます。映画も観たくなること間違いなし!
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000000740]
……………………………………………………………………………………………
■The Underground Railroad       YL3.5-4.5  3,500語
……………………………………………………………………………………………
Harriet Tubman の活躍した「地下鉄道」とはどういう組織だったのかを、詳
しく解説したノンフィクション。アメリカの奴隷制度の歴史についても書かれ
ています。写真やイラストが豊富でイメージしやすく、文字も大きいので読み
やすいです。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009663]
……………………………………………………………………………………………
■F Is for Freedom YL3.5-4.5  19,000語
……………………………………………………………………………………………
1850年のアメリカが舞台の小説。主人公の少女の両親は、逃亡奴隷を逃す組織
「地下鉄道」のメンバーです。少女は、家に匿うことになった黒人家族の少女
と仲良しになりますが、追っ手はすぐそこに迫っていました。主人公たちの友
情と黒人の少女の自由への思いに、胸が熱くなります。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000009029]
……………………………………………………………………………………………
■Only Passing Through  YL4.0-5.0  2,700語
……………………………………………………………………………………………
奴隷解放・女性解放に一生を捧げたアメリカの黒人女性、Sojourner Truth の
伝記絵本。他州に売り渡された我が子を裁判で取り戻したり、アメリカ各地を
渡り歩いて人々を揺り動かしたその激しい生き様に、強く胸を打たれます。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000005619]
……………………………………………………………………………………………
■From Slave Ship to Freedom Road YL4.0-5.0  3,300語
……………………………………………………………………………………………
アメリカの黒人奴隷の歴史を、リアリティあふれる絵と文章で克明に綴った絵
本です。その迫力ある1ページ1ページは胸に迫りますが、「この歴史を過去
のものとしていいのか」という作者のメッセージにこそ、この作品の価値があ
ります。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000008683]
……………………………………………………………………………………………
■Pink and Say YL4.5-5.5  3,238語
……………………………………………………………………………………………
南北戦争中に心を通わせ合った黒人の少年 Pink と白人の少年 Say。二人の出
会いから別れまでを描いた絵本です。作者の4代前の先祖にあたる Say が体
験した実話だそうで、この心揺さぶるドラマは、 Say から娘へ、またその娘へ
と、代々語り継がれてきました。涙なしには読めません。
[url:http://www.seg.co.jp/sss_review/jsp/frm_a_120.jsp?cd_syuppan=0000010497]
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【3】今週の掲示板ダイジェスト  (1/16-1/22)  
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■やさしくて長い本のお薦めは?      
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「求む、易しくて、長い本」という柊さんの質問に、多くの方からお薦めの児
童書情報が寄せられました。ネイティブの子どもが読んで易しく、大人が読ん
でもおもしろい本が勢ぞろいです。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=t&id=22165]
……………………………………………………………………………………………
■Nate the Great のいとこシリーズ情報   Julieさん
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Julieさんから、タドキストに人気の児童書 Nate the Greatのいとこのシリー
ズが出版されているというお知らせです。その名も『Olivia Sharp シリーズ』。
より詳しい情報は、Julieさんのブログへどうぞ!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=1372]
……………………………………………………………………………………………
■50万語通過しました!           はな。さん
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50万語を通過したはな。さんは、「パンダ読み」の威力を実感なさったそうで
す。やさしいレベルの本を読んで、そのスピード感を覚えたまま少し上のレベ
ルを読むと、サクサク読める!とのこと。いい調子ですね♪
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=e&id=22178]
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■80万語通過しました           ソレイユさん
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ネイティブの子ども向けLR(Leveled Readers、リーディング・レベルごとに
段階分けされた本)を中心に読んでいらっしゃるソレイユさんの80万語報告で
す。知っている単語が多いのに、「すっきりと意味が理解できないことがけっ
こう多い」というソレイユさんに対する、みなさんの返信にご注目ください。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss&c=t&id=22173]
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■150万語を超えました           ミーさん
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久しぶりの投稿というミーさんの150万語報告です。通過本は、6回も再読し
ているという"More Tales of Oliver Pig"。この本は、実にしみじみと癒され
ますね。ミーさんは、ご自分のブログで英語日記を書いていらっしゃいます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=7210]
……………………………………………………………………………………………
■やっと200万語通過しました        ぴかぶーさん    
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2004年2月に100万語を通過してから停滞を繰り返し、2年弱かかって200万語
を通過したぴかぶーさん。「今は とっても晴れ晴れしています。」という言
葉がすがすがしいです。自分のペースで続けることがいちばん大事ですね!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=7192]
……………………………………………………………………………………………
■Magic Tree House で250万語通過      matsukawa1971さん
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matsukawa1971さんは、200万語〜250万語まではGRより児童書を読むことが多
かったそうです。最近は、分厚い本でもおじけづかずに読めるようになってき
ているとのこと。Harry Potter 第6巻も、きっと近いうちに読めますよ!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=7202]
……………………………………………………………………………………………
■400万語通過報告             momijiさん
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昨年5月の多読開始から、はや400万語通過という驚異的なペースのmomijiさん
の報告です。YLが気にならなくなり、「面白くて読めるものを片端から読んで
いく」という多読本来の境地に達しているそうです。心地よさそうですね!
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-report&c=e&id=7194]
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■Audibleデビューとリスニング800万語の報告  じゅんさん
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これまで大人向けペーパーバックをガンガン読んできたじゅんさん。最近は、
iPod購入とAudibleデビューを果たし、リスニングにはまっているそうです。
オーディオブックを聴くうち、ABCのニュースも聞き取れるようになってきた
という報告は、多読ってここまで進化するんだ!と励まされます。
[url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-shadow&c=e&id=2558]
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【4】SSS コラム  「突然蘇った記憶」      (まりあ)
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 トオルさんのボストン便りに、「アメリカ人は通信販売が大好き」とあった
のを見て、突然思い出したことがあります。
 私が小学生だった頃、映画やテレビドラマで分厚い通販カタログを繰ってい
るシーンを見て、とっても憧れていました。30年ほど前シアーズが日本に上陸
した際、早速手に入れて読みふけりました。もちろん翻訳はされておらず、英
語です。
 色の表示があるんですけれどもharvest yellowだとかavocado greenとか辞書
引いて判るもんじゃない!だいたい日本にまだアボカド入っていないから、ど
んなものかも知らないんです。必死でカラー写真とNoと照らし合わせて「こん
な色か〜」と....商品を褒め称える様々な形容詞が満載で、辞書引いても半分
も載ってない!辞書を頼っても、アメリカの中流以下が利用するというシアー
ズカタログが読めない、と思い知らされたあの日のことはすっかり忘れていま
した。でもこの経験が、多読に出会った時、「あっ、これだ!」と飛び込ませ
てくれたのかも知れません。
 たまたま酒井先生の本を手にとって、或いはSSS掲示板にたどりついて、
すぐ多読を始める方もいらっしゃるし、しばらく半信半疑で続けて、やがて効
果を信じるようになる方、いくら説得されても始めない方、いろいろですね。
勿論本人の性格とかにもよるでしょうが、そればかりではなく、本人も忘れて
しまっている経験にも影響されているのかも知れない、と思ったのでした。

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【5】SSS ニュース
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■第3回全国タドキスト大会の報告・資料集
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2005年11月19〜20日のタドキスト大会に参加した方はもちろん、参加でき
なかった方もぜひご覧下さい。多読の楽しさと情報がいっぱいの大会でした。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/information/2005-tadokists.htm]
……………………………………………………………………………………………
■多読講演会 セミナーの予定
……………………………………………………………………………………………
4月23日(日) 名古屋 ウィルあいち
5月14日(日) 蒲郡 蒲郡市立図書館
5月20日(土) 札幌 紀伊国屋札幌店
各地詳細は、こちらをご覧ください。
[url:http://www.seg.co.jp/sss/seminar/index.html]
……………………………………………………………………………………………
■アルク 「耳から英語マガジン」のご紹介
……………………………………………………………………………………………
iPod&MP3プレーヤーを利用した耳からの英語のガイドブックが発売中です。
ポッドキャストの使い方、MP3プレーヤーの紹介、体験談、ポッドキャスト番
組の紹介、それ以外にも英語音声を聞くことの出来るサイトの紹介、
iTMS(iTunes Music Store)のオーディオブック購入ガイドなど。ネット、PC初
心者でもわかりやすいように紹介されています。この中のiTMSオーディオブッ
クカタログの中のコラムに、酒井先生によるオーディオブックの選び方、聞き
方のコツについてアドバイスが掲載されています。
[url:http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4757409362/sss-22/]
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【6】編集後記                     (ポロン)
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 寒い日が続きます。毎日のように大雪のニュースが報道され、豪雪地帯のみ
なさまには心からお見舞い申し上げます。
 さて、寒いときこそ「お風呂読書」はいかがですか?タドキストの間では、
この「お風呂読書」が以前から話題になっていましたが、私はやったことがな
かったのです。
 ところがどういうわけか、小学生の娘がお風呂に本を持ち込んで読むように
なりました。あがってきた娘の顔は上気し、実に気持ちよさそう〜!やり方を
聞いてみると、本は大きめの洗面器に入れて読み、濡れた手をふくタオルも別
に用意するとか。本が濡れてページがよれよれになるのがいやで、今まで避け
ていた「お風呂読書」ですが、あまりに気持ちよさそうなので真似してみるこ
とにしました。
 あら、ほんと!じっくりお湯につかるので、体はぽっかぽか。他のことに邪
魔されず読書に集中できて、ほんわかいい気分♪本が濡れることもありません。
どうしてこんな気持ちいいことを、今まで試してみなかったの〜!
 お風呂の蓋を利用して、その上に本をおいて読む、という方もいるようです
よ。みなさんも、お試しになってみませんか?
……………………………………………………………………………………………
次号の担当は 近眼の独眼龍 さん です。

          H a p p y R e a d i n g !

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