SSS多読通信 第10号 (2003/12/11)

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51. SSS多読通信 第10号 (2003/12/11)

お名前: 古川@SSS http://www.seg.co.jp/
投稿日: 2003/12/10(15:26)

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      SSS多読通信 第10号 (2003/12/11)配送数 1020 

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                             担当:しお
【1】今週の100万語通過者 (12/3-12/8)
【2】今週のお薦め本 
【3】今週の特選投稿  
【4】編集担当者コーナー
【5】SSS News
【6】編集後記 

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【1】今週の100万語通過者 (12/3-12/8)
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■まことさん
 「子どもに英語教育を」と考えていたけれども、「本当は自分がもう一度英
 語を勉強したかったんだ」と気付いて英語学習を開始、昨年の10月に「快
 読100万語!」に出会って多読を始めたまことさん。着実に読み進まれ1
 年1か月で100万語を達成されました。4万語のとき"Winnie-the-Pooh"
 (くまのプーさん)の理解度が20%くらいだったのが、94万語時点で再
 読したら理解度85%に。多読で理解度上昇を実感されたそうです。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=2506]
……………………………………………………………………………………………
■クリリンさん
 今年9月からはじめて3か月で100万語を達成されました。英語を身につ
 けたいと試行錯誤をしていたところに、中学生の息子さんが学校の教材とし
 て持ち帰ったPGR1の"Little Women" を読んたことがきっかけで、SSSの多読
 をはじめられたそうです。「もともと読書好きなので、英語+読書が一度に
 楽しめるなんて、なんていい趣味を見つけられたんだろう!!飽きっぽい私
 でも、長く趣味として楽しめそうな気がします。」
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-million&c=e&id=2546]

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【2】今週のお薦め本 
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 まずはじめに、11月29日、30日のタドキスト大会と英語教育ワークシ
 ョップで、参加者の方に教えていただいた本から2つご紹介します。
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■No, David! YL:0  60語
 Davidのお母さんはいつもいつもNo, David!と言ってばかり。だって、David
 の悪さときたら・・・。すごいですよ。ペ−ジをめくるごとに笑えます。で
も、最後だけはNo!じゃないんですよね。Caldecott Honor賞受賞作。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S102975]

 *イガグリ頭でいかにもワルそ〜なDavidの絵のインパクトは強烈ですよ〜。
 ある児童英語教室の先生が、子どもに大人気とおっしゃっていました。
 続編に"David Gets in Trouble"、"David Goes to School"があります。
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■Emma's Yucky Brother YL:1.8 1200語(An I Can Read Level3)
 「明日、弟が来るんだっ」「Emma に弟なんていないじゃん」
 実は、弟は施設からもらわれてくるんです。お姉ちゃんになる Emma の葛藤、
 弟になる Maxの葛藤、友達や両親のサポート。そんな心の変化をみごとにと
 らえた愛と感動の超短編ストーリー。
「あたしゃ、久しぶりにウルウルしましたよ」「わしもじゃよ」
 (モーリンさん)
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S103097]

 *えっちゃんさんが、ワークショップで紹介してくださいました。モーリン
 さんが新本紹介の広場で推薦して下さって以来、掲示板で評判が高いですね。
 続編に"Emma's Magic Winter"があります。
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 次は、私の大好きな本の中から2つご紹介します。
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■Baby YL4.5 16000語
 ある夏の終わり、主人公の少女Larkinたち一家は、家の前の道で、籠にはい
 った赤ちゃんを見つけます。置手紙によると、赤ちゃんはもうすぐ一歳で、
 名前はSophie、必ず迎えに行くのでそれまでどうか面倒をみてほしい、とい
 うのです。Larkinの一家はSophieを預かることに決めます。いつかはSophie
 の母親が迎えに来るのだから、Sophieを愛するほど別れの悲しみが増す、と
 分かっていても、LarkinたちはSophieを深く愛さずにはいられません。
 Larkinは複雑な感情に苦しめられます。実は、その半年ほど前、Larkinの弟
 が生まれた翌日に亡くなり、一家はその死を消化できずにいたのです。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S102083]

 *これは私の心のストライクゾーンをつく作品で、つい涙が・・・。
……………………………………………………………………………………………
■Rebecca  YL5.0 30000語 Penguin PGR5
 モンテカルロで大富豪マキシムに見初められた「私」は、強引な求婚を受け
 大豪邸で結婚生活をはじめる。しかしそこには、死別した前妻レベッカの影
 がちらつき、「私」は不安にかられる。前半のじわじわと迫り来る恐怖と後
 半の息をもつかさぬ展開で、のめり込むこと請け合いです。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S000333]

 *"Rebecca"はMacmillan Guided Reader upperにもあります。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/sss/sssrev.cgi?cmd=review&bid=S025155]

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【3】特選投稿とお役立ち情報
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■たくさん読んでいるうちにだんだん意味が分かるということについて、
 Julieさんが、みんなが知ってる水戸黄門のあの名セリフを例にとって分かり
 やすく説明されています。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=e&id=6012]
……………………………………………………………………………………………
■新設されたPaperbackの広場で、じゅんさんが600万語通過報告をかねて
 PBを10冊紹介されています。ミステリーファンの方は要チェック!
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-paperbacks&c=e&id=28]
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■ロアルド・ダールの作品のレベル分けの議論から発展して、英語の言葉遊び、
 音の面白さが分かれば、ぐっと児童書を楽しめるようになるというひまぞさ
 んの投稿です。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-yl&c=e&id=230]
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■入門者の広場 名回答集
 多読をはじめた皆さんが疑問や不安に思うことについて、よくある質問とそ
 の回答を、ペギー双葉山さんがまとめてくださっています。多読入門者の方
 だけでなく、ある程度語数が進んでいて最近悩んでいるという方も、ぜひご
 覧ください。
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-f-b&c=e&id=6051]

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【4】編集者コーナー (今週の担当はしおです)
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  多読を続けていく上で、ちょっとした山になるのは、児童書を本格的に読
 みはじめようとするときだと思います。いままでGRばかり読んできて、初め
 てレベル2,3の児童書を手に取ったとき、知らない単語が急に増えてショ
 ックを受ける方も多いと思います。
  多読3原則に基づき「飛ばせば良い」のですが、飛ばし読みに慣れておら
 ず、GRとあまりに具合が違うと落ち込みますよね。何を隠そう私もそうでし
 た。レベル3の本1冊の中で100個近くの単語を辞書を使って意味を調べ
 たのです。でも、それでは当然楽しむことは不可能ですから、その後1、2
 冊でイヤになり、辞書をひきまくるのは止めました。この状況で、辞書は救
 いにならないということです。
  飛ばし読みに慣れていない方にお薦めしたいのは、GRで読めているレベル
 の2段階下の児童書、もし易しい絵本が手に入るなら、そのあたりをたくさ
 ん読んでレベル2,3の児童書へ上がっていくということです。するとまた
 上のレベルに戻ってきたとき、意外にするする読めるので驚かれると思いま
 すよ。特選投稿でご紹介したひまぞさんの投稿もぜひ参考になさってくださ
 い。
  また、書評だけを頼りに多読を進めている方が無用な挫折感を味わうのを
 防ぐため、本のレベル分けを検討する活動が行われています。読みやすさレ
 ベル・語数カウントの広場で、DahlとSacharの作品について皆さんのご意見
 を募集していますので、ぜひご意見をお寄せください。
 
 Dahlのレベル分け検討
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-yl&c=e&id=212]
 Sacharのレベル分け検討
 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-yl&c=e&id=224]

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【5】SSSNews 豊田高専・千葉大で講演会
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 2004年1月15日(木)に、愛知県の豊田高専および、千葉県の千葉大学で
 多読学習法についての講演会があります。参加希望の方は、問い合わせ先
 にお問い合わせ下さい。(詳しくは下記のURLへ)
 豊田高専 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=49]
 千葉大学 [url:http://www.seg.co.jp/cgi-bin/kb7.cgi?b=sss-news&c=e&id=50]

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【6】編集後記 (今週の担当は古川です)
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 タドキスト大会の際のWriting指導が一部画像でみれます。
 Media Player をBrowser にプラグインして
 [url:http://www.seg.co.jp/sss/2003-tadokists/movie/Writing01.wmv]
 [url:http://www.seg.co.jp/sss/2003-tadokists/movie/Writing02.wmv]
 をご覧下さい。
 また、30日の反省会のときの酒井先生の朗読は
 [url:http://www.seg.co.jp/sss/2003-tadokists/movie/ikaya2.wmv]
 をご覧下さい。酒井先生の肉声が聞けます。
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 ついに、自衛隊のイラク派遣が決まったようです。派遣の是非について意
 見を述べる立場ではありませんが、参戦といってもよい重大な決定が、国
 会での真剣な討議も無く、閣議決定だけで決まってしまう日本の政治のあ
 り方には疑問を感じざるを得ません。国の針路を決める重大な決定なので
 すから、全国会議員が選挙区に戻って選挙民の意見を聞き、その上で国会
 で記名採決を行って決めるというのが民主主義のありかたではないでしょ
 うか。今となっては、自衛官の方にもイラクの方にも犠牲者が出ないこと
 を祈るばかりです。
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次号の担当は sumisumi さんです。
すてきな Website [url:http://bookshelf.hacca.jp/] をつくっておられています
ので、ぜひ、読者のみなさんも一度訪れてみてください。

  今 週 も H a p p y  R e a d i n g !
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※このメールマガジンは『まぐまぐ!』 [url:http://www.mag2.com/] を
 利用して発行しています。
 配信中止はこちらまで [url:http://www.mag2.com/m/0000118505.htm]
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